見出し画像

間人ガニのイキザマ


間人ガニの観察
大体、セリ場でちょっと引きのアングルで見る事はある。
間人ガニじゃなくても、家にやってくるカニ🦀は、動かない状態でやってくる。

カニって、“こんなに美しいもん”
だって知らなんだ。


そして、ちょっとツリ目の表情からの
口の動き。

「んだいや、何か文句あるだかいや!」
みてゃあに言うとるような、気もするし、

「お〜い。そんに、ワシ見とらんと、何も食うもんにゃあど。」
と。言うとるような、気もする

地元におると、食べん。
高級品であるがゆえに、は、ある。

よう考えたら、間人ガニじゃなくても、
こんなに、カニを観察する機会は、無かった。

今は無き、魚っ知館だって
ピックアップされる点は、
【日本海に住むカニ】
みたいタイトルの水槽で、
生育環境に、近い状態に、したらんなんで、
薄暗く下の方に、みんな連れぇでおるだ。

※※※海水温度低い※※※
と言う説明で水槽触ってみたり
しゃがんで観察しても、水槽のガラスの厚みを経ての観察 には、
限界がある。

そうか、そうか。と、思うのは思うけど、
あんまりちゃんと見た事は無かった。

明りぃとこで、見るんは、こんなに美しいだなんて!

脚の曲線美
カニ朱色からの、カニ薄黄色
光のぐや〜(具合)で、紫や青を感じる
何だったら、こみゃあ(細かい)ラメさえ感じる

オス蟹だけど、メイクでもしたみてゃあな、
もう、ジェンダーレスな美しさ。

背中に、おうとる(背負っている)
スタッツみてゃあな、カニビル
うみゃあだで!を象徴

ただ、【ヒル】だと思うと
ちぃと気持ち悪りぃだけどね(≡ΦωΦ≡)

口元は、何か言うとる。
こんな口しとるん。知らなんだ。

小型のハサミみてゃあなんが付いとって、
ロボット感がある。

きっと日本海の底の砂浜で
大好物の貝なんかを食べるんに適したアイテムなんだろう。

おもれぇ動きしとわや(ニャΦωΦニャ)

ー-ー-ーー-ー-ー-ー-ー-ー-ー-ー-ー-ー-ー-ー-
「旦那様、五右衛門風呂をご用意致しました。
少し濃いめのバスソルト入りで、
体の芯まで程よく温まります。
そして、熱めの湯になっとりますので、
15分程度ごゆっくりお入りください

その後、氷水を
全身冷やして頂きまして、

大きめのお皿をご用意致しております。
【ととのう】お時間をお過ごし下さい。」

ー-ー-ー-ー-ー-ー-ー-ー-ー-ー-ー-ー-ー-ー-ー-
えぇあんびゃあだ。
湯がっても、美しい。

うみゃあで、食べてみの!!
カニを食べるんは、だんまらんなんで!

(美味しいから、食べてみてよ。
カニを食べるのは、しゃべらない様子をしなければいけないよ)

有り難く頂く時間は、2時間ほど。
小ゃあ頃から食べてきた回数は、それなりにある
関節、関節、関節の間
脚の付け根

とぅるん。と、出てくる身
口の中に、幸せが満ち溢れる。

でも、やっぱり、コウバコゾーンは
苦手だ。
隅から隅まで食べてゃあで、
大人になったし、美しく、最期まで食べたい。

子どもの頃は、
前半は頑張って食べていく。

カニフォークなんて無かったし、
箸でほじくって身をかきだしたり、
食べ終わった、カニ脚先端を使う。

だんだんコウバコ迷路に入り込み
最後は、殻ごと【いにゃいにゃ】
逆に取り出しにくくなった身を、
結局掘り出すはめになっとった。

体に染み付いとる、カニの食べ方。

もう、近年は、コッペも高騰しとるで
なかなか食べなくなってしまった

間人ガニは、やっぱりすごい。

今期のカニ漁終了まで、あと数日。
漁師さんらぁが、気張ってとってきなった
唯一無二の 間人ガニ

春の丹後の空気を吸い込みながら
間人ガニは、待っとるでな。

丹後にきにゃ〜(≡ΦωΦ≡)な。

#間人 #京丹後  #カニ
#山陰海岸ジオパーク
#間人ガニ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?