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日本国のオーナーのあなたならいくらお金を発行しますか?

 あなたは日本国のオーナーです。日本国のオーナーにはお金の発行権があります。あなたは選挙を通じて政治家にお金の発行権を委任しています。あなたは政府になったつもりで、どれだけお金を発行すればよいのか考えてみましょう。といってもいきなりでは何を考えればよいかよくわかりません。お金をゴルフ券に変えて、ゴルフ場のオーナーになったつもりで、何を考えるべきか考えてみましょう。

 ゴルフ券を発行する目的は、ゴルフ場関係者を豊かにするためです。ゴルフ場関係者とは、第一にゴルフ場利用者です。彼らが楽しくゴルフ場を利用できることです。次にゴルフ場の従業員や取引先の人たちです。ゴルフ場を長く楽しく利用していただき、全ての関係者がいつまでも豊かさを享受できるとよいですね。

 なお、ゴルフ券を発行することができるのはゴルフ場のオーナーだけです。オーナー以外が勝手に発行すると犯罪として逮捕されます。また、お金と同じように考えられるよう、ゴルフ場内ではゴルフ券で買い物をしたり、食事をしたり、宿泊することもできるものとして考えます。

ゴルフ利用券に例えて考えてみる

 あなたがゴルフ場オーナーだったら何をしますか? なお、ここでの支払いは全てゴルフ利用券を発行だとします。

  •  従業員教育に力を入れるかも知れません。

  •  夜間や悪天候でも利用できるよう施設や設備を改良するかもしれません。

  •  効率よく利用するためのITシステムを改良するかもしれません。

  •  工事をしてコースを改良するかもしれません。

  •  窃盗に合わないよう、セキュリティを強化するかもしれません。

  •  台風や大雨でも被害が少なくなるようににするかも知れません。

  •  広告をして、もっとお客に知ってもらうようにするかも知れません。

 これらの努力は全て、発行し過ぎてゴルフ券の価値が下がらないように注意しながら、現在の状況に合わせて供給できるサービスを最大にしよういう努力ではありませんか? 

 ゴルフ場のオーナーとゴルフ券を日本のオーナーとお金に換えて考えてみましょう。あなただったらどれだけお金を発行しますか?
 財務省がお金を発行したくないと思っても、オーナーが委任した政治家が発行したいと言えば拒否できません。あなたは、あなたが発行したいと思う量のお金を発行してくれる人を選挙で選ぶのです。それが民主主義です。

 政治家は自分がお金を発行する権限を国民から委任されていることを知らないかもしれません。財務省は有権者から選ばれていないが、お金の配分権を政治家の自由にさせたくないので、以下の方法で増税を働きかけたり、お金の発行を阻もうとしているかもしれません。
・政治家や経済学者などに説明する。

・国民に予算を使いすぎてはいけないとのプロパガンダ(政治的意図を持つ宣伝)をする。

・教育機関を通して子供たちに作文を書かせたり、習字をさせたりする。

・財務省からIMFに職員を派遣し、国際通貨基金からの提言として「日本の消費税は20%」と言わせる。

 では、あなたはどれだけお金を発行するのが良いと考えますか?
 その時あなたは日本の供給力を最大限に生かすにはどうすればよいかを考えませんでしたか?
 そうです、あなたはお金の発行で日本を豊かにする方法を知っているのです。あなたは自分がお金の発行量を決める権利を持っていることとその権利の行使方法を知らなかっただけなのです。

 よく新しい政策案が出てくると、「財源はどこから」という議論が出てきます。特に、良い政策で反対しずらい場合の常とう句として言われるように思うのは私だけでしょうか。
 お金の発行権者なのに、本当にお金が発行できないのでしょうか? ゲーム会社に例えれば、「もっとゲームコインが欲しい」と言われた時コインの発行をためらうでしょうか?

 選挙では、お金の発行について、あなたが自分で考え、あなたの考え方に近い政治家を選びましょう。

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