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2024/03/09の日経新聞を読んで

中古マンションを売買する際の目安になるリセールバリューで、東京都心の上昇が際立つ。資産価値が長期にわたり維持・拡大されるとして、海外の不動産投資家や富裕層のマネーが集中するためだ。上位の顔ぶれは約10年で様変わりし、再開発が一巡したエリアや郊外は姿を消した。記事を要約すると共に所感を述べたい。

王者の港区
  • 購入した商品を中古市場で売却する際に得られる利益を再販価値と呼ぶ。

  • 23年の1位は東京都港区の188.4%だった。新築時のおよそ1.9倍の価格で売りに出されていることを表す。2位は東京都千代田区で187.1%、3位は東京都渋谷区の180.5%だった。

  • 上位10エリア中7エリアを都心がある東京23区が占めた。

  • 都心部の中古マンション相場を押し上げるのは、海外の不動産投資家や富裕層であり、人口流入が続き中長期で安定かつ高い資産性が見込まれるとして買い意欲が旺盛だ。

  • 1月の都心6区(千代田、中央、港、新宿、文京、渋谷)の平均希望売り出し価格は、70平方メートル当たり1億1138万円。

  • 東京カンテイの高橋雅之主任研究員は、再販価値を決める要素は立地の優位性、交通利便性、生活利便性、将来性の4つだと指摘する。

  • 「不動産投資家や富裕層は特に立地への目線が厳しく、都心のマンションへのこだわりを強めている」と説明する。

リセールバリューでもやはり、都心六区は突出していることが分かる。特に港区と千代田区と渋谷区の中古マンションに至っては、保有してるだけで約2倍の価格が付く。旺盛な海外富裕層のおかげだが、皮肉にも日本は割安と思われている。カネのある中国人が現金一括購入している様子を見るのは心苦しい。しかし、日本の特に23区の中古マンションが世界的にも評価されているのは紛れもない事実であり、可能性しか無い。私の保有する23区内のマンションの将来性も期待したい。

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