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2022/11/25の日経を読んで

NTTデータが防衛産業に進出すると発表した。国内の防衛産業はKOMATSUが撤退した様に、採算が取れず、防衛事業から撤退も相次ぐ、その様な中でNTTデータは安全保障や防災向けに高精細な衛生画像データを販売する。記事を要約すると共に所感を述べたい

  • 米国アースオブザバーンドの株式を2.5%取得して、世界最高水準の解像度の衛生画像を国内で独占販売できる権利を取得した。

  • 販売先として、衛星による情報収集を強化する防衛省を想定する

  • アースオブザバーンドが開発する衛星は地上250kmと超低軌道で運行する

  • 低空で運行することにより、ノイズが少ない高精細な画像を撮影できる一方で大気の抵抗を強く受けるため、衛星の軌道を正しく保つといった長期間での運用は難しい

  • 超低軌道のほか、複数の衛星を組み合わせて運行し、リアルタイムに近いデータを地上に送る

  • NTTデータは防災では、自然災害による被災地域の建屋単位の損壊状況をいち早く把握し、AIによる画像解析で異常が発生した地域をデータから推測する

衛星を使った高精細な衛生画像データは防衛省は喉から手が出るほど欲しいだろう。

防衛産業への介入を歓迎したい。時には企業同士で激しくぶつかり合い、コンペ等の一騎打ちの場合もあるが、防衛産業はALL JAPAN何よりも防衛産業が潤えば、日本が強くなり、他国よりも安全保障面で優位に立てる。新たな領域、宇サ電というように、宇宙も立派なバトルフィールドである。日本の安全保障を宇宙から支えようと参入したNTTデータを評価したい。

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