見出し画像

2024/05/09の日経新聞を読んで

トヨタ自動車は65歳以上のシニア人材の再雇用を8月から拡大する。従来は65歳以上は例外的に再雇用していたが、全職種で70歳まで働ける制度を設ける。電気自動車(EV)シフトなどへの対応で生産・開発現場の専門人材が不足する中、シニア層に実務や若手の育成に携わってもらう狙い。記事を要約すると共に所感を述べたい。

  • トヨタは現在、定年を60歳と定めているが、希望者は65歳まで再雇用している。

  • 65歳以上の再雇用は約20人にとどまっていた。

  • 今後は、専門知識を持つ人材であれば、職場からの要望に応じて70歳まで再雇用する。

  • 契約期間は1年単位で、処遇は現行制度に準じて決めるという。

  • 65歳までの再雇用人材の処遇改善にも取り組む。

  • これまでは部長職以外は給与が半分程度に下がっていたが、10月からは業務内容と能力に応じて処遇を決定する制度に改める

2019年10月13日に、当時の豊田章男社長が、日本自動車工業会の会長会見で、「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と述べたのは記憶に新しい。終身雇用、年功序列は時代と共に合わなくなってきており、メンバーシップ型から、ジョブ型移行が進む企業も少なくない。

そんな中、昨日の2023年度の決算で驚異的な4兆9,449億円という、過去最高の純利益を上げたと報告した世界のTOYOTAだが、全職種で70歳まで再雇用を可能にするという。私の勤める企業では定年後再雇用でも65歳までだが、TOYOTAは70歳まで働ける。人生100年時代が進む現在では、TOYOTAの様に定年後再雇用で70歳まで働けるという企業は増えるだろう。ここで大事なのは健康寿命は男性で72歳、女性で75歳ということ。
長く働き続けれる環境を企業が用意してくれるのはありがたいが、健康は自分で維持するしかない。ますます健康の重要性が増す。
継続してウエイトトレーニングに励みたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?