林遣都「バッテリー」
私が林遣都くんを初めて知ったのは、
彼のデビュー作、映画「バッテリー」の、
新聞広告だったと思う。(2007年度、公開)
何新聞か忘れたけれど、マウンドに立ち、
グローブを持ち、構えている彼には、すでにスターとしてのオーラが十分にあった。
何という、美少年なんだろう!
年甲斐も無く、一目惚れしてしまった私😆
映画を観に行きたかったのですが、当時、
私には5歳の娘がおりました。やんちゃで、
まだまだ映画館など連れて行けませんので、
その時は諦めましたが、数年前に、やっと、その中古のビデオを買いました。
遣都くんといえば、中学生の修学旅行の時に渋谷駅で、みんなと電車を待っている時に芸能事務所からスカウトされたという、
シンデレラストーリーを持つ人ですよね。
家に帰ってからご両親に、その話しをすると「誰にでもあるチャンスではないんだよ」
と言われて、芸能事務所へ入ったそうです。
彼は当時はまだ滋賀県の地元に住んでいて、
オーディションがある度に上京していたそうですが、映画「バッテリー」では3000人のオーディションの中から主役のピッチャー、巧(たくみ)役に見事、選ばれました。
母親役には天海祐希さん、父親役は岸田吾郎さん。そして祖父役はなんと、大ベテランの菅原文太さんです。
地元では天才ピッチャーと評判の高い巧でしたが、母は何かと病気がちの弟ばかりを可愛いがり、巧には何かと辛く当たっていました。その切なさを振り切るかのように、巧はますます野球に打ち込みますが、ある日、その野球部で、とんでもない事件が起きてしまいます。
巧を演じる遣都くんセリフは少なめですが、十代の少年が持つ特有のピリピリした感覚をその表情や佇まいだけで余すところなく表現してくれています。
遣都くんが白球を投げる時に、
額から流れるダイヤの💧のような汗、
その透明な表情の美しさは、
あー、もう!
純文学を読んでいるようです。
(自分の語彙力の無さに、泣きたくなる😂)
ラストでは、いままで、巧にツラく当たってきたお母さんがなぜか突然、巧の試合の応援に駆けつけて来ますが、同じ母親目線からすると「なぜ、もっと早く応援してあげなかったの?」って思いますよねー。
でも、この映画のいいところは、お母さんに偏愛されている弟を兄の巧が憎んだりせず、兄弟が、とても仲がいいところです。
他に遣都くんの映画は、もう殆ど見ました。
「新川アンダーザブリッジ」「風が強く吹いている」「ラブファイト」「ちーちゃんは悠久の向こう」「苦くて甘い」「闇金ウシジマくん」はまだ遣都くんが19才頃の映画で、この時、既に、いまの奥様である大島優子さんと共演されています。彼の役は、お金も無いのに、いろんなイベントを仲間と開催しては、借金を繰り返すというチャライ役でしたが、この時の遣都くんは、顔もすっかり痩せて、映画の中でも、とてもやつれて見えましたが、遣都くんのその頃の写真集も買いました。
「バッテリー」で、新人賞を総ナメにした彼ですが、その先、どんな役者を目指したらいいのか、相当、思い悩んでいたようです。
でも、そのあとくらいでしたか、藤原竜也さん主演の「パレード」で、金髪の少年娼婦役を演じて、新境地を開いたようですね。
そして三十代後半のいま、遣都くんはまた、
思い悩んでいるみたい。先日、放送された、「情熱大陸」の中で「いろいろな役を演じていると、本当の自分がわからなくなる」と。
うーん、🧐それは役者さんならでは、
の悩みなんでしょうね。
でも私はやっぱり、林遣都くんが大好き🩵
大人になっても、どこか少年のような純粋さを覗かせる二枚目なのに、イケメンだけでは収まらないところが好き。
十年くらい前の吉高由里子さん主演のドラマ「美丘、君がいた日々」では大学生で恋人役の太一を遣都くんが務めましたが、病気の美丘が太一に走りながら飛び付いて彼にkissをした時、彼はホントにビックリしたという、
シャイな顔を見せてくれて。
それがとても自然で、演技に見えなくて。
どんな役でも、いつも、どこか彼の素顔を覗かせている様に見えて。
遣都くんは「どれが、本当の自分かわからない」って言っていましたが、ちゃんと素の遣都くんは、いつも表に出てるから大丈夫🙆♂️
そこが好きなんですよねー。
(本人は無意識でしょうけど)
少し長く語り過ぎましたが、7月から始まる遣都くんのドラマが、いまから楽しみです。主役ではないみたいだけれど。
タイトルは「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」かな?
原作はnote出身の方だったみたいですよ😃
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