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人生のレシピはどこにもない





シェフが主役の映画は、
往々にして、シェフが客とバトる。


客の注文には
完璧に、いやそれ以上に応えられるのに


なぜか自分の人生については
オーダーすることすら
忘れてるようで笑


2015年『シェフ〜三ツ星フードトラック始めました』


『シェフ〜三ツ星フードトラックはじめました』では



店の定番メニューを
食レポプロガーにけなされ

Twitter始まりで
その気もないのに公開生喧嘩

居合わせた客たちが皆
動画を撮り全世界へ拡散状態



おーい
派手にやっちまったな。。。




2007年『幸せのレシピ』



『幸せのレシピ』では

レアステーキに難癖をつけ突き返してくる
うるさい客に
生肉を直接テーブルへサーブ(!)


すぐに新しいクロスを、と慌てるオーナーの前で
任せて♬
とばかりに早業!テーブルクロス引く!!

「スッキリしたわ。」なんて言い捨て
彼女は店を出ていく



そして翌朝は
心理セラピストの前でつぶやいてる

『人生のレシピが欲しい』


レシピがあれば
失敗しないで済むわ。って


……ンなことあるかーい!笑笑



こちらのツッコミと同じタイミングで
セラピストが答えてる

『どうすべきかは 君が一番分かってる
 自分でつくったレシピが一番だよ』




毎日
新鮮な材料を揃え
レシピを“再現”できても


そこに
自分のオーダーはないというミラクル
(つか当然の結果)




誰かの注文に
自分のレシピで応え続けることは


一体
誰と一緒に居たくて
誰を大切にしたいのか

が、すっかり抜け落ちているのね





その証拠に

『シェフ〜三ツ星フードトラックはじめました』では

2週間に1度しか会えなかった息子と
自分を慕って店を辞めてきた友人と
フードトラック1台で
アメリカ横断3人旅

旅の終わりには
天敵だと思ってた食レポブロガーから

好きな料理を出してくれ、と
共同経営のラブレターが♡
(復縁のオマケ付き♬)




『幸せのレシピ』では

一番大切にしたい人へ
「したことないの」ってことをして
家族と小さな店を持つ

料理は
レシピがあって
作られるけど



人生のレシピが出来上がるのは
いつもラスト


レシピより先にあるのは
材料、だからね。

今日、あなたは
誰と居る?


(画像はwebよりお借りしました)

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