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ANOTHER STORYーそれは、育っていく物語


 人生の主人公は あなた自身だ
「ANOTHER STORY〜スポットライトを支えた人達」告知文より


そんなこと
言われなくたってわかってる。それでも



あなたは
今日一日に 満足しているか?



と聞かれたら、即座に

YES.
とは出てこない。



それくらいの
迷いや気がかりは、いつもある。




皆、後悔のない人生を送りたい。と
口を揃えて言うが

人生の終わりが、分からない限り
最期の瞬間に、何かしら悔やむ気持ちや心残りはついて回るものだろうと、思ってる。




でも。それでも。



生きた証が欲しくて
この身が世界の一部だったことを
覚えていて欲しくて

人は、人と関わるのだろうと思う。



成功のうちに終わった講演会の
撮り溜めた映像を

選ぶ

という作業は

人が生きている時間の一瞬一瞬に

YES.

と応えていくかのようで

選ばれなかった瞬間が、価値がないという訳ではない

どの瞬間も、紛れもなくその人の生きた時間で
尊いからこそ、どれを選んでいいか分からず
途方に暮れた。


終わりが見えるのかどうかも分からない中で


「あい」もいろんなあいがあるよね。


の一言から、制作部が動き出し(たと、私は思っている)
映像に刻まれた沢山の「あい」を束ね、並べたようなこの映画は
やっぱり前代未聞に、なった。

募集の時からそう謳っていたもんね
「前代未聞のドキュメンタリー」って。

手を挙げた私も
顔合わせで「共犯」て言ったもんね。


言った通りに、放った通りに
みんなのチカラで束ねられた「あい」は

観た人が、次は自分たちの生きる時間で
育てていく

ANOTHER STORY


になった。



…とんでもないもの創っちゃったね。監督。

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