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#ひとりのときにきづくこと

あんこはるかの寄せ書きRADIO に寄せて。

YES !!
#タイヨミキカク
#ひとりのときにきづくこと


今回は、自分でしゃべったものを文字起こししてみました。



 ひとりになって初めて気づくこと。それまでわからなかったことが一人になって初めて気づくっていうのも、世の中にはあるんやと思いますけれどもね。例えばですね、ひとりでないとわからないというのは、これは「ひとりでは生きていけない」ということでしょうね。


 不思議なものでですね、一人になると、一人ではなかなかね、いろんな物事が進まないなということに思い至るんですね。逆にみんなでいる時、複数の人数でいるときに、一人でやったらもっと上手くできるのにな、一人の方が気分よく物事を進められるのになって気づくようなことがあるんですね。一人の時に一人でよかった、みんなでいる時にみんなでいてよかった、ということも世の中にあって、それぞれの良さがあるんですがそれはそれとして。


 一人の時に初めて気づくというのは、一人でできる物事の範囲が限られる、限界があるっていうのが分かるというかですね、そういうことを実感するんじゃないでしょうかね。

 たとえばですね、バイクに乗って走るということがあるんですけれども。だいたいね、わたしが喋る時というのはそういうことでものごとを表現することが多いんですね。そのバイクでね、走ることを考えますよ、と。まあ、走るのは一人なんですけれども。

 一人で走り出すまでのプロセスですね、そもそもバイクそのものを作るであるとか売るであるとか、ガソリンを入れる、整備するとかですね、あとはヘルメットだのバイクウェアだの、こういうものをデザインして作って売るとかですね、そういうことが必要なんですね。それらを買ってですね、じゃあバイクにまたがって出発しようかと思ったところが道路が整備されていないといけない。
 道路が舗装されていて交通ルールが決まっててですね、その上信号やETCやその他もろもろのシステムがちゃんと機能して、行く先々には何があると書いてある地図が手元にあってですね、それを眺めながら目的地へ行くわけですけれども。一人で走る状態に至るまで、そのそれぞれでね、どれだけの人が関わってるのかってことを想像するんですよ。
 想像した結果ですね、リアルな数字で何人のひと、この人あの人って思い浮かべるなんてできないんですね。それぐらい多くの人が、自分一人で物事を好きなように進めるのに関わってるわけですね。



 たとえばバイクのことでちょっと言ってみたわけですが、ひとつひとつの「暮らしていく」っていうことを実際やるにあたってですね、それぞれ一つずつの事柄を眺めて、どれぐらいの人がかかってるのかなって考えると、えらいぎょうさんの人の仕事があるんやと思うんですね。一人の時に気づくのはそういうことなんじゃないかなとね、わたしなんかは思いますね。


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