内科専攻医のころの日記

2021/10/30

[緩和ケア研修]
緩和ケア研修1か月が終了した。せん妄のアセスメントとマネジメント、オピオイドの使い方について学ぶという目標で症例を経験することができた。緩和とは何か、Quality of Lifeとは何か、考える機会になれば。新鮮だったのは毎日看護師さんの申し送りに参加したことで、ケア・看護の目線で何に気を付けておられるのか勉強できたことは良い経験だった。排便コントロールで悩むことが多く下剤の使い方はもう少し勉強しなければなない。ワンデュロパッチに加えてメサペイン、フェントステープのe-leearning受講終了できた。少し使える薬剤の引き出しが増えたらいいと思う。

[JOSLERの反省]

JOSLER多方面にご迷惑おかけしながらなんとか二次評価に回していただいた。疾患群重複して記載してしまったり考察の内容が疾患群と合っておらず他分野になっているとご指摘を受けたりして9例書き直して結局38例サマリー見てもらうことになってしまった。試験や課題の鉄則としてルールを熟知することができていなかった反省と、タイムマネジメントがなかなか・・・重要度は高いが緊急度が低い仕事を後回ししてしまう中でいかに自分の時間を確保しつつ、同時にメンタルヘルス含めた自分の健康を守るか、オンオフの切り替えと割り切りも必要なのか。ローテート変わるとまた仕事を覚えるのに時間かかって、、というのはいいわけです。あとローテーターなら症例確保には困らないだろうとあまりどの症例で書くかちゃんと考えていなかった。3年目のときのカルテ記載が簡素すぎて大変だった。日々の診療でもっと丁寧にカルテ記載していればもう少し楽だったかもしれないが。今もう1回同じ診療科回ればもっと日々のカルテ記載しっかりしているだろうと思えることが少し成長したのか。過去の自分を呪いながらも症例を思い返し復習できたからよしとするか。

[ER/外来]

複合的要因でSTEMIとsubdural hematomaを見逃してしまった。睡眠不足、知識不足、いろいろ原因はあるが自分としては転帰を決める前ににもう一度それでよいのか?と自分に問うこと、立ち止まることができていなかったことが一番の要因と思われる。事務処理で間違いが多いのも確認がたりていないのだろう。年々外来予約も増えて一人にかけられる時間が減っていく中でエラーを減らす工夫をしなければならない。あるいは自分のキャパシティを知り、一人で抱え込みすぎず 相談したり頼ったりする努力が必要か。

[レジデント教育]

もっとこうすればいいのに、ということを適切にフィードバックするのはどうするか。余裕がないときは陰性感情が働いてしまい建設的なフィードバックができないだろうが何もフィードバックしないと次につながらないだろうし。具体的な言葉で表現できない違和感?を言語化できたらいいかもしれない。あるいはロールモデルになるという決意と自覚で自分が率先して背中で見せればそれでいいのか。もうちょっと他科を回っているときにも総合内科にコミットできればよいのだが。透析科慣れたらチームカンファへの参加率向上を残り研修の目標に。敗血症バンドルももう一度普及活動して引き継げる形にしたいところ。透析科ではESKDの管理に加えて中心静脈穿刺をできるようになりたい。

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