
UIデザイナーがいろいろワークショップ行ってみた話
2018年はいろいろなワークショップに参加したので、その報告というか、感想書かせてもらいます。
(自分の思考整理のための散文的な記事になってしまう予感大です。)
*このnoteはワークショップデザイン Advent Calendar 2018の22日目です。
動機・きっかけ
私はUIデザイナーでして、基本的には絵図を描いたりコードを書いたりして生きています。
数年前から、仕事の傍らでやんわりとUXやサービスデザインの勉強をしてきたのですが、昨年末辺りから本腰入れるべく、イベントとか参加しだしました。
その一環として、3月に「UX DAYS TOKYO 2018」に参加してきました。
このイベントへの参加を機に、「ワークショップやってみるぞ!」という思いを強めました。その理由は、参加したワークショップが素晴らしかった… というのもあるのですが、それ以上に「実践して身につけないと参加費が無駄になっちゃう!」というのが強いです。
(UX DAYS、カンファレンスとワークショップで参加費計12万とか払ってるわけですよ…)
いきなり道それた?
UXの勉強をすることが目的だったはずが、「ワークショップをやってみたい!」へといつの間にかシフトしてます。
手段と目的が入れ替わってる感大きいですが、面白そうだからまあ良いか、とかそんな気分で道それてみました。人生なりゆきです。
とりあえず、参加してみる
UX DAYSから少々間が空くのですが、夏頃にいくつか、デザイン思考ワークショップへ参加しました。丸1日がかりのものもあれば、2時間程度のものや10分程度のミニワークショップなど様々。
いろいろ学びはあったと思うのですが、実のところクレイジー8(アイディエーション)が楽しくて他はあまり記憶に残っていないです。(それでも何かしら身になっているのだろう、と思いたいところですが…)
以下のようのなnote記事を書いて記憶に留めるよう努めてみたりもしましたが、どうも効果はよくわからず。そもそもワークショップというのは具体的な効果や結果を期待するものなのか?というあたりもよくわからず。
自ら企画してみる
お手伝いしていた職場にてワークショップを企画したりもしました。が、業務に対してのメリットがいまいち不鮮明で、行動に移しづらく...。
結局実行に至れていないのですが、1人で企画を文章化したりリハーサル的なことしてみたりする中で、経験したワークショップについての記録や記憶をいろいろ掘り起こせて、結構良い学びがあったように思われます。
ちなみにその時書いた文章は以下のようなものです。
身内相手に実践してみる
夏に参加した「コペンハーゲン式デザイン思考ワークショップ」のnote記事に対して興味を持った友人Aが「これ社内でやってみたいんだけど60分くらいで出来ないかな」と打診してきまして、「1日がかりのワークショップを60分にまとめるとか多分ものすごいキツいワークショップになるから、試しに友人Bと友人Cを巻き込んでやってみよう」と実行してみました。
結局60分にはまとまらず、90分ほどのタイムスケジュールで行ったのですが、これは大きな学びがありました。
一度教わった内容を、自分なりに分解・再整理して他者に伝える、というのは何かを学ぶにあたって一番強力ですね。
あと、「どのくらい道筋を固めておくとスムーズにワークが進むか」とか「どのくらいタスクを曖昧にするとアイデアの幅が増えるか」のような匙加減を経験できたのも良かったです。この経験は仕事に役立つ感ある。
運営サイド手伝ってみる
その後、30人程度の規模のワークショップやUXハッカソンの運営手伝ったりサブファシリテータやってみたりして、考えるべきことやその場での振る舞いなど多くを学びました。
並行して他のワークショップにもお邪魔することで、ワークショップの組み立て方やワークショップから学びを得やすくするコツみたいのがぼんやり見えてきた感あります。
サブファシリとして手伝った時の報告noteはこれです。
「これはいい学びだった」例
ミミクリデザインさんの PLAYFOOL Workshopに参加して、「丸一日ひたすら、無関係なもの同士を繋げてストーリーを創り出す」というワークを行いました。
とても楽しかったものの、正直なところ、その日は「これ、意味あったのか…? 」と思ってました。
が、後日別のアイデアソンに参加した際に、おかげで他の参加者よりも一歩進んだアイデアを出せた感ありました。実践の場を得て初めて効果を実感することってありますね。
まとめると
ワークショップは、単体では効果の実感しづらいものが多いと思われます。
いくつかジャンルの違うものに参加するとか、手伝ってみるとか、伝える側をやってみるとか、いろんな角度から関わることで見えてくることたくさんありますね。
とはいえ、そこに時間を多く割ける人もあまり居ないでしょう。皆さん忙しい。
ワークショップに出たけど効果が実感できてない人向けに、「スモールワークショップを作って実行するワークショップ」とかあったらいいかもしれませんね。
他にも、座学メインのものもあればワールドカフェ形式のものもあり... いろいろ参加してそれぞれ勉強になりましたし、面白かったです。
ワークショップ界隈の皆さんにありがとうを言いたいです。
そして来年は業務の中で活用・実践していきたいです!