毎日のひそかな習慣:夢日記

おはようございます。umidas耕作所の畠健太郎です。
僕は夢日記をつけています。つけているといってもいい加減なので、覚えている日だけ。その中で少し前の不思議な夢のはなし。

神戸の北野をもう少し田舎にしたような、裏手に山が見える坂道に、おおきな洋館が何軒か並んでたっていた。僕はこの世界で小学校の高学年から中学生くらいの年代のようだった。お店のようにも家のようにも見えるこの洋館のひとつは「幽霊屋敷」だという噂があるのだけど、僕がその家の前にたったときは、たまたま入り口のドアが開いたままになっていて、僕はどうしても中に入りたくなってしまった。

あれ、この夢、途中までまったく同じ内容の夢を前にも見たことがあったな、と頭の隅で思いながら、これは夢だときづいたまま、進んでいく。

洋館に近づくと、それは紫と茶色を基調にした煉瓦造りの建物で、(この夢の中での僕はまだこどもだが、頭はいまの自分の認識力のようだった)ああ、半ばこれは幽霊屋敷などではなく、インテリアか何かのお店で、物々しい雰囲気がこどもたちを怖がらせて、変な噂になっているではないのかな、と考えながら、近づいていった。

玄関のドアをくぐると、すぐに二階にあがっていく石づくりの階段があり、突き当たり二階の部屋のドアが開いている。
お店にしては誰も人がいる気配がないし、個人宅なら不法侵入になってしまうな、と思いながらも好奇心が勝ってしまい進んでいく。

階段の周りは金銀のあしらわれたタペストリや間接照明があり、二階の一室を覗くと、そんなに大きくはないが応接室か書斎のような部屋で、濃い茶色の木造りのインテリアでその真ん中に、同系色で木彫のテーブルがある。

テーブルの上には東欧の民芸品のような金の糸をつかったテーブルセンターが敷かれていて、そこにまた高価そうな、赤や紫のガラスづくりの照明がいくつも置かれている。置かれているというより、飾られているようだった。

もしかして、ここはロケに使うような洋館か、アンティークのショールーム?それとも骨董品屋だろうか?写真館なのかもしれないな、と思いながら、それでもなぜか、ここは得体の知れない幽霊屋敷だという前提があるためか、かなりビクビクしながら、そろりそろりと様子を伺い進んでいた。

二階の部屋を覗きおわると、次は三階につづく階段がある。
三階のドアも開いている。

そこで、なんとなく思い出した。
確か前にこの夢を見た時は、三階にも同じような部屋があり、そこは本がたくさんある部屋だったが、誰もいなかったのだ。そして何事もなく帰ったはずだ。

また同じ夢を見ているのか、と思いながら三階をのぞいた時。

あせった。誰かがいる。

白髪で初老のローブのようなものをまとった女性が
いかがわしくこちらをみていた。

右手にはおおきな水晶玉。。。

しまった……!なんかしらんけど...たぶんやばい。

よくわからないが、幽霊屋敷と言われるくらいなので、
それは恐ろしいおばあさんかもしれない。
つかまると、焼かれるのか。。。煮られるのか。。。
いやでもこっちが勝手にあがりこんだのだ…とりあえず謝ればとか、といろいろ考えながら「あ…いや…すみません、お店なのかなと思って…」と言いながら、もう逃げだしてしまった。

おばあさんは、怖い顔で近づいてきていたけれど、無我夢中で逃げ出してしまったので、怒っていたのかいなかったのか、結局あの店はなんだったのか、わからないままだったが、興味本位で忍び込んでしまったことを後悔しながら急いで逃げた。

と、そのとき---!携帯が、なった。
登録のない番号から。
なのに...不気味な画像が発信者として表示されている。

ムリムリムリムリ!!
絶対、あのおばあさんだって!!

なんで知らない番号にかけてこれるの!?
出れるわけねーだろ!

このとき、なんとなくさとった。
そうか...超能力者とか占い師とかそういう類の人だ。

幸い、着信はなりおわったが、
今度は次の恐怖がやってきた…
どうやら留守番電話が残されているのだ。

しかし勝手に家にあがりこんで、慌てて逃げ出したのだから怒っていても当然だろうなと思い、おそるおそる留守電を聞いてみることにした。

すると、

ゆっくりとして深い声で
…もしもし、あんた、
本当は40代の男性だろう?
家族はこうこうで…
仕事はこうこうこうで…

そうだね?

いいかい、朝でかけるとき、
行きしなの道に重々気をつけることだ。

わかったね…


…えっ?

…あれ?

夢、飛び越えてきたの!?
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冷や汗をかいて飛び起きると時刻は丑三つ時。
数分はゾッとしてふるえていたのだけど、
夢ってわかって見てる夢だったから...
言い当てられても、はは、変ではないよね。
それも夢のうちだよね…うんうん
そ、そうそう、だいたいこわい人かと思ったら
わざわざ危険回避のアドバイスをくれるなんて
めっちゃいいおばあさんじゃないか。。。

でも、

もし、いま起きているこの僕のことを言って
夢の向こうからアクセスしてきたのだとしたら、、、

おばあさんありがとう。
もちろん朝の通勤には用心しています。


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