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よくわかる一神教 で一神教の恐ろしさの一面を学んだお話。

Q?:一番、響いた一文とは?
A?:この世界は一神教で、まだしばらく揺れそうです。

よくわかる一神教 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から世界史をみる
佐藤賢一
を読みました。

どこか一章をまとめると、前後の関係が希薄になってしまう。
かといって、全体をまとめるには、圧倒的に内容が濃い。
そのため、自分に一番響いた一文を、引用しました。

エピローグの最後の一文です。
つまりこの一文で、この本が締められています。

どんな本かというと、
五大宗教のうち、一神教である

  • ユダヤ教

  • キリスト教

  • イスラム教

を取り上げています。

これら三大一神教が世界史へどのように影響を及ぼしているのか、
古代、中世、近代・現代の三つの時代に分けて、
書かれています。

では、なぜこの一文が響いたのか?

これは今まさに問題となっている
ウクライナ危機(侵攻? 戦争?)を表しているからです。

この本は、2021年6月30日に第1刷が発行されています。
ウクライナ危機が起こる8ヶ月ほど前。
そしてあと1ヶ月足らずで、発売後1年。
知っている方々には、以前から知られていた問題ということです。

また、当たり前のようになっている
イスラム原理主義=実力行使
というイメージが
どうして生じたのかということにも言及しています。

そして中東〜欧州の現状を
一神教を軸に簡潔に説明しています。

この一文を踏まえて、これからどう役立てるか?
島国、多神教、政教分離という日本で生まれ育ったことを踏まえて、
ユダヤ教とユダヤ人について
キリスト教とそのカトリック、プロテスタント、正教会について
イスラム教とそのシーア派、スンニ派について
知ることで世界の動きを理解していくことです。

信仰があるというのは羨ましい反面、恐ろしい。
そんな今日この頃。

#読書 #紙1枚読書法 #佐藤賢一 #よくわかる一神教

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