再羅月 綾辭

どうもこんにちは。再羅月 綾辭(さらづき りょうじ)と言います。

再羅月 綾辭

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  • 名もなき文士の独り言(要約:暇人の雑談)

    名もなき文士の独り言(要約:暇人の雑談)シリーズをまとめました。

  • 再羅月 綾辭/短編集

    私が過去に書いた短編をまとめています。

  • EVEN, if...

    「EVEN, if...」シリーズをまとめました。この作品の続きが書かれることはありません。

  • ICONIC / アイコニック

    アイコニックシリーズをまとめました。

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どうでもいい自己紹介

 どうもこんにちは。再羅月 綾辭です。久しぶりの投稿ですね。  はてさて。もうかれこれ十数個の文章を作成し公共電波に垂れ流してるわけなんだけれども、未だに私自身のことを詳しく書いたことがなかったなぁ、と。多分プロフィールくらいじゃないかな、自分のこと書いた文章。  だがしかし、いざこういう自己紹介的な文章を書くとなると何を書けばいいのかさっぱり分からなくなるんだよなぁ。いちおうSNSに分類されるものに書き込んでいる以上、年齢やら住所やらを書き込むことはできないし。名前なん

    • 名もなき文士の独り言 (要約:暇人の雑談) Ⅵ

       みなさんどうもお久しぶりです。とは言いつつも連続して見てくださっている読者はおそらく居ないので、この挨拶には少々違和感がありますね。  さてと。前置きもほどほどに、本題に入りましょうか。 話題① 学校を衛星軌道上まで吹き飛ばしたいハナシ  はてさて、いきなり物騒な話から始まりましたが、私がこれから言いたいことを端的にまとめると「学校つまらんわ」です。  人間と積極的に関わろうとしていない私に非があることは確かにそうなのですが、いかんせん面白くない。学校に行きたくない。特

      • 悪くない人生仮説について

         始めに言っておくが、私は俗に言う「意識高い系」に分類される話をくどくど書き垂らすつもりはない。そういうものを求めている人が訪れていたのなら、ここで引き返した方が良いだろう。まだ89文字しか書いていないが、相当な長さになることを感じているためである。もっと有効なものに時間を費やした方が良い事もこの世にはある。まぁ、「悪くない人生仮説」などというそれっぽい題名を付けた私に非があるのだが…。  さて、だ。数式を見ると吐き気に頭痛、悪寒に自我の崩壊を引き起こすほど理系科目(特に計

        • 名もなき文士の独り言 (要約:暇人の雑談) Ⅴ

           私は一日の大半をこの世で過ごしていない。  高校に入学して早くも十一ヶ月が経った。入学式前には散った桜も、アイスと一緒に溶けてしまいそうに思えたあの地獄の酷暑も、つい先週のことのように思える。そしてこの前、2023年は終わりを迎えた。  しかし、そんな2023年を名残惜しく思えるかと言われれば、その限りではない。というよりかは、あと二年もこんな具合なのかと幻滅している。  私は人見知りであるとともに、無意識的に他人に対し高圧的な態度をとってしまう性格だ(勿論そうならないよ

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        • 名もなき文士の独り言(要約:暇人の雑談)
          6本
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          6本
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          ICONIC / アイコニック ⑮

           翌日の夜8時。一部の運動部以外はとっくに帰宅しており、校舎に点いている明かりも片手で数えられるほどになっていた。 「夜8時なんて、優しい時間に召集かけられたもんやな」  秋龍は相変わらず飄々としている。 「なんにせよ怪我人が出ないことを祈るよ」 「まったくだ」  俺と武村は秋龍に誘われるまま学校に残り、図書室を追い出されるまで仲良く仮眠をとっていた。追い出されてからの2時間は退屈極まりなく、最終的に廊下に三角座りをして眠ることになった。  そんなことをして大丈夫か、と聞かれ

          ICONIC / アイコニック ⑮

          ICONIC / アイコニック ⑭

           朝学校に到着したのは8時20分。朝礼が始まるのは30分だから、当然これくらいの時間なら大体のクラスメイトはとっくに到着している。今日このクラスで十二支が決められるのなら、俺の名前は乗らないことだろう。  武村は俺より先に登校しており、俺の席で呆けていた。 「おはようさん」  天井を眺めている武村を横目に、俺は荷物を机の上に置いた。 「ん、おはよう」  武村がこちらに視線を下ろした。 「秋龍は?昨日みたいに登校するだけして姿を消したのか?」 「まさか、まだ来てないよ。もしかし

          ICONIC / アイコニック ⑭

          ICONIC / アイコニック ⑬

           その後しばらくしても秋龍とレイジがなかなか店の奥から出てこなかったため、俺と武村は様子を見に行った。  鉄製の重々しいドアを開けて中に入ると、薄暗い部屋の中央に診察台のようなものがあり、そこに秋龍は寝そべっていた。レイジはその隣で椅子に腰掛けながら、コンピュータディスプレイに映った情報を眺めている。 「あれ、どうしたんや?」  秋龍がこちらに気付き、声をかけてきた。 「いや、なかなか出てこなかったからさ。なにかあったのかと」  俺はレイジの眺めるディスプレイの方に目を向けな

          ICONIC / アイコニック ⑬

          名もなき文士の独り言 (要約:暇人の雑談) Ⅳ

           最近noteの投稿をしていない男、再羅月。彼は新人賞を虎視眈々と狙い、応募用の原稿を作っていた。  彼自身、そのことを言い訳に投稿頻度の減少を許してもらおうと考えていたのだが、そもそも毎回読んでくれる読者が一人だけなので怒られることもないし、その原稿自体もこの1〜2ヶ月でたったの6ページしか書けていない。  言い訳など必要なかった上、言い訳も言い訳として成り立っていなかったのである。  そんな訳で今回もどうしようもないアルティメット☆怠惰マンの独り言を書き流していこうと思

          名もなき文士の独り言 (要約:暇人の雑談) Ⅳ

          ICONIC 番外編④「スーパークローン・NFA」紹介

           昨今のクローン人間業界を騒がせていたスーパークローン、「Never Fade Away」こと通称「NFA(ナファ)」が先日ついにGorldEdge社よりリリースされました。先日のリリース会見の情報やその他スペック情報などをもとに、今回はこのクローンの素晴らしさを存分に説明させていただきます。  スーパークローン「NFA」は「TECHNO KAISER社」、「Hell Dogs社」、「Somerset社」の三社と共同開発した個体で、複数の企業が協力して一つのクローン人間を制

          ICONIC 番外編④「スーパークローン・NFA」紹介

          名もなき文士の独り言(要約:暇人の雑談)Ⅲ

          夏休みが 終わり、 二学期が 始まった。 ケツイに 満たされた。  そんなわけで雑談の第三回です。いきなり三回目の人の方が多いでしょうが、気にしません。  よければ前回やその他の作品も読んでみてください。 話題① 最近観た映画の話(2)  最近観た映画は「パルプ・フィクション」と「ワールド・ウォーZ」の2作品ですかね。あとドラマですが「ブルックリン99」も全話観ましたね。  「パルプ・フィクション」は例によってあのクエンティン・タランティーノ監督の作品ですね。次は「ナ

          名もなき文士の独り言(要約:暇人の雑談)Ⅲ

          The Prophetic Dream

           夢と現実の区別がつかないと感じたことはあるだろうか。夢があまりにも現実味を帯びていて、かつ時間の流れがあった時、疑うまでそれが夢だと気付かない場合がある。気付いても、起きるだけ。そして起きると、何もかも忘れてしまう。覚えている場合もあるが、全部を覚えている人間はそういないだろう。だが、本当に忘れたくないことは覚えている場合がある。『本当に入れ込んでいるもの以外の情熱は、夢とともに消えていく』と『レ・ミゼラブル』にあるように(この文の「夢」はまた違う意味であるが)、愛、欲、情

          The Prophetic Dream

          ICONIC / アイコニック ⑫

           「…ついに来たな」 「あぁ、そうだな」  俺と武村は今、午後七時の学校の校門前にいる。二人とも家と学校は遠いため、近くのファミレスで時間を潰して待っていたのである。  まだバスケ部かバレー部かが活動しているのか、体育館は明かりがまだ点いており、シューズの出す甲高い音がここまで聞こえてきた。しかしボールが地面に叩きつけられる音が全くしないため、もしかするとバドミントン部か卓球部なのかもしれない。今あの体育館の中は俺にとってシュレディンガーの猫の状態というわけだ。  いや、でも

          ICONIC / アイコニック ⑫

          ICONIC / アイコニック ⑪

           二限目は数学Ⅰだった。始まるや否やすぐ眠りに落ちてしまったことは言わずもがなだろう。数学は眠いし、世界は広い。この世の理の一つだ。  チャイムと同時に目を覚ました。顔をあげ周りを確認したが、パッと見た限りで半分以上が眠っていることが分かった。うつ伏せになっていたり、腕を伸ばして机に伸びていたりとすぐにわかる形になっているのも面白い。  先生はすぐに教室から出て行った。前にも言ったが、クローン生徒は授業を真面目に聞かずとも後で記憶データシステムを使うことができる。それ故面倒臭

          ICONIC / アイコニック ⑪

          ICONIC / アイコニック ⑩

           翌日、俺はいつも通り学校に行った。朝には武村とも昨日の話についてあまり触れず、THT関連の話を滔々と続けただけだった。  一限はクローン科だった。 「それまで主流だったヒューマノイドがクローン人間に取って代わられたのは何故か。えぇ〜、佐々木」 「ヒューマノイドに搭載されていた学習プログラムの制御ができなくなったからです」  その通り、と言いながら先生はホワイトボードに板書を始めた。ノートの紙にシャーペンの芯が擦れる音が辺りから聞こえてくる。 「ヒューマノイドもクローン人間も

          ICONIC / アイコニック ⑩

          It MOTHt be reality

           昔々、この星には人間という愚かな生物が蔓延っておりました。今はすっかり姿を消して、モドキが一匹空を飛んでいるだけですが、かつては目が回るほど多くの人間がこの星を我が物顔で占領していたのです。  では、なぜ彼らは忽然と姿を消してしまったのでしょうか?それは神様の失敗のせいなのです。神様のしてしまった失敗と,人間の愚かさを,順を追ってお話ししましょう。  時は遡り今から数千年前。とうとう星にとって存在するだけで害をなすまでに数を増やした人間に、神様は大変頭を抱えていました。人

          It MOTHt be reality

          ICONIC 番外編③ 「TECHNO KAISER社」紹介

           みなさんこんにちは。日本で世界最初のクローン開発が始まり、それが海外に広がり、そして世界的な産業として根付いてはや三十年。22世紀ももう目前にまで近づいてきましたね。さて、クローン開発も歴史が深くなりつつある昨今、海外でも様々な新興企業が名を挙げ始めています。それでもなお、クローン開発業界でトップに君臨し続ける、かの有名な「GorldEdge社」に肩を並べる我らが帝王、「TECHNO KAISER社」を、今回はご紹介いたします。  TECHNO KAISER社は2068年

          ICONIC 番外編③ 「TECHNO KAISER社」紹介