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7インチ盤専門店雑記507「産業ロック:Bostonの選曲は…」

ボストンはシングル・カットが正しいと申しましょうか、イベントでかけるべき曲が7インチでこと足ります、…というわけには行きませんかね。寡作ながら時々出るアルバムがどれもクオリティが高かったので、アナログレコードに拘るべきではないかなとも思います。4枚目以降をどうするかですよね。ともあれ、いずれもシングルはクオリティが高かったです。

ボストンのファーストはCDに切り替わった頃、真っ先に予備盤を購入した一枚です。レス・ポールのカッティング、やはり好きな音です。

3枚目までは文句なしの名盤ですし、ここからかける曲は悩まずに済みます。とにかく4つのヒット曲/人気曲は必須でしょう。

時代にかかわらず、全部高音質ですが、「アマンダ」は12インチ盤でかけますかね。思い切り手抜きデザインのジャケットが笑えますが、1986年の12インチ、いい鳴りですからねぇ。…ただ、何と申しましょうか、期待していたのと違うものでもあるんです。スペーシーで空間的な広がりのようなものを期待していたのですが、目の前で演奏しているかのような妙に生々しい音質なんです。この辺はリスナーの身勝手ですね。

その他の7インチは意外にレアです。LPで聴くアーティストですかね。こういうのはレコード会社の方針なのか、アーティスト側のご意向なのか、プレス枚数が明らかにヒット曲と比べて少ないと思われます。何十年もレコ屋巡りをし続け、最近はオークション・サイトなどもマメにチェックしておりますから、肌感覚ですが、案外正確かと思われます。

せっかくですから2013年のアナログレコードの鳴りもご紹介する予定ですが、ここでは選曲がちょいと悩ましいですね。「Life, Love & Hope」、好きな曲がいっぱいありますからね。

この時のライヴもよかったですね。
Kimberley Dahmeという女性ベーシストが予想を遥かに上回っておりました。トム・ショルツのファッション・センスが相変わらずなのも、妙にウケましたね。加えてトムさん、あんなにギターを弾き倒す人だとは思いませんでした。意外性ではトップクラスのライヴでしたね。

加えて、実はボストンのリード・ギタリスト、バリー・グドローのソロや、彼のバンド、オリオン・ザ・ハンターのシングルもちょいがけしようかと考えております。ボストンのサウンドはほぼほぼトム・ショルツのサウンドでしょうが、彼の音を聴くとやはり「ああ、ボストンだ」となるわけで、どの程度の貢献度があったのか試聴してみると分かりますよね。これは、イベント的にも楽しめると思います。

やはり、しっかり時間をかけて紹介すべきですね。…2回ですね、2回に分けましょう。


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