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さらまわしネタ帳048 - Happy Birthday

2015年2月5日にスタートしましたので、GINGER.TOKYOは本日で7周年となりました。要はお店のバースデー、何かやろうかなとか考えても、コロナで臨時休業中ですからねぇ…。パーティとか常連さんにお声がけしてやってもよかったんですけど、やはり気乗りしませんやね。まだしばらくは続けるつもりですから、コロナの心配が無くなってからでも遅くはないでしょう。

「宣伝的な発信は自宅でもできるけど、何かやらなきゃいけないかな?」などと考えて店に行ってみましたが、できることなんて何もないんです。結局バースデー・ナンバーを探してみたのですが、一曲しか思いつかず、スティーヴィー・ワンダーの7インチ盤を鳴らしながら、独り寂しく歌っておりました。まあ、昨今の状況からすれば、こんなもんでしょう。

とにかく悩ましいことの連続でした。GINGER.TOKYO、ポーク・ジンジャーが人気だったりするので、生姜料理のお店だと思われがちですが、全然違います。「最初は生姜屋だったよねぇ」とかおっしゃるご贔屓筋もいらっしゃいますが、そんなことは一度もありません。最初はパスタが人気になり、次にバターチキンカレーが人気になり、ハンバーグが人気になってからのポークジンジャー人気でした。…生姜屋ではありません。

店名の由来は生姜色(うす茶色)の巨猫、ジンジャーくんを紹介するためのウェブサイトから拝借しましたから、関係ありません。そのURLも今は維持しておりませんし、ジンジャーくんも天に召されてしまいましたから、店名を変えようかなどとも考えたりしておりました。

保健所の営業許可証の更新手続きの際に、屋号の変更を打診したところ、「更新のタイミングだと面倒がないですよ」と言われたものの、その場では踏ん切りがつかず、一旦そのままにしてしまいました。保健所は屋号がどうであろうが知ったこっちゃないんだそうです。まあ、創業支援セミナーの講師までやったりしますから、いい加減なことはできませんので、営業許可証の更新は特に問題なくクリアしましたけどねぇ…。どうしたものやら…。

とにかく7年経ってしまったので、随分ガタがきております。一番ガタがきているのはオーナーですが、7年を振り返ると何気にいろいろありました。ブラインドが落ちたり、キッチン・カウンターの上の黒板が落ちたり、台風の日に上の階があるにもかかわらず雨漏りしたり…、修理しなければいけない機器もいろいろあります。

看板をちゃんとつけてないというのもよくないんでしょうけどね。壁につけようかと思ってビル管理の不動産屋さんに相談したら、あまりいい顔されなかったので面倒になってしまったというのもあるんですけどね。そんなこんなで、会社名のフランス語にあたる古い看板だけはしっかりついているんです。スタッフさんたちに相談しても、愛着のある名前は変えて欲しくないということで、ともあれ踏ん切りがつきません。困ったものです。

実は店名を変えたい気分になっているのは、他にも理由があります。ウェブ上にいくつもある飲食店の口コミサイトにいい加減な情報が載っているのも気に入らないんです。ウチのメニューじゃない写真を載せてしまった人がいて、「消してくれ」と電話で依頼したら「有料会員になったら消せる」とか言われて、頭にきてそのまま放置しているんですけど、よくよく考えれば、店側に都合が悪い写真は消せるというのであれば、口コミサイトの意味ないですよね。…でも有料会員になったら消せるんですって。ヘンなの…。

他にも勝手にお店を紹介するサイトから、「載せさせて」とかいう営業電話も多いんです。「載せたらクーポンで集客できますぜ」とか言われても、そんな面倒くさいことやる気ないですしね…。そもそもウェブから予約できる機能も、昔はホットペッパー・グルメとかでやってましたけど、無断キャンセルとかも多いので、止めてしまいました。地元密着型のランチ屋にとって、ウェブ集客なんて必要ないんですよ、ホント。

ま、そんなこんなで、しばらくは今のままで行く予定です。コロナ禍の現在、動きを最小限にして、とにかくやり過ごす戦法です。まずは自分を守り、周囲の人間を守る、店も守る、そんなところです。どうぞ今後もよろしくお願いいたします。

ハッピ・バースデ・トゥーユ、ハーッピ、バースデ・トゥーユ…。

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