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7インチ盤専門店雑記467「産業ロックとは…」

イベントのテーマに関して、毎回ご参加いただいているKさんからリクエストをいただきまして、サブカル80sの次とその次の内容が決まりました。一つが「産業ロック」、もう一つが「ブラック・ミュージック」です。もちろんレコ屋がやるアナログでお聴かせするスタイルのイベントですから、時期的なものが限られます。どうしても70年代中盤から80年代にかけての音源に絞られるでしょう。音楽スタイルの話とは限らないのですが、ことばの定義的にはもう少し広い範囲を捕捉するもののようですが、そこはジンジャー・スタイルで、ということになります。

「産業ロック wiki」とググると、イチバン上に「スタジアム・ロック」のリンクが出てきます。…「あれ、違わねーか?」と思いつつ、クリックしてみると、以下のような文章が…

スタジアム・ロック英語: Stadium rock)とは、1970年代以降の大会場を中心とした派手なライブや、強いコマーシャル性を特徴としたロックで、商業主義的なものを意味する用語である。

概要

他にアリーナ・ロック英語: Arena rock)、コーポレイト・ロックメロディック・ロック英語: Melodic rock)、ポンプ・ロック英語: Pomp rock)、ダッド・ロックなどの呼び方も存在する。日本ではコーポレイト・ロックの替わりに、産業ロックというジャンル名が付けられ、長く使用されている。

英語版もオール・ミュージックも、アリーナ・ロックの名称を採用している。1970年代中期に登場し、ハードロックヘヴィメタルプログレッシヴ・ロックポップ・ロックを融合したバンドやソロ・ミュージシャンが、このジャンルに分類された。

ライブ演奏におけるクオリティを重要視し、どの会場でも大人数を対象にした大音量の演奏を意識したスタイルが特徴である。そのため、グループによっては、どのライブ録音を聞いてもさほど違いがないように感じられるものもある一方、インプロビゼーションを構成に盛り込んでいるグループも多い。

参照:Wikipedia

なるほど、いろいろな呼び方があるということですね。それにしても、曖昧というか、随分幅広いアーティストを指し示すことばとして定義されているようで、「著名なミュージシャン」と言う項目には60ほどのアーティストが例示されており、やはり「違わねーかぁ?」となってしまいますが、面白いので何度も眺めに行ってます。

個人的には、ボストン、カンサス、ジャーニー、フォリナー、スティクス、TOTO、フリートウッド・マックあたりのイメージです。強いて言えば、チープ・トリック、ピーター・フランプトン、REOスピードワゴンあたりも含めて語られるかなぁ…といったイメージなんですけど、如何でしょう。結構皆さん、個人個人で微妙に入る入らないがあるようで面白いです。

流石にあまり語る必要も感じないので、曲かけまくりで行きたいとは思いますが、どこまで資料を作るかですよね…。でも楽しそうですね。ソロやら派生するアーティストの多さも考えると、2回に分けたくなりますね…。3月に開催されるサブカル80sでも何曲かはかけることになるかと思いますが、この特集をやるとなると、選曲が変わってきそうですね。…別にダブってかけても構わないでしょうけど…。そんなこんなで、このタイミングでリクエストをいただけたことが本当に有り難いわけです。サブカル80sの準備が随分し易くなりました。

それにしても、「産業ロック」などと言われるのは、少々揶揄する意味合いも込められていたように感じましたが、やはり凄く好きでいっぱい聴いた連中です。さらにライヴ演奏でのクオリティを重視するという要件も書かれているわけですが、…そうでしたかねぇ???確かにカンサスもスティクスもジャーニーもみんなもの凄く上手い人たちの集まりですから、いいんですけどね。なんか「売れ線狙いのポップな曲が多いロックバンド」を指すのかと思っていたので、あらためていろいろ聴いて、考えてみたいと思います。…個人的には「ジャズやらブルースやらを聴き始めたら、一時聴かなくなってしまった連中」という、実に判り易い要件もあったんですけどね。

ヤッホーイ、懐かしいですね〜。こんどアーティストごとにディグしてみますかね…。

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