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FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 023:リクエスト特集+ウォール・オブ・サウンド特集

さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise-
第23回(2022年3月4日(金)20時~
(再放送:3月6日(日)19時~)

清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。
全曲アナログ・レコードでお届けします。しかも可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。
サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。

今週のお題はリクエスト特集+ウォール・オブ・サウンド特集です。1月に他界したロニー・スペクターを偲んで「ビー・マイ・ベイビー」周辺の音源をご紹介します。まずはリクエストから。

1曲目
「青い影 Whiter Shade Of Pale」サミー・ヘイガー&ニール・ショーン Hagar Schon Aaronson Shrive (1984)

高山にとってスーパーバンドは何かというリクエストにお応えして選んだのがヘイガー・ショーン・アーロンソン・シュリーヴの「青い影」です。モントローズがスタートのサミー・ヘイガーはどの時期の音源もスーパーバンドと言えるのではないでしょうかね?ニール・ショーンに関しては、バッド・イングリッシュもスーパーバンドでしょうが、アナログがないので無理ですね。ベースのケニー・アーロンソンは少しジミですが、ストーリーズ、デリンジャー、ビリー・スクワイア、ボブ・ディラン等々の経歴です。ドラムスのマイケル・シュリーヴはサンタナ・バンドですね。

2曲目
「プレザント・ヴァレー・サンデイ Plesant Valley Sunday」The Monkees (1966)

モンキーズのリクエストにお応えして、高山の最も好きなモンキーズ・ナンバーはコレとしてご紹介しました。ゴフィン=キング作です。キャロル・キングはモンキーズにいっぱい楽曲提供しています。

3曲目
「ネバダ・ファイター Nevada Fighter」マイク・ネスミスとザ・ファースト・ナショナル・バンド Mike Nesmith & The First National Band (1970)

また、昨年12月に亡くなったマイク・ネスミスのアフター・モンキーズ・ナンバーを一曲ご紹介しました。マイク・ネスミスはリンダ・ロンシュタットに提供した「ディファレント・ドラム」のヒットもありますし、ファースト・ナショナル・バンドでは「シルヴァー・ムーン」という代表曲もありますが、高山はこれが推しということで選びました。

4曲目
「対自核 Look At Yourself」ユーライア・ヒープ Uriah Heep (1973)

5曲目
「安息の日々 Easy Livin’」ユーライア・ヒープ Uriah Heep (1973)

もう一つ、ユーライア・ヒープの「対自核」のリクエストにお応えし、合わせて「安息の日々」もご紹介しました。何かイマイチ回転ムラがあるような鳴りでしたね…。

6曲目
「あたしのベビー Be My Baby」ロネッツ The Ronettes (1963)

ここからが、ウォール・オブ・サウンドのミニ特集です。1月に亡くなったロネッツのロニー・スペクター、そして昨年1月にコロナに罹って獄中死した元ダンナ、フィル・スペクターの追悼です。山下達郎、大瀧詠一といった日本人にも影響を与え、ビートルズの「レット・イット・ビー」を仕上げ、ジョン・レノンの「イマジン」や「ロックン・ロール」、ジョージ・ハリスンの「オール・シングス・マスト・パス」のプロデュースとしても有名なフィル・スペクターの偏執狂ぶりをご紹介しました。

7曲目
「ふられた気持ち You’ve Lost That Lovin’ Feelin’」ライチャス・ブラザーズ The Righteous Brothers (1964)

ウォール・オブ・サウンドのもう一つの代表曲ですが、フィル・スペクターが書いた曲でもあります。ホール&オーツの名カヴァーもお時間があればかけたかったところですが、残念…。

8曲目
「ドント・ウォーリー・ベイビー Don’t Worry Baby」ビーチ・ボーイズ The Beach Boys (1966)

「ビー・マイ・ベイビー」に対するビーチ・ボーイズからのアンサー・ソングです。シンプルなのに一発で憶えてしまう名曲に対するオマージュやカヴァーは多数存在します。

9曲目
「さよならハリウッド Say Goodbye To Hollywood」ナイジェル・オルソン Nigel Olsson (1978)

ビリー・ジョエルによる「ビー・マイ・ベイビー」へのオマージュでもあるこの曲を、エルトン・ジョン・バンドのドラマーでもあるナイジェル・オルソンがカヴァーしています。ロニー・スペクターが再始動するときにこの曲のカヴァーをシングル・カットとして選んだのですが、バック・アップはE・ストリート・バンドという豪華な内容で、プレミアムつきのいわくつきでして、ここでは遠慮させていただきました。

10曲目
「ビー・マイ・ベイビー Be My Baby」カーマイン・アピス Carmine Appice (1980)

やはりイントロのドラムスに惹かれるか、続いてドラマーによるカヴァーです。曲の完成度が高く、アレンジの変えようがないのかと思われます。

11曲目
「テイク・ミー・ホーム・トゥナイト Take Me Home Tonight」エディ・マネー Eddie Money (1985)

エディ・マネーのこの曲も「ビー・マイ・ベイビー」へのオマージュです。しかもロニー・スペクターが「ビー・マイ・リトル・ベイビー」という部分のヴォーカルで参加しております。以上がウォール・オブ・サウンドのミニ特集でした。

12曲目
「ゲット・ア・ムーヴ・オン Get A Move On」エディ・マネー Eddie Money (1980)

ついでに、エディ・マネーをもう少し。本日の流れから、他にもヒット曲はいっぱいある人なのですが、カーマイン・アピスが参加しているこの曲をご紹介しました。シンプルなロックン・ロールですが、まあカーマイン・アピスらしい重たいドラムスが気持ちよいです。あ~、フェイドアウト…。

エンディングもエディ・マネーです。高山がエディ・マネーで最も好きな曲をもってきました。

13曲目
「トリニダッド Trinidad」エディ・マネー Eddie Money (1980)

次回は廣田夫妻をゲストにお招きして映画音楽特集です。お楽しみに。
番組へのご意見やお便りをください。
voice@fm840.jp


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