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7インチ盤専門店雑記245「革命ロック」

選挙が終わってようやく静けさを取り戻した深川界隈ですが、まあこのあたりに豊かな未来は望めないようです。それでも軍事紛争も内戦もないから、まだまだ平和な国ですけどね。「革命」とか、小説の中だけの言葉ですかね。そうでもないんですかね…。かなり平和ボケしている自分自身への戒めは考えたこともないですね。有り難いことです。

サンダークラップ・ニューマンの「革命ロック Something In The Air」という幻盤7インチがありまして、ピート・タウンゼント絡みの音源だもので、恐ろしく高値で流通しております。一応英国ではNo.1にまでなっている曲です。ビルボードでは37位だとか。それなりに売れていますが、短命だったからか、知名度は低いですね。

オークションでもスタートがこんなお値段です

手元には輸入盤7インチの再発モノで、裏面がクレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウンだったりするしょーもない盤と再発LP(ヘッダー写真)しかありませんが、好きな曲なので時々は鳴らします。「革命ロック」というタイトルからは想像もつかないカワイイ曲ですけどね。

先日、頼まれもしないタイミングで鳴らしてみたら、反応した方がいらっしゃいまして驚かされました。ジンジャーのお客様を甘くみてはいけません。…フツー知らないよなぁ…。「あの頃ペニー・レインと」で使われていたということをおっしゃってましたけど、それにしても凄いな。

自分の場合、トム・ペティのベスト盤に収録されているカヴァーが大好きで、何度も書いておりますが、もちろんオリジナルも悪くはないのです。ギターはウィングスにもいたジミー・マカロックですしね。ピート・タウンゼントが、スピーディ・キーンとジミー・マカロックを売り出したくて、プロデュースまでかって出たと言う事情も凄いですしね。実はベースもピート・タウンゼントが弾いているんですよね。ジミー・マカロックは、このバンドに誘われたときはまだ15歳だったということですから、凄い早熟の天才ギタリストだったんですね。

ちなみにこの盤、1973年頃の再発盤のようですが、よく分かりません。オリジナル盤とはジャケットが違うので、どんなタイミングでリリースされたのやら。「いちご白書」でも使われていたようですしね。さらにちなみに、「革命ロック」ですが、「Something〜」は元々「Revolution」というタイトルだったんですけど、ビートルズの曲との混同を避けるために変更されたとのこと、何故邦題には革命が残ってしまったんですかね?


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