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7インチ盤専門店雑記131「ロニー・モントローズ」

今は亡きロニー・モントローズ。大好きなギタリストです。ギブソンのレス・ポールが実によく似合いました。太い音を出す技は世界屈指です。そんな彼のプロの最初期の音源はハービー・ハンコックの「ムワンディシ」だったりします。その後、もうヴァン・モリソンの「テュペロ・ハニー」ですから、最初期のテッド・テンプルマン人脈とも言えます。この時期のキャシー・マクドナルドのセッションもかなりの出来でして、「ハートブレイク・ホテル」など愛聴盤です。エドガー・ウィンター・グループ在籍時に「フランケンシュタイン」のヒットも出ますが、直ぐに辞してモントローズの立ち上げに動くわけですが、結局モントローズの4枚目あたりまでが、絶頂期ということになってしまうんですかね。ガンマは個人的にあまり好みではありません…。

自身のソロも含め、彼の音源は可能な限り集めました。とにかく彼の音が好きで、レス・ポール好きになった最大要因でしょう。ただ音楽性はかなりブレます。ハードロック一辺倒ではないところが、実はまた魅力だったりもするのですが、何をやっても、あの艶やかなギターの音色はロニー・モントローズだからこそというものがあって、どのアルバムも個人的には貴重盤なんです。

果たしてアナログ・サウンドに拘りがあったかどうかなんですが、やはりアナログで聴きたい代表的なアーティストではあります。モントローズの2枚目「ペーパー・マネー」はCDでも買ってみましたが、各楽器の分離がよ過ぎて音が細く感じられ、ガッカリしたものです。ある意味、アナログの分離が悪い塊感のある音が魅力なんでしょう。

そのうち、何らかのかたちで特集したいなとは思います。かなり貴重な音源まで含めて、手元にありますからね。残念ながら7インチ盤は少ないですけどね。



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