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FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 027:「はじまりの歌」特集

さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise-
第28回(2022年4月1日(金/祝)20時~
(再放送:4月3日(日)19時~)

清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。
全曲アナログ・レコードでお届けします。しかも可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。
サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。

今週のお題は「はじまりの歌」、本放送が4月1日ですので、新しい環境に飛び込む方などの背中を押すような曲を特集します。「start」や「begin」と言った単語がタイトルに含まれる曲やそういった歌詞の曲という解釈でも結構です。新社会人や職場の新人さんなどに贈る歌と考えていただければと思います。

1曲目
「Kickstart My Heart」Motley Crue (1988)

まずはモトリー・クルー。「思っていたのと違う」という感想を期待しての1曲目です。「社会に出たら思っていたのと違うということだらけですよ」というメッセージもこめて選びました。なかなかうるさい曲です。

2曲目
「Feels Like That First Time」Foreigner (1977)

フォリナーのリーダー、ミック・ジョーンズ作の曲ですが、「再婚して、アメリカに移住して、ちょいと仕切り直すわ」という曲です。リスタートの方向け、超アッパーな一曲です。

シングル盤はエディットがイマイチで、大好きなイントロまで短いため、LPでお届けしました。ちなみにこのシングル盤、玉数が少ないのか、結構レアです。

3曲目
「Moving On」Bad Company (1975)

「走れ、走れ、バンドマン」といった歌詞ですが、「下を向いている余裕なんてないぞ、頑張れ」という応援歌です。

4曲目
「Finish What Ya Started」Van Halen (1988)

タイトルの意味は「中途半端に終わらせるな」ということになります。まあエッチなラヴソングとも言えますが、「中途半端はいけません、最後まで頑張ってやり遂げましょう」ということで…。

5曲目
「After The Rain Has Fallen」Sting (1999)

こちらは「思い切って飛び込んでみな」という背中押し系の曲です。アルバム「Brand New Day」収録曲ですが、タイトル・チューンもいいです。高山的にはこちらが推しです。

6曲目
「We’ve Only Just Begun」Paul Williams (1970)

大喜利的な3曲の1曲目、カーペンターズのカヴァーが有名な曲ですが、作者ヴァージョンをお届けしました。実に素敵な曲です。

7曲目
「Beginnings」Chicago (1969)

お次はシカゴの初期の大名曲です。アルバム・ヴァージョンは長すぎるのでシングル・エディットでお届けしました。

「普段静かな人が口を開くときの説得力みたいなものって、今の時代、おろそかにしすぎと言いましょうかね。ビジネスの現場ではこの辺、もう少し考えて欲しいなという人が多くてね。営業さんとか見ていて、心苦しくなってしまうんです。「フィニッシュ・ホワット・ヤ・スターテッド」みたいに裏の意味みたいな言葉も大事ですから、「Mostly I’m silent」も、よく考えてみてください。」と番組内では説教くさいことを言っております。

8曲目
「From The Beginning」Emerson. Lake & Palmer (1972)

3曲目はELPのこれまた初期の名曲です。ま、これは大喜利的にあるやろという程度です。

9曲目
「(Just Like) Starting Over」John Lennon, Yoko Ono (1980)

「start」がつく曲名ではローリング・ストーンズの「Start Me Up」も候補にあがりましたが、ちょいとベタ過ぎるかということで…。こちらも十分ベタでしたね。

10曲目
「People Get Ready」Jeff Beck (1985)

これも「はじまりの歌」ということでいかがでしょう。インプレッションズ時代のカーティス・メイフィールド作の大名曲ですが、ここではジェフ・ベックとロッド・スチュワートの融和という部分にも被らせてカヴァーでご紹介しました。軍事侵攻だ紛争だという時代ですから、博愛主義的な名曲で少し考えてみましょうということです。

11曲目
「Changes」David Bowie (1972)

デヴィッド・ボウイの名曲ですが、時間の流れとともに世の中変わるものだけど、その環境の変化に甘んじるのではなくて、主体的に自分で自分自身をどんどん変えていくんだ、というメッセージですね。日本人の横並び意識の強い国民性は仕方ないとしても、他人と違う自分というのも大事ですぜ、ということでお届けしました。

12曲目
「Life Is A Highway」To Cochrane (1991)

ラストですが、高速道路ということではなくて、カナダあたりに多い「走り続けられる道」程度の意味で使われております。人生は長いですから「走り続けることが大事」ということで、エンディングにお届けしました。

次回は、路上園芸学会会長の村田あやこさんをゲストにお迎えして路上園芸をはじめとした植物の魅力やお散歩の楽しさなどについて語りながらお届けします。お楽しみに。

番組へのご意見やお便りをください。
voice@fm840.jp


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