日本人雇用が技能実習生よりいい理由

こんにちは。グローバルネットワーク協同組合 鹿児島営業所の二木です。

先日の上記記事の中で参考資料として使わせていただいた
「公益介護労働センター」作成
「令和3年度 介護労働の現状について」の中で
【外国籍労働者の採用と評価】の項目がありました。

今回はこちらを参考に記事を書いていきます。

日本人雇用が技能実習生の雇用よりいい理由が見て取れます。
結論から言うと
利用者等との意思疎通がしやすい。
生活、習慣の違いがない。
コミュケーションがとりやすい。
頼める範囲の仕事が広い。

本当にそうでしょうか?

少し逆説的で屁理屈な部分もあるかもしれませんが、頭の体操感覚でお読みください。

「公益法人 介護労働安全センター」
「令和3年度 介護労働の現状について」抜粋

☑利用者等との意思疎通がしやすい。

介護職の技能実習生は、日本語入国時に日本語試験N4以上の合格が求められます。
N4というのは小学1年生レベルの日本語の読み書きができる程度です。
確かに高卒以上の求職者を想定すると日本語レベルは劣ります。

しかし、その分わかりやすい日本語を常日頃から心がけて話すことで伝わります。そして、外国人労働者以外の方にもわかりやすい日本語で話すことにつながります。これまで以上に意思疎通しやすくなり、勘違いも発生しにくくなると思います。

☑生活・習慣の違いがない。

日本人同士という事で生活・習慣の違いがないという事ですが、本当にそうでしょうか?
「業界の常識は世間では非常識」
(業界は介護業に限ったことではありません。)
「こういうことをするのが当然だと思っていた。」
「指示したのに違う事をしていた。」
(お互いの思い込み違いが原因。)
など。

日本人同士でもこれまでの習慣や考え方の違いが起きることはあります。

技能実習生は生活、習慣が違うという事が前提です。
だから、受け入れる企業側も慎重に教えることで勘違いが起こることを抑えることができます。

☑コミュケーションが取りやすい。

お互いに日本語が通じる間柄であればコミュニケーションが取りやすいです。
しかし、コミュニケーションが取りやすいからといって仕事がはかどるというのは全くのイコールではない気がします。

コミュニケーションをとれるがために、
苦手なことは文句を言わない人に。
言いづらいから自分で対応。
なんて経験はあるのではないでしょうか?

一概にコミュニケーションが取れるからといってすべてが丸くおさまるわけではない事例もあります。

☑頼める範囲の仕事が広い

表の中で例に出ているのが介護記録や電話等です。
確かに外国人労働者は最初から介護記録や電話に出ることは難しいです。
介護記録の目的の一つとして「被介護者の状態の共有」が主な目的でしょう。それであれば介護記録を付けることはとても大事なことになります。

電話に関してもきちんとした要件を聞かなければいけません。電話は相手が見えないので、外国人労働者が電話口にいる、とは思いませんので片言の日本語だと相手を混乱させてしまいます。

しかし、介護記録も今やある程度システム化されているでしょうから慣れてくればある程度解消されるのではないでしょうか?
さらには、介護記録を付けさせることで本人たちの日本語の勉強にもなります。

電話については、一定の規模の介護施設だと事務室で電話対応はさえっると思います。だからいきなり、介護者が電話口に出るというのはレアなケースではないでしょうか?
また、日本人でも電話が苦手でよっぽどでないと出てくれないという方もいると思います。

まとめ

今回の記事では
日本人雇用が外国人の雇用よりいい理由について書きました。
その主な理由は以下です。
利用者等との意思疎通がしやすい。
生活、習慣の違いがない。
コミュケーションがとりやすい。
頼める範囲の仕事が広い。

これを否定するつもりはありません。
しかし、日本人でもいずれかが苦手であったり、うまくいかなかったりする人もいます。

それを差し引いて技能実習生の強みである人手不足への対応がどれだけ事業所全体に効果的か考えなければなりません。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

貴重なお時間を頂き、ありがとうございます。

今後も技能実習にまつわることを発信してまいりますので、応援よろしくお願いします。

今回の記事は以下の調査報告を一部参照させていただきました。
他にも興味深い項目があります。是非、下記のPDFをご覧ください。

http://www.kaigo-center.or.jp/report/pdf/2022r01_cw_genjou.pdf

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メール:futaki@global-network.jp

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