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先週、「銀座百点」が届きました。
今回は、銀座のシンボルでもあり
待ち合わせ場所(インタビューに
つかまる場所!)でもある和光情報
をご紹介します♪

銀ブラ百年
〜泉式銀座町並み細見〜
第66回 ハットリさんの時計塔

泉麻人

銀座のシンボルと言ったらなんたって和光
の時計塔でしょう。
僕の世代は今もふと「服部時計店」と旧名
が口に出ることがありますが、このハット
リさんの大時計のあるビルが完成したのは
昭和7年、1932年のこと。
戦後、小売部門が現在の和光となったわけ
ですが、老舗ぞろいの銀座通りとは言えお
よそ90年そのままの姿を保っている建物は
唯一、と言って良いでしょう。
そもそも銀座生まれの服部金太郎さんが今
の4丁目角に店舗を構えたのは明治27年。
当時すでに銀座ではハヤリになっていた時
計塔は、初代の時代から屋根上に備えられ
ていました。
大正10年ごろから関東大震災を挟んで、10
年余りの工事のすえ完成した2代目ビルの
設計者は渡辺仁。
日劇も手がけたこの人の建築は銀座のモダ
ンな街並みによくなじんでいました。
以前屋上を案内してもらったのですが、外
側ばかりでなく時計塔裏側の機械室の扉の
前にも美しい石階段が設けられていて感動
しました。
ここから正時になる鐘の音を聞くと、なん
となく得した気になります。


和光の時計を近くで観られる人は限られて
います。結婚指輪・時計などを購入した人
限定です。
近くで観る時計台はまた一味違って見える
のでしょうねぇ〜♪

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