見出し画像

銀座には世界の石が集まっている!?

「銀座百点」9月号が届きました。

その中から、気になった記事と写真
をご紹介します♪

(街角地質学者・愛知大学教授/
西本昌司氏の投稿から抜粋引用)

銀座の魅力は石だ。そう言うと首を
かしげられてしまうだろうか。
石を見るために、銀座をぶらぶら歩
いている人間なんて、私くらいかも
しれない。
しかし、銀座のメインストリートの
歩道は石畳になっているし、ビルの
石材にはきれいに石を磨き上げられ
た石材が貼られている。
銀座ほどバラエティに富んだ石材に
出会える場所はないだろう。
世界中の石材が使われているビルも
ある。5丁目の「座STONE」(2013年
竣工)だ。
カナダ、イタリア、南アフリカ、中
国などから輸入された24種類の石材
が使われているのだから、これはも
う石材天国である。
しかもビルの下のほうは、割ったま
まの表面を見せた割肌仕上げで、上
のほうに行くと磨かれた本研磨仕上
にするという凝ったデザインとな
っており、石材の表面仕上げの違い
まで観察できてしまうのだからたま
らない。
流行の発信地としてオリジナリティ
ーを追求してきた銀座では、店舗自
体も新しいデザインとするため、石
材でもオリジナリティーを追求して
きたのであろう。
戦前から現代まで、それぞれの時代
で、珍しい石材を使いながら魅力的
な店にしようと競争してきたのでは
ないか。
その一方で、古き良きものは残して
きた。
そのおかげで、世界中から持ち込ま
れたバラエティに富んだ石材が銀座
の街に蓄積していった。
結果的に銀座は新旧取り揃えた石材
”博物館”となりそうした様々な石
材によって街の雰囲気が熟成されて
いるように感じられる。



銀座は、本当に新旧上手く溶け込ん
だ歴史ある味わい深い街。
「座STONE(ねんりん家)」に24種類
もの石が使われているなんて!
今度通ったら観察してみよっと。

※↑ちょこっと調べてみました。
東京土産で人気の「東京ばな奈」
で知られる株式会社グレープ
ストーンの本社ビルです。
グレープストーンの創業者が無類の
石好きなのだとか。

最後までお読み下さりありがとうございました。 内容が気に入って頂けましたら、サポートをお願いします♪ 頂いたサポートは、今後も書き続けていく意欲&新たな活動費、加えて他のnote仲間たちの素敵な記事購入費とさせて頂きます♪