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「111年目の中原淳一展」へ行って来ました。中原淳一が伝え続けた♪ほんとうの美しさと豊かさ♪

11/22に「111年目の中原淳一展」を観るため横浜まで行ってきました。

パンフレット表
大好きな絵。広尾の「それいゆ」(お店の外壁に大きく描かれてます)
パンフレット裏



今回のキャッチコピーは、

〜「いつまでも古くならないもの」
それこそがむしろ
もっとも「新しい」ものだとは言えないでしょうか。
人生はスカートの長さではないのです。〜



戦前から戦後にかけて
「ほんとうの美しさ、豊かさ」を追求し、女性たちに圧倒的に支持された中原淳一(1913-1983)の、生誕111年目を記念した「111年目の中原淳一展」。

ファッションデザイン、インテリアデザイン、雑誌編集、イラストレーションなどの領域を大きく越え、中原淳一はマルチクリエイターと呼ぶべき多彩な活躍を果たしました。

中原淳一が育てたり影響を与えた著名人は様々な分野で本当にたくさんいます。
中でも中原淳一の描く女性の顔にそっくりな女優の浅丘ルリ子さんは、メイクから服装まで中原淳一が作り上げた方だそうです。


私が中原淳一を知るきっかけになったのは、美輪明宏さんの本でした。
美輪明宏さんにとっても中原淳一は恩人のようです。
私はそこから興味を持ち、広尾に中原淳一の店「それいゆ」があることを知って7年ほど通いました♪

可愛らしくておしゃれな店内には、ポストカードから文具などの生活周りの小物、本、洋服など中原淳一が創作した乙女心をくすぐる素敵な物で溢れています。

訪れるたびにわくわくしていました。

描く絵は上品でおしゃれ、さらに本に書かれている言葉からも「女性には外見だけでなく内面も美しくいて欲しい」という熱意が伝わってきて、いつもハッとさせられるのです。
(私も、長く似合う色やコーディネートの総合的なアドバイスをしていますが、いつも「内面と共に美しい女性であって欲しい」と願いながら行っています。)

「それいゆ」に通い始めた前半の数年間は、毎月のように足を運んでいました。
そうすると月ごとに真っ赤な【一言カード】が頂けます。
裏には中原淳一の心に響く言葉が書いてあります。

それを集めるのが楽しみでした。
銀座でそれに合う小さな額を見つけて毎月差し替えて楽しみました。

一部を並べてみました

淳一のグッズや本など「それいゆ」に訪れる度に集め、顔馴染みの店長さんと言葉を交わしながら色々な情報を得ました。


そごう美術館の会場には、いろいろなものが展示されています。
中原淳一の「言葉」の数々も。
撮影OKの場所には、ウエストを絞ったワンピースやアップリケした着物や刺繍した帯など。

よく使われてる赤と黒の配色
フルーツのアップリケが可愛い♪
厚地に刺繍するのは大変では?


最後のフロアには、中原淳一の原点である人形がありました。

女性メインの中原淳一が少しだけ男性のイラストを描いていることに以前から少し?と思っていたのですが、病気療養中時の創作表現だと知って納得しました。

どこか寂しげな男性の表情。
原点に返って自分を投影していたのかもしれませんね。



終戦から1年後の1946年8月15日に、「それいゆ」創刊。
その後も、「ひまわり」「ジュニアそれいゆ」「女の部屋」と雑誌を出版。
イラストレーション、ファッション、ヘアメイク、インテリア、手芸、文学、音楽、美術に至るまで多岐にわたって時代をリードしました。


夢を忘れがちな時代、女性たちに暮らしもファッションも心も「美しくあれ」と幸せに生きる道筋を示してくれたカリスマ的な存在でした。


❤️ミュージアムショップで購入した物

日めくりの素敵なイラストと言葉
Tシャツは黒とグレーだけ。ブルーベースの色みなので私(イエローベース)にはあまりフィットしない。なのでOFFタイムに着よう
マスキングテープと榮太郎飴2種

※悲しいお知らせが届きました。

コロナ禍からすっかり足が遠のいてしまった「それいゆ」が、閉店してしまうそうです。
閉店日に行けたらいいなぁ、と思っていますが。
(今月、目の手術が2回あるのでそれ次第です…。)

https://www.junichi-nakahara.com/shopsoreiyu

【12/6の日めくりカレンダー】↓


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