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オーディオ選びのコツ②

見た目、機能とお話してきましたが、最後お客様がこだわるところをお話してみたいと思います。

音楽と食べ物は同じです。

人それぞれ食べ物の好みがあるように、音楽についても好みがあります。わかりやすいところだと、音楽のジャンルですね。ロックが好き、ジャズが好き、クラシックが好きというように、ジャンルについては共有情報としてわりと伝わりやすいです。
ところが、それをどんな環境で聴いているか?ということはなかなか共有できない情報になってしまいます。
オーディオの型番、機能、メーカー名など、ものすごいバリエーションになってきます。この時点で多くの人はあきらめる(笑)
当然ですよね。難しすぎる。
で、ギンザレコードでは考えました。どうしたら音質の好みを共有できるか?これ大きくわけて2つに分かれます。

音楽への接し方がオーディオ選びに直結します。

どっちが素晴らしいとか、そういうことではないのですが、リスナーは大別して二つのタイプがあるようです。
ひとつは、アーティスト志向のリスナー。楽器を実際に演奏していた方に多い印象なのですが、スタジオで何をやっていたのか、それを知りたいと追求するタイプです。どこまでもリアルな音像を求める傾向にあって、そのうち正座して、スピーカーと向き合うのではないかという求道者タイプ。

もうひとつは、あくまでもリスニングに重きを置いていて、音楽だけでなく、それが鳴る空間をイメージしている、スタイリッシュでラグジュアリーなライフスタイルを志向するタイプです。

音像の再現性を重視するのか、音が鳴っている部屋をイメージするのか、人によってさまざまですが、最終的にはオーディオ選びはここに帰着する気がします。

「趣味のものなので、コスパはゼロです。」とお客様にはいつもお話ししています。コスパはゼロですが、せっかく高い買い物をされるのであれば、無駄なくお買い物いただきたいと思っています。
これまでお話しした内容をもとに、どういうものが自分にあっているのか、一度棚卸をしてみると、難しいオーディオ選びがすっきり整理できるかと思います。

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