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忘れっぽい人は忘れっぽいのを直したい

はじめに

人は予定がないと動かない生き物だ。
でも予定があっても動かない人間もいる。僕がそうだ。
多くの人は予定に備えて行動するかもしれないが、僕はぼーっとして過ごしている。やがて何かがおかしいと気がついたとき、尻に火がついていた、あるいは手遅れであったことを知るのである。
期限というものに対して僕らは次の3つの状態である。

①意識している
②意識していない
③忘れてしまっている

基本的に僕らの頭では②→①→③のように物事を消費している。
②の対象は僕らに何も影響を与えないが、何らかの影響で、①へと遷移する。
時間とともに記憶は消えていくものである(①→③)。
あるいは③→①にように思い出すこともあるかもしれないが、ここでは問題にしない。

僕は非常に忘れっぽいので、仕事で上司にしょっちゅうリマインドを掛けられているし、急に「コレについてどう考えてる?」と圧迫面接のようなものを受けることもある。答えられなければもちろん激詰めに遭う。これは非常に辛い。ここでの問題とするのは①→③への対策である。

仕事ができない人

こういうとき「仕事ができない」からだという人がいるかもしれない。僕もそのとおりだと思う。それでは仕事ができない理由はなにか?PCで例えるならば、次のいずれかであろう。

・人より処理能力が低い(CPU)
・人より記憶力が悪い(メモリ)
・人より複数のことを考えられない(RAM)

ただ、これらは仕方のないことだと思う。上記に対して上司が切れ散らかしたらパワハラだ。

PCにはなくて人にはある「仕事の出来なさ」がある。それは「忘れっぽさ」である。「やる気」と思った方、惜しい。やる気はいわゆるコンディションの問題だと思うので、別に仕事の出来なさと直接は結びつかないものと考えよう。同じミスを繰り返すことにキレることはどうやら許されているので、僕はこの対策は必要であると考える。

忘れっぽいのを直したい

ここからは僕の妄想だ。ふむふむと思うも、クレームを付けるのも自由である。忘れっぽいというのは一種の生活習慣病である。そして次のようなことが原因であると考える。

・余暇に人と会わない。
・いつも同じご飯を食べている。
・いつも同じ服を着ている。
・仕事以外で会話をしない。
・イレギュラーが起こることを嫌う。
・重要なことではなく、どうでもいいことから始めたがる
・歯医者に行かない

上記に共通するのは、脳が働いていないことである。脳が働くというのは単に考えたり文章を書いたりすることではない。「嫌だったけど乗り越えた」、とか「振られて落ち込んだ」、とかそういう感情の落差のことを言っているのである。脳の刺激というのはそうした動的なものであるが、これらが頭の良さと結び付けられることはあまりないように思う。こうした刺激が不足したのっぺりとした人間が要するに頭が悪いと言われるのだろう。

では忘れっぽいのはどうしたら治るのだろうか。

それはもちろん人と会うことである。職場の同僚と仕事の話をすることではない。新しい人とで会うことである。新しい人と会うのは様々なことを気にするきっかけになるだろう。

もっというとリスクを負うことである。自分が不都合を被る状況において、人はそれを回避しようと働くが、大事なのはそこではない。リスクを負った結果、残念な結果になったのか、何かを達成したのか、それに対してどう心が動いたのか、それが最も重要である。その時の経験は記憶に深く刻まれ、硬まった脳みそを解きほぐしてくれるだろう。

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