レコード棚を総浚い #81:『Don Henley / I Can't Stand Still』
1980年イーグルスが活動停止。
その後、81年のスティーヴィー・ニックスとの共作シングル『レザー・アンド・レース』を経て82年、ファースト・ソロアルバム『アイ・キャント・スタンド・スティル』を完成させる。
スティーヴィー・ニックスとのシングル『レザー・アンド・レース』は、ニックスの(こちらも)最初のソロアルバム『麗しのベラ・ドンナ』(なぜかいつもドンナ・アンナ=モーツァルトのドン・ジョバンニで刺殺される騎士長と間違ってしまう)に収録されている。
そして本作『アイ・キャント・スタンド・スティル』だが、もうこの声で歌われてしまえば、逆らいがたくイーグルスの名曲たちを想起してしまうが、こうして聴けばやはり曲がいいんだな、と感じるのはダニー・コーチマーの貢献が大きいのだろう。
80年代的な音作りへの目配せはもちろんあるが、イーグルスのジョー・ウォルシュ、ティモシー・B・シュミットや盟友J.D.サウザーも参加しており、イーグルス時代の音楽への愛着と継承の意思を感じる。
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