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レコード棚を総浚い #18:『Bay City Rollers / IT'S A GAME (恋のゲーム)』

このアルバムから、「ハリケーン」とまで呼ばれたローラーズ・ブームは急速に萎んでいく。
前作『青春に捧げるメロディー』収録の『イエスタデイズ・ヒーロー』で、「過去のヒーローになりたくない」と歌ったのが皮肉な予兆となってしまったのかもしれない。

しかし、だからこそ今までのポップス色が濃いアルバム制作から、メンバー(特に音楽的中心人物エリック・フォークナー)の本当にやりたい音楽に集中できたのではないか。
今までもちょいちょいグラムロック色を織り込んできたエリックだが、そのために連れてきたプロデューサーがデヴィッド・ボウイを手がけたハリー・マスリンで、ボウイのグラムロック期代表曲の一つ『Rebel Rebel』のカバーまでやってる。


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