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『1000日後くらいにめっちゃ速く走るせがれ』(40日目〜100日目くらい)



40日目くらい

さてさて、新コロ休校も明け、せがれが寮に戻ってひと月ちょい。


7月11日。今シーズン初の記録会で3000m。

謎の「週に3秒速くなっている」発言。

その言葉に嘘偽り無く、見事にベストを30秒更新してみせた。

あっぱれ。


それにしても帰寮1ヶ月ちょいでこのタイムには驚いた!と同時に一抹の不安が…。

いやいやと、その言葉をグッと飲み込み

「ナイスラン!でも絶対無理はしないこと。休養とケアをしっかりすること」

とだけ伝えた。


55日目くらい

前回の記録会から約2週間。

地区の試合で1500mと5000mに出場した。

1500mはベストを13秒更新。

5000は初挑戦にも関わらず目標通りの15分台でゴールしてみせた。

凄い。ただただ凄い。


その次の日、リフレッシュも兼ねて1日だけの帰郷。

ママンが嬉しそうにハンバーグを作っていた。

しかし
「最近右のスネが痛い。多分シンスプリントだと思う。新潟の有名な治療院の予約が取れたから明日受けに行く(から連れてって)」とのこと。


嫌な予感。


しかし普通に治療を受け、先生曰く筋肉の柔軟性がとても良いということ。疲労が溜まりにくい筋肉だが、反面そのキャパを越えたときに大きな故障に繋がるから気を付けるように言われる。


それから10日…


65日目くらい。

相変わらず足の状態が上がらず、ジョグ程度で様子を見ているが、痛みが引かないこと。

監督に病院で診てもらうよう言われたことを告げられる。

その次の日。8月3日。せがれ1人で整形外科へ。

レントゲン。

右脛骨中程に疲労骨折の疑いあり。

なる早でMRIを撮った方が良いから親と一緒に来なさいとのこと。


8月4日、おっさんと一緒に整形外科を再訪。
運良く次の日のMRIの予約が取れた。


8月5日、おっさんと再再訪。MRI撮影。

その画像を見て目が熱くなる。

白く浮き出た影。

右足だけではなく、左足も疲労骨折していた。

両脛骨疲労骨折。

しかも治りずらいとされる脛骨中央部の跳躍型疲労骨折。

全治3ヶ月以上と告げられる。


冒頭に書いたおっさんの一抹の不安。

新1年生、一気に増えた練習量。

しかもコロナ休校明け。
体が耐えられなかったようだ。

本当に頑張ったんだなぁ。

疲労骨折の別名は高校1年生病と言うらしい…。

切ない。


65日目以降。

バイク、補強、プール。
バイク、補強、プール。

今やれることを一生懸命やっているらしい。


95日目くらい。

9月7日、疲労骨折の診断から約1ヵ月。

今の状態を見てもらうため整形外科へ。

まだ少し圧痛があること、レントゲンでは変化が見られないことから、良くなっているとは言えないとのこと。

この箇所の疲労骨折は時間が掛かる。
とにかく我慢してしっかり治そう!と先生。


少しでも良くなってるかと期待してたおっさんはがっかり…。


さぞせがれも落ち込んでいるかと思いきや、あいつの凄いところは、帰りの車に乗るなり、

「近くに伝説のポケモンが出た!
この道を右!その次を左!真っ直ぐ行って、その鳥居の前で止まって!!」

と、骨折そっちのけでポケGOに夢中。

結局モンスターボールを8個投げつけるもゲット出来ずブチ切れていた…(おい)


そんなせがれはある意味強い。

この故障中は補強の鬼となり、他の追随を許さないボディーとポケモンをゲットして欲しいと思う。(コラ)

そんな近況です。


おわり






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