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ドローイングについて


昨年末、好きなイラストレーターさんがステッカーを販売して売上の一部をガザ地区の支援のための寄付にするという試みをしていた。

わたしはニュースも新聞も見ないし、実際の問題があまりわからない。調べたり、戦争の映像を見たりすると悲しい、落ち込むし、つらいし、自分の生活で精一杯なのに世界のことなんて考えててもキリないし、ぶっちゃけあんまり直視したくない。戦争だけじゃなくてもそういうことがたくさんある。考えて向き合っても自分の力でどうすることもできないことは多すぎるから。

とはいえ、なにかしたいという気持ちがあった。ザワザワしたくない。頭が良くて文章が上手いひとは問題をまとめたりわかりやすく伝えたりするかも、有名で発信力のあるひとは周りに寄付を呼びかける声をあげるかも、働いてお金があるひとは支援団体に寄付をするかも、わたしはそのどれでもないけど絵は描けるかも。お金はないから、販売して一部なら寄付できるかもとおもった。

問題を直視してほしいみたいな思いはわたしにはないので(前述のとおり、わたしも直視できないし悲しくなるから)絵の内容はまったく直接的ではない内容にしよう。

年末で、印刷所もおやすみだし、自分の手の届く範囲でできることとして、ペンや絵の具を使って家にある紙にドローイングすることにしよう。

そういう流れでドローイングの販売を始めた。

できる範囲で、生活第一で、という消極的な始まりだったけど最初の2枚をすぐに買っていただいて本当に嬉しかった。
少しずつ追加して、売れてない状態でずらりと並ぶ想定だったけど、sold outの文字が並んだ。

だれにも求められてないし、それが何になるかまでは頭が働かすことはできない。誰かが言ってたけど、寄付することでじぶんの気持ちが落ち着くってだけかもしれない。わたしの生活は、風邪をひいたら破綻するくらい脆いものだけどそれはわたしが選んだことだからよくて、思わぬ環境に身を置かれたひとはそれどころじゃないだろう。
自分の絵が多くの人に届き、少ないお金とはいえ人々のために働く団体に届き、自分の気持ちは落ち着くのなら悪いことはないかも。

ドローイングを購入してくださった方ありがとうございます。ある程度貯まったところで送金しようと思います。
正月に地震もあったため、商品ごとに分けて下記のいずれかの団体に寄付する予定です。(商品ページ内に記載)

寄付予定先→ JVC 日本国際ボランティアセンター、UNRWA 国連パレスチナ難民救済事業
または
令和6年能登半島地震 緊急支援募金(Yahoo!基金)

とはいえ、寄付のための絵というよりかは絵を買ったらついでにほんの少しだけ寄付にゆくという程度ですのて、あ〜寄付してえ〜て方は直接したほうがいいとおもう。

どのくらいの頻度で更新できるかはわかりませんが、少しずつできる範囲で、そして買ってくださる方もできる範囲で手の届く範囲で…というかんじでドローイングの制作は続けたいと思います。

SNSで告知しますが、アプリでショップフォローすると通知も来るので、ぜひチェックしてみてください。

百日紅商店(さるすべりしょうてん)
https://nekousa.theshop.jp

(アプリ↓)
https://thebase.page.link/HuAg

「水面でねむる」
水面と睡眠は似てる。
「洗濯物でねむる」
側から見たら散らかっていても、
自分が安心できる場所にいたいね。
「ねむる天使」
天使の眠りは永遠っぽいけど
永遠の眠りは死のかんじもする。

世界のどこかで眠れない夜を過ごすひとを思うことと、じぶんがぐっすり眠りにつくことの矛盾を両立したい。

寝ることがかなり好きなので、眠りをテーマにしてるものばかりですが今後もう少しバリエーションをだしたいです。

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