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櫻坂46のZOZOマリンスタジアムライブに行った話(前編)


ZOZOマリンでのライブだぞ!

前回の記事の続きです。

11月25日、11月26日。櫻坂46「3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」。

右肩上がり切った櫻坂46のライブを体感するためにいざ幕張へ。

千葉ロッテマリーンズのメロを聞くことはなく、車で幕張メッセ駐車場に着。

一応、二日間チケットは取れたのだが、25日はバックステージ席。
友人と二人で観に行った。

幕張の別の場所に野暮用があり会場のゲートをくぐったのは16時ごろ。
開演まで残り1時間半という具合だ。

千葉マリン=サマソニ

千葉マリンでのライブといえば、私の中ではサマソニだ。

中3の頃、初めて夏フェスというものに行ったのもサマソニで、千葉マリンでのライブというのは私の中で非常に感慨深いものがある。

今までマリンで見たアーティスト
・スリップノット
・ナインインチネイルズ
・アークティックモンキーズ
・ベック
・サカナクション
・ケミカルブラザーズ
・レディオヘッド

とまぁ印象に残っているなぁというラインナップ思い返しても非常に豪華。

今年は何故だか二日間行って、ほぼマリンのメインアクトばっかり見てた気がします。

比較対象がNewJeans、Blur、リアム・ギャラガー、ケンドリック・ラマーと考えると少々的外れ状態かもしれないが、直近の記憶がそれなので仕方ない。

とにかくマリンはスタンドの上の方に行ってしまうと風で音が流れて全然何の音かわからんくらい音が回ってしまう。

スタジアムの性質上仕方ないことかもしれないが、お世辞にも音がいい会場とは言えない。

おそらく、今回のライブで良い状態で聞ける場所はアリーナの前の方だけだ。

いよいよ入場!!会場の雰囲気!!

入場した時には既にファンクラブや物販などは長蛇の列で、物販買う欲もあまりなかったので、旗を見たり、雰囲気を感じたりして早々にスタジアムの中へ。

バックステージだもん!と覚悟していたが、結構マジのバックスクリーンよりの外野席でした。1列目だったけど。

一応、裏側にモニター1台とスピーカーも裏用のものがあるので鑑賞には困らない。

現地でライブビューイングを楽しむ感覚と割り切っていこう。

日向坂のハマスタも2日目はバックステージ席だった(しかもあれは前の日でも買えた)。

今回は堂々の超満員でのライブである。

3万6千人が千葉の地を揺らす準備が整っている。

しかし、天気も曇りで寒い……。
マリンの環境の厳しさは理解していたので、この日、仙台旅行の時に衝動買いしたNANGAのダウンを下ろした。結果的にはその選択は正解でした。

会場を回っていた時も思ったのだが、ファン層が明らかに一年前の東京ドームとは違う。

若い人や女性のお客さんが本当に増えた。これは春のツアーの時も感じたけど、それが確信に変わった。そしてやはり3期生もめちゃ人気だ。

そしてライブが始まる!!

今朝電池を替えたペンライトを持ち、一応双眼鏡も出し、田村保乃ちゃんのタオルを首にかけた。

そして、心待ちにしていたライブがついに始まる。

声出しができる「Overture」は最高だ。
白いペンライトが夕暮れ時にスタジアムを染める

一曲目なにかなぁ〜
友人と話しながら「Nobody’s faultか承認欲求では?」みたいな劇浅い予想をしていたがまさかの「Buddies」始まりだった。

メンバーがスタンド席にも現れる演出。
ライブグッズにもなっていたジャンパーを着てラフに登場。
場内が一気に暖かい雰囲気に包まれた。

こんなに余裕のある演出ができるようになったのも、ここまで櫻坂が頑張ってきた成果なんだと思う。

わちゃわちゃした場内の雰囲気から一旦MCに入る。

次の曲は「Dead end」
エンジンが暖まり終わって、こっからがライブ本番という感じ。
この曲のイントロは上がるし、ファンの中でも絶大な人気だ。

「摩擦係数」「なぜ恋」と以前であればライブ後半に取っておいたであろうナンバーを次々と投下する。
まさにお祭り騒ぎだ。

特にライブでの藤吉夏鈴の爆ぜる表現力には毎回心を持っていかれる。
「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」の糸が絡まる様子を後ろから見る。
あまりこのアングルで見ることはないのでレア視点だ。
毎回思うがやってる事はトラブル隣り合わせ。
割り切っていないとこの振り切ったダンスはできないはず。
めちゃくちゃ痺れる、美しい、かっこいい。

「美しきNervous」
ナーバス!!いえぇい!!

「夏の近道」「Anthem time」
3期生ゾーンに突入。
本当に自分が3期生に疎いことを悔やむくらいの盛り上がり。
THEアイドルソングをまっすぐやり切る彼女たちのエネルギーに圧倒される。

「ドローン旋回中」
ほのちゃんがタオル持って出てきた。
めちゃくちゃかわいい。
この曲は個人的にめちゃくちゃ聴いてたので、嬉しかった。
語彙と五感を全て無くして、ただただタオルを振る機械と化す。
ただ完全なる夏曲なので、夏の野外イベントを来年はマジでお願いしますという気持ち。

「Microscope」
「思ったよりも寂しくない」
「隙間風よ」

その後の曲もゴンドラに乗る演出などが続くが、バクステ席の私たちはほぼ恩恵を受けずに終わる(笑)

「桜月」
スルメ的に好きになった曲。
ピンク色に染まる球場も素敵だった。
セトリ変更によって1日目のみの披露だったので、ちょっと残念。
「五月雨よ」より好きなんだよな。
あと、演出的なものはバクステからはマジで分からなかったw

スピーカーが真前にあったので、音量的には全く問題なかったけど、ステレオ感が全くないのと、公演の最後の方の曲でほぼベードラとボーカルの音だけなり続けた時があり、頭ぽかーんでした。うわもの音源がどっか飛んでっちゃったのかな。。低音のまわりこみもすごくて、それも悪い意味ではなく迫力を増していたのだが、次の日アリーナ席で見た時の方が音は断然よかった(当たり前だが)。

本編終盤戦

MCを挟んで本編のラストへ進んでいく。
「Nobody’s fault」
仕切り直しといえばこの曲だ。
やっぱり櫻坂始まりの曲。
座標をゼロにする力は一番強い。
最初の印象から一貫してイエモンの曲に聞こえるんだよな。
力強い歌謡ロック感というか。

「条件反射で泣けてくる」
やっぱりこの曲の天ちゃん強い。本当にこの曲聴くと泣けてきちゃう。

「BAN」
かっっっけー!!!←語彙を失う。

「静寂の暴力」
間違いなくこの日のハイライト。
3期生曲なのだが、イントロが流れる前、会場が静まり返り、息をのんで見守った。あえて照明もスポットライトのみ。他も暗くしていた。
(なんか後ろでペンラ消して!って言ってるお兄さんがいたので消した。後で知ったのだがファンがTwitterことXでペンラ消すよう呼びかけていたらしい。私はそんなこと露知らずでした。全ての物事がTwitterで決まると勘違いしているオタクがいることがなんかアイドルっぽくて香ばしい。)

音源で聴くよりも、彼女たちのエネルギーと交わることでこんなにも曲が化けるのかと体感するに至った。アイドル追うようになって、そういう経験が何度もあるから分かってはいるんだけど、実際に目の当たりにすると毎回鳥肌が立ってしまう。

言ってしまえば、アイドルはカラオケだし、歌声もダブらせることがスタンダートで、演奏だってしない。それに文句を言うつもりもない。

その分、全身で表現される何かがそこにあるからライブを観に来るわけで、今回私が感じたかった本人たちの出せる以上のエネルギーがそこにはあった。これを観た時点で満足だった。

「Start Over!」
無敵の夏鈴ゾーンに入ってしまった。
完全にスタオバ世界の住民になって爆発していた。
実際、特効の爆発は心臓に悪いです。
ゴリゴリのベースがこのデカい会場だと生きてくる。
しかし、先述の音響問題もあり、なんかベードラ強調された謎曲になっててそこはツッコミどころではあった。
バクステからみても、激しいパフォーマンスに身体が熱くなった(気温は一桁台)。

「承認欲求」
これまたバクステからの演出だと、るんちゃん(森田ひかる)が可愛い顔してTikTok風動画などで話してるのはわかるんだけど、ふーんという感じ。
曲は最高にかっこよかった。ただ、マジで、こちらもベードラ強調謎曲と化していた。
るんちゃんはセンターを飄々とこなすし、とても華がある。
普段とのギャップにもやられる。
そしてまだまだ出来そうという底の見えなさもあるから恐ろしい。

というところで本編が終了。

総じて、ZOZOマリン、マジでいいもの見れたぜ……。
という印象のライブだった。

アンコール

土生ちゃん、ありがとう。おつかれさま。

アンコールから土生瑞穂卒業セレモニーへ。
土生ちゃんの思い出語ってるとこの記事も終わらんし、私も眠れなくなるので、また後日語るとする。

「302号室」やってくれたー!ほぼ布袋のポイズンね。
「僕たちの戦争」もめっちゃ好きなんだけど、やっぱり欅坂時代の曲やった時の反応が以前までの櫻坂と違ったように感じた。
単純にそんなに「わー!!」となってないというか。
新しい、そしてあるべき方向にグループが進んでいる気がしてとても嬉しい気持ちと、なんとなく寂しいような気持ちとが合まみえる状態でした。

「僕たちの La vie en rose」を披露して終幕へ。

土生ちゃんからメンバーへのサプライズ花とメッセージ。
もっと土生語録的なもの期待してたけど、真っ当な責任感のあるコメントがあふれていましたね。めっちゃ頼りになるお姉さんになったんだなぁと思うのと同時に、卒業してもっと色んなところに羽ばたいて活躍して欲しいと純粋に思った。

土生ちゃん、卒業おめでとう!

最後は「櫻坂の詩」で締め。
花火がバンバン上がっていたが、バクステからは花火のこと三苫の一ミリも見えませんでした。

1日目まとめ

てんこ盛りセトリで大満足。
聴きたい曲は聴けた!そして1日目やってないシングルは明日やるでしょうという安心感。楽曲と表現の幅が広がって、全速力走りだけじゃなく、技もたくさん魅せてくれた櫻坂に拍手でした。

とはいえ、バクステはLED演出が多い櫻坂だとマジで表現されているものの半分以下の享受で終わってしまうので、やはり正面から見たい……。
音も後半は謎ベードラだったので。

今日の一番は「静寂の暴力」
3期生のポテンシャルが往々にして高い。
これを発端として、後日、新参者のライブビューイングに行く事となる。

土生ちゃんのためのアンコール。
ドレスが彼女しか着こなせないだろうデザインで素敵でした。

そして2日目に続く・・・。
(もうちょっと完結にまとめるつもりだった)

もしサポートしてくれたら、僕は草野球の三塁コーチャーでも頑張れます!