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ラストチャレンジ!無一文福岡100kmマラソン(旅最終日)

8月12日!旅15日目!(福岡市→小郡市)

次の日祖母の初盆のため、泣いても笑ってもこの日が旅の最終日。

朝8時についたコンビニの駐車場で寝落ちしていた僕。

気づくと30分ほど寝ていた。ゴールまで約45kmあり、まだ半分程しか進んでいなかった。

足の甲を見ると、腫れ上がっていた。かかずさんから湿布をもらっていたので貼り

この日の夜の20時頃ゴールの小郡駅に到達すべく、30分の睡眠で進んだ。

犬鳴峠を越えると、割りかし平坦な道のりになった。

しかし、横を博多駅行きのバス停が通る。
そして、本来北九州からゴールの小郡までは博多駅を経由しなくてもう少し近い道があったけど、走るって決めて100kmにするために博多駅経由にした。

バスに乗れればなぁとか、何でわざわざ100kmにするために遠回りしたんやろぉとか弱い自分が出てくる。

でも、バスに乗ったりすれば、ここまで無一文でやってきたこと、支えてくれた人達に嘘をつくことになるって思って、必死に弱い自分に打ち勝っていた。

それでも足は尋常じゃなく本当に痛い。もはや全く走れなくなっていた。

昼の配信では心配の声の連続。
でも、やるしか無い。

充電も限られているため、夜の配信に備えていたため、ここら辺の写真はあんまり無い。

そんなこんなで博多駅に着いたのは夕方16時過ぎ。

博多駅で少し休んで、すぐにゴールの小郡駅を目指した。

ここら辺からは知ってる街並みや道になり、その安心感から最後の力を振り絞る。

夜の20時頃になっても、ゴールの小郡駅までは約20kmある。そのため配信時間をずらした。

みんなでゴールの達成の瞬間を味わうため足を進めた。

残り10kmを切ったところで配信をつける。

その配信には続々と人が集まってきた。電車の線路沿いを歩き、あと三駅あまり。

配信をつけながら進んでいると横から

「よっぴー」

と呼ぶ声が。僕の小学や中学からのあだ名で、友達の一真がたまたま横を通りがかった。

福岡からの帰りでいつもと違う道を車走らせていたら、よっぴーらしき人がいて、戻って声をかけたと。僕のこともインスタで見ていたらしい。

一真から、頑張ってと去っていった言葉に力がみなぎった。

最後は力のかぎり走ろうと思って、走った。

走りはじめると本当に衝撃と言うような痛みが襲う。

それでも配信を通して、みんなの頑張れという声。

痛すぎたけど、立ち止まる訳にはいかない。
あと一駅分の距離に差し掛かって続々と集まる応援の声。

痛みに耐え、歯を食いしばり力のかぎりだしつくしす。

そのまま走り続け、見慣れたゴール間近の風景になってくると自然と笑みがこぼれだすのを感じた。

理由は分かる。
僕自身が気持ちを持ってはじめて、みんながそれを応援してくれて多くの人の想いを背負っていたから、

ゴールが近づくと共に、安堵感が出て解放される気持ちになっていたからだ。

痛みがあるのに笑っているという不思議な現象。

ゴールの小郡駅の看板が見えると、そこに一人の男が。

さっきの友達の一真だ。

たまたま見つけて過ぎ去って行った後、帰ったのかと思ったらゴールで待っていた。

ゴールの瞬間はポコチャ内では人はいるにしても、リアルなところでは一人や思っていたから本当に嬉しさがこみあげてくる。

そうして、一真やポコチャで多くの人に見守られながら、15日間に及ぶ旅はゴールを迎えた。

ゴールを迎えた時間は23時を過ぎており、昨日の14時に出発してからの長丁場の100kmマラソン、そして15日間のママチャリ旅は無事に期限の8月12日までに達成出来た。

本当にここに書ききれない程多くの一つ一つ、一人一人のお陰で達成できました。

改めて、本当にありがとうございました!!

みんなで創り上げたこのストーリーは本当にどのドラマや映画にも負けないくらいのものだったと思います。

その体験をみんなで分かち合えたことが僕の宝物です。

本当に人生って、挑戦って、旅って、出会いって面白い!!!!!!

一度きりの人生やりたいようにやったろー!!!

p.s

僕はゴールした瞬間、達成感が出て泣くのかな思ってたけど、本当に安堵感の方が強くて笑っていたと思う。
そして笑いながらも足の痛みが最高潮になり、しばらく一歩も動けなかった。
しばらくして記念に写真を撮って、次の日初盆があるので一真が家まで送ってくれる車中でようやく達成感が出てきはじめて、喜びを噛み締めていた。




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