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今年は2箇所行ってきた!!デジゲー博2023&AKIHABARA GAME SHOWでSTGを堪能【インディーゲームに会いに行こう+】

11月といえば、ゲーム博の季節!

素晴らしきかな屋内イベント。どれだけ外が寒かろうが、中はゲームクリエイターとプレイヤーの熱気に満ちている。今年は換気がされてるのかジトジトした湿気も無く快適でした。


◆『ぽすふりっぷ』

ペーパマリオのようなぺらぺらな少女が3D世界を探索するRPG。戦闘は9×9マスを移動して攻撃するターンベース。試遊時にはストーリーはよく分からなかったが、キャラをグリグリと動かしてフィールドを駆け巡る感触が非常に良かった。一定時間草むらに入ってるとエンカウントするという仕様も面白い(円のゲージで戦闘に入るまでの時間を知らせてくれる)。

◆『Lethal Arms of Justice』

既にSteamにも配信している「リーサルオペレーションシリーズ」の3作目。横シューにRPGの成長と技カスタマイズ要素を足した作品。いつやろうかと悩んでいたけど、ここまで触れたらやらざるを得ないというか、ここが”タイミング”だと思うので今月~来月にはシリーズ1作目からプレイしたい。

◆『闘う受験生 Entrance Exam』

こういう作品に出会えるからイベントって楽しいんスよって感じの、世にも珍しい大学受験をモチーフにした横STG。

社会なので日本列島を飛ばしたり、戦国武将が突進してきたり、新大陸を目指す船が突進してきたり…だいぶハチャメチャ。

試験科目の化身というボス戦メインで、科目をモチーフにしたスペカを飛ばしてくるというクセの強い絵柄で試遊時ついつい笑ってしまった。一発ギャグかと思いきや、スコア(敵に与えたダメージ)ーHP(喰らったダメージ)で得点を競うシステムはなかなか面白い。かなり敵弾幕が厳しいのに対して自機の弾が貧相な鉛筆飛ばしってのが、大学受験の過酷さを顕してるよう。現在ふりーむ!で無料配信中。みんなも受験の過酷さを思い出そう。

◆『マジカルブラスター』

多数の妖精たちを引き連れて戦う横スクロールSTG。道中で救出した妖精さんがいわゆるオプションのように追従してくれて、特殊ショットが列の先頭の妖精固有の攻撃をしてくれるローテーション管理が重要。ゲームスピードがけっこう速いので、妖精のローテ管理とゲージ管理に弾避けと忙しい。妖精の特殊ショットが強力で気持ちが良いけど調子に乗ってるとすぐ当たってしまう。難しいけど、楽しい。

◆『鈴守に徹す』

妖怪のビジュアルに気合が入っている縦スクロールSTG。今風のデフォルメされた妖怪ではなく、百鬼夜行絵巻のようなテイストの敵がわんさか出てくる。破妖刃というボムっぽい斬撃で敵をいなしていくので割と接近していくのが良さげな印象。出撃前に色んな効果を持つお守りで自機をカスタマイズできる点も色々遊べて楽しそうな作品でした。

◆立ち絵が変なポーズの恋愛アドベンチャー

立ち絵が変なら、キャラの言動も可笑しい恋愛アドベンチャー。ストーリーに影響が無い選択肢も脈絡のないものばかりで主人公もだいぶ狂ってる。いま思えば影絵状態のモブ先生の立ち絵もおかしかったな…。これでどう恋愛に発展していくのか、ものすごく気になる作品。展示会ではこういう奇抜なタイプは目を引いて集客につながってるな~という印象。

◆タングステンの復讐劇

別の展示会記事でも紹介した、自機が攻撃している間は敵の攻撃も見えない縦スクロールSTG。魔女の脳内にある世界が舞台で、自機は魔女の人格という世界観もちょっと変わっており、そのストーリーにも惹かれる。今回クオリティアップのための大幅なリリース延期を決定したとのことで、残念ではありますが、いまは首を長~くして完成を待ちたい。

◆レイジングブルーアナイアレーション

プレイヤーの行動が難易度に影響を与える「RGBシステム」というのを搭載した縦スクロールSTG。ボム兼強化攻撃の覚醒カットインがカッコいい。

画像は動画より。


◆REDNEG ALLSTARS SWING-BY EDITION

『ライクドリーマー』の製作者「あうとさいど」さんの過去作リメイクを試遊(上記リンクはリメイク元作品)。氏が公開していた『REDNEG』シリーズのキャラと連続で闘うボスラッシュ形式の縦STG。キャラの絵柄がブラッシュアップされていたほか、UIの変更や対戦前にボスが軽くしゃべったりと意外と変更点は多かった。

◆MACHINA X GHOST(マキナクロスゴースト)

戦車を縦横無尽に操り、敵を屠る全方位ツインスティックSTG。フロアの雑魚敵を全て倒すとボス部屋が開放される。攻撃していない間は自機にバリアが張られてあらゆる攻撃が無効になる思い切った仕様。そのぶん雑魚敵でも攻撃は苛烈だけど、攻防の駆け引きがハッキリしていて白熱した。


◆精霊機エレクファルター

Rolling Gunner』を手掛けたサークルの新作。今回は縦スクロールSTG。縦スクロールでありながら画面幅は一般的なモニターの横幅いっぱいまで描画している(カラドリウスとかそういう感じ)。重ねがけできるパワーアップシステムとボムでガンガン攻めていくタイプで爽快感がある。

(動画は去年のものを引用。写真撮るヒマ無くて…ごめんなさい)

◆BLOODMONGERろ

去年からキャラが増えた!可愛いドット絵ながら難易度はあんまり可愛くない硬派めな縦スクロールSTG。敵を倒して地面についた血を取得することで自機を強化していくシステム。

◆『カニノケンカ・ニ』

話題作だしきっとプレイするの難しいだろうなぁと思ってたけど、奇跡的に空いたタイミングで通りがかったのでプレイできた。嬉しい。

プレイしたのはキャリア(育成)モードと拠点防衛モード。しょうじき何が何だか分からないまま剣をぶん回していつの間にか敵を倒していたようなプレイだった。剣の振り方の挙動がとにかく独特で、操作に悪戦苦闘しながらワイワイやる感じがすごく良い。そういえばカニの操作に夢中でヒトの操作に触れてない…。

◆『∀stralbringer』

割とこのゲームのためにゲーム博に行ったと言っても過言ではないエンドレスシラフの新作アクションSTG。12月のコミケに製品版が出るそうなので、その前にデモ版を試遊&購入。戦闘中に会話ログが出るようになって賑やかかつ世界観の補強がされるようになって格段に進化している…!コミケまでにはなんとか全ステージクリアしておきたい。

→にキャラの会話が同時進行で展開される。プレイ中は見る余裕は無さそうだけど、録画で見直せばなんとか。
前のVerでは同時にレーザー二本撃ってた中型機が1本ずつの交互撃ちにナーフされてた。
油断してると次の展開で被弾しまくるけど。

同日のアキバでは「AKIHABARA GAME SHOW」が開催されており、主に『ラジルギ2』をプレイしたくて行ってきました。

◇ラジルギ2

初心者向けとのことだったので「古地老(こじろう)」を選択。STGらしいショットをメインにした戦闘スタイルで無難だけど扱いやすい。「ムラサメ」がラジルギらしい独特なシステムを持っておりツインスティック前提らしいのが印象だった。システムを理解するためにもそっちをやればよかった。
3月に延期になったのが惜しい…。早くプレイしたい!

◇鋼鉄帝国 STEEL EMPIRE

メガドライブで発売されていた横スクロールSTG。移植はGBAやアドバンスなど携帯機が多かった印象で今度はswitchにて蘇る。といっても自分は未プレイで、ドット絵で描かれるスチームパンクな世界観が良いな~と動画でながれているのを見るくらいだった。システムはオーソドックな横スクロールSTGって印象だけど、当時からライフ制だったのは珍しかったんじゃないかな?しかし2面の高速スクロールによる地形ハメはいいのかこれ…。

◇マクロス -Shooting Insight-

ゲームシステム部分の情報が全然出ない作品だったけど、ようやく見れた。場面によって縦スクロール、横スクロール、3Dと展開していくのがウリ…らしいのだけど縦から横に切り替わってすぐやられたので全て体験はできず。
マクロス原作はほぼ見ておらず、ほとんどスパロボ知識なので、細かい原作再現は分からないが、ストーリーは完全オリジナルっぽいのでそのあたりは大丈夫なのかな…?紹介動画でもわかるように、基本会話はキャラ絵一枚で動きが無いのでそこらへん低予算感あった(ボイス、楽曲は会場では聴き取りにくかったので評価不可能)。
ゲーム部分はショットに加えてRスティックでレーダーサイトを動かしてロックオンした敵にミサイルを飛ばすスタイルで、ボムのようなシステムは無かった(ハズ)。代わりにローリングで弾避けする。

試遊段階での話ではあるけど、なんというか…ゲーム博で遊んだSTGにはどれも敵弾や敵の配置に「この弾幕キレイでしょ!面白いでしょ!じゃあ、死んでくれる?」といった作者の癖«クセ/ヘキ»が垣間見える(そしてそれを感じるのが楽しい)のだけど、この作品からそういう”思想”が感じられなかった。それなりに難しくはあるのは確かだけど。
スクロールの変化による演出にも原作の白熱するバルキリーのドッグファイトが演出されてる感じでは無いのも、まぁ、予算の都合だったりするのかな…?といった感触。

◇東京サイコデミック

掘り出しものと言うべきか。予想外に面白そうな作品に出会った。
防犯カメラやプロファイルなどの情報を元に調査し、未解決事件の真相を暴く”科学捜査シミュレーション”。
選択肢を選んでいくのではなく、防犯カメラを何度も繰り返し巻き戻して事件に関係のありそうなものを見つけ出してそれを別の仲間に共有し、確信が持てればエビデンスボードに情報を張り付けていく。正解ならば事件は解決してストーリーが展開していくそうだ。(試遊では基本的な説明と防犯カメラの操作で終わってしまったが)

これがエビデンスボード。海外サスペンス映画とか刑事モノで見た事あるやつ!

ゲームの説明をしてくれた係りの人曰く、事件解決の難易度は難しめとのこと。たぶん自力ではクリア出来ないだろうけど、雰囲気はものすごく好き。



終わりに。

気になっていた他ブースはたくさんあれど、なかなかいいタイミングで試遊できず、うしろから試遊を眺めるのもしばしば。それでもただ眺めてるだけでも楽しい。インディー(同人)ゲームならではのノリのゲームもあってそこがまた魅力。アキバゲームショウはほかにもドリルツインテお嬢様のゲーム触りたかったなぁ…。あと整理券配布が終わってたのでプレイは出来なかったけど『へべれけ2』は画面を見てる限りでは出来が良さそうで面白そうだった。こっちも遊びたいなぁ。
一日中歩いて疲れたけど、いい刺激になりました。また来年(あるよね?)も行きたいですね。来年はもう少し暖かいと助かります、令和さん…!

戦利品のパンフやグッズの一部。
ライクドリーマーのクリアファイルがお気に入り。

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