少し時間が空いてしまいました。

10月ですね。

でも、毎日暑い…暑いのが苦手な私は、早く冬になって欲しいと思うのです。

GLAYの冬の代表曲といえば…この曲を挙げる人が多いのではないでしょうか？

「Winter,again」

冬の代表曲と言う前に、GLAYの代表曲でもありますよね！

1999年に発売され、年間オリコンチャートでも第2位を獲得していて、
165万枚売れたシングルだそうです。

北海道・函館で生まれたバンドだからこその冬の歌。

私もすごく大好きです。

私も実は雪国の出身で、

当時は冬になると、ものすごい量の積雪があり、

登校前の朝の雪かきが日課になっていました。（そうしないと家から出れない）

そして1年のうちで、1番好きな日があって。

それが「雪が積もった日」

前の晩、眠る前までは、

家の周りも、遠くの山も、広い道も、いつも通り同じ景色だったのが…

目を覚ますと一面真っ白になっているんです。全部。

私はその日がすごく好きで、

ああー！冬がやってきたな！と目でも心でも感じるのです。

「Winter,again」で凄く印象的なのが、イントロ。

TAKUROさんの繊細なギターが響き渡り、

TERUさんの少し寒さを感じさせるような歌、HISASHIさんのディレイ…

ひとつひとつを見ても、冬の要素が随所に込められたようなサウンドです。

雪国の育ちだからでしょうか。

私はこのイントロを聞いた時…もちろん今もなんですが、

夜中の雪景色が浮かぶんですよね。

街灯の下ひらひらと、凍える頬に舞い散る雪

この風景、すごくわかるんです。

冬の夜、誰もが寝静まった街に、

静かに"しんしん"と降り積もっていく雪。

よく、冬の真夜中に、

自分の部屋の窓を開けて、雪が積もっていく様子を見ていたんですよね。

寒いんですけど、本当に雪が積もる音がするような気がして、神秘的で凄く好きでした。

これは雪国で育った人にしかわからないかなーなんて思います。

でもこのイントロは、TAKUROさんが

あの映画タイタニックで有名な「MY HEART WILL GO ON」を意識されたそうですよ（笑）

そう言われてみればそんな風にも聞こえますよね。。

寒いし、大変だし、

雪国では雪が嫌いな人ももちろんいるんですが、

私は雪が好きでした。

それはこの「Winter.again」に出会ったからっていうのもあるかもしれませんね。

そしてこの曲の詞から感じるのは、

「故郷を想う気持ち」なんです。

私は今地元を離れて暮らしていますが、

今の土地には冬でもほとんど雪が降りません。

なので少し寂しいんですよね。寒いだけで（笑）

GLAYも函館を離れ、東京でバンドを続ける中、

故郷のあの景色を思い出して「Winter,again」が生まれたのでしょうか。

きっと忘れたくない景色なんですよね。

雪が降らず、寒さだけがある都会の街って、

なんだか凄く切なさとか冷たさが増して感じられる気がするんです。

だから誰かを恋しく想う気持ちも増すし、故郷の雪景色も思い出す。

「Winter,again」を聴くと、そんな気持ちになります。

でも近年、地元もかなり雪の量が減りました。。（降る時は凄く降るけど…）

もう多分、

朝起きたら銀世界になっているあの瞬間って

味わう機会がないだろうけど、

毎年冬が来る度に「Winter,again」を聞いて、

瞼の裏で、その景色を思い出すのです。

ふふ。

冬の夜中に自分の部屋の窓を開けて、

GLAYのオールナイトニッポンを聞いてたの思い出した（笑）

【今日の1曲】

「Winter,again」

1999.2.3リリース。16枚目のシングル。

MVも凄いですよね。北海道の美瑛町で撮影されたそうです。

TERUさんがカラコンをつけているのが凄く新鮮だなーと当時思いました。

この撮影時の様子やオフショットは、

先日紹介した「HEAVY GAUGE Anthology」のBlu-rayに収録されているんですが、そちらも凄く面白いです。

「Winter,again」のMV、

実はもう1つあるって知ってました？

確かビニールハウスの中で撮影されてるんですよね！

こちらはクリップ集「VIDEO GLAY 4」に収録されています。

もうひとつのverもテイストがガラリと変わって、すごくかっこいいのでおすすめです！