見出し画像

なぜ市販の日焼け止めで肌がかぶれてしまうのか

毎年、紫外線対策の季節が来ると「今年はどこの日焼け止めにしよう」、「今年こそ自分の肌にあった日焼け止めを見つけたいな」と思いませんか?
敏感肌で毎年の日焼け選びに困っている方に向けて、そもそもなぜ一般的な市販の日焼け止めで肌がかぶれてしまうのかを解説していきたいと思います。
最後におすすめの日焼け止めもご紹介します!


この記事を読んでくださっている方の中にはどんな日焼け止めを選んでも肌に刺激を感じる方が多いのではないでしょうか。
刺激になる日焼け止めとそうでない日焼け止め成分の違いを見て、その理由を紐解いていきたいと思います。

どれを選んでも肌に刺激を感じるのはどうして?

どんな日焼け止めを選んでも肌に刺激を感じる理由は、メーカーが違っていても一般的な日焼け止めには肌刺激の原因になる同じような成分が使われていることが多いからです。

日焼け止めが刺激になる原因

特に汎用されている肌の刺激になりやすい成分は、紫外線吸収剤合成乳化剤合成防腐剤などいわゆる「石油系合成成分」です。
メーカーが違っても、敏感肌に良さそうでも、赤ちゃん用でも裏面をチェックすると内容はあまり変わらないことも多いのです。

そのためドラッグストアにある日焼け止めを片っ端から試しているけれど合うものがない!というループにハマりやすいのですね。
敏感肌や化学物質過敏症の人にとって、とても厄介な話です。

そして、全てが刺激になるわけではありませんがこれらの石油系合成成分は
じわじわと皮膚の機能を壊してしまうので、今何もトラブルがない人でも
避けておいた方が良いでしょう。

では、まずは何から気をつければ良いのか、次の章でポイントを説明していきます。

まずは紫外線吸収剤と防腐剤をチェックすることから始めてみる

乳化剤や合成ポリマーは種類が多く難易度が高いので裏面の全成分に以下の紫外線吸収剤と防腐剤が入っていないかチェックすることから始めてみましょう。

【紫外線吸収剤】・・・成分表示の最初の方に記載されていることが多い。
・オキシベンゾン
・オクチノキサート(メイトキシケイヒ酸エチルヘキシル)

ハワイ州やパラオで使用禁止になっている日焼け止め成分です。
深刻なサンゴの白化問題に加えてアメリカの臨床実験では⁡皮膚から浸透した紫外線吸収剤が血中や尿で検出されたり、皮膚癌の懸念があると言われています。

【防腐剤】・・・成分表示の最後の方に表示されていることが多い。
・パラベン
・フェノキシエタノール
パラベンは使用されることが少なくなってきましたが、見落としがちなのがフェノキシエタノール。
無添加やパラベン不使用と書いている商品によく使われています。
パラオではパラベンだけでなく、フェノキシエタノールも使用禁止です。
刺激性はパラベンと変わらないと言われています。

刺激を感じにくい日焼け止めはどんな成分?

では、刺激になりにくい日焼け止め成分とはどんな特徴があるのでしょうか。
刺激になりにくい日焼け止めは、肌の上で化学反応を起こしたり肌の生理機能を壊す心配のない天然成分をメインに構成されていたりします。

天然成分の日焼け止め

また、天然成分がメインの日焼け止めは使用成分が少なく、植物の名前で何から作られているのかイメージしやすいので、ケミカルコスメよりも表示成分の内容がわかりやすいのが特徴です。

天然成分の紫外線散乱剤、防腐剤の成分名
【紫外線散乱剤】
・酸化亜鉛
・酸化チタン
・酸化セリウム

【防腐剤】
・ローズマリー
・グレープフルーツ種子エキス
・ヒノキチオール
他にも抗酸化力や抗菌作用の高い精油やオイルを組み合わせています。

乳化剤はレシチンや石鹸など皮膚を薄くしたり、壊したりしない成分が使われることが多いです。

おすすめの日焼け止め5選

私が実際に成分を考慮して選び、使用感(伸ばしやすい、肌がキシキシしないなど)なども含めて良かったものをご紹介します。

リトルハンズハワイ

リトルハンズハワイ 日焼け止め

サンゴに優しい日焼け止め

サンゴに優しい日焼け止め

クオン イミュナイザー UVセラム

クオン イミュナイザー UVセラム 日焼け止め

アムリターラ オールライトサンスクリーン クリーム

アムリターラ オールライトサンスクリーンクリーム 日焼け止め

パックスナチュロン UVクリーム

パックスナチュロン UVクリーム 日焼け止め

まとめ

なぜ市販の日焼け止めで肌がかぶれてしまうのか、その理由をわかりやすくするために刺激になりやすい日焼け止めとなりにくい日焼け止め、それぞれの成分特徴をご紹介しました。

最初はなんとなくでも良いので表示成分を見る習慣をつけることで、だんだんと敏感肌に使いやすい日焼け止めがわかるようになっていきます。
自分の肌にあった日焼け止めを選べるよになって、どれを選んでも肌がかぶれてしまう!と言うループから抜け出せてもらえたら嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?