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「#みんなでいっしょに自然の電気」キャンペーンに乗っかって、家の電気を再生可能エネルギー100%に変更する手続きしてみた

数カ月前、東京都と神奈川県、横浜市、川崎市、相模原市が共同で再生可能エネルギー電力購入を募る「みんなでいっしょに自然の電気」というキャンペーンをやっていたので、登録して見積もりをとってみました。

共同購入なので、参加者が増えれば増えるほど安くなる仕組みです。

5都県市からのメッセージ
最近、これまでに経験したことのない酷暑や豪雨などの異常気象が世界各地で、日本で、そして東京でも頻繁に発生し、気候変動がもたらす影響が深刻さを増しています。

気候変動への対策、CO2削減のスピードアップが必要です。CO2を減らすためには、オフィスや工場などの事業所、また自動車や交通機関などの交通部門での取組はもちろん、家庭での省エネ対策や自然エネルギーの利用拡大がとても重要です。
でも、「家庭で自然エネルギーを使うと言ってもどうしたらいいかわからない。」また、「自宅に太陽光発電を設置したいけど、うちはマンションだから無理。」という方も多いと思います。

この、「みんなでいっしょに自然の電気」は、太陽光や風力などの「自然の電気」を利用したいと考えるご家庭や個人事業者の方が多く集まることで購買力が高まり、お得な電気代で自然の電気が簡単に利用できるもので、オランダ、ベルギー、イギリスなどで広く行われている手法です。

こうした取組が広がることで、自然エネルギーの利用が日本全国に拡大することを期待しています。地球のため、みんなのため、「みんなでいっしょに自然の電気」始めませんか!

というキャンペーンです。

見積もりの結果、我が家では再エネ100%の電力に換えても、年間で7〜8000円くらい電気代が下げられそう!ということが分かったので、契約変更手続きをしてみました。

ちなみに、電力会社はオークションに参加して落札した会社が見積もりを出してくれるのですが、今回のキャンペーンでは某国民的キャラクターがCMをしている会社さんに決まりました。

今回の検討にあたって、参考程度に私はもう1社別の再エネ電力会社のプランの見積もりもとってみたのですが、そちらは今より電気代は安い月もあるけど高い月の方が多くなりそうだな~という感じでした。やっぱり自治体単位での共同購入でかなりお得になっているのかも。

このキャンペーンに参加すると、再生可能エネルギー比率30%のものと100%のものと2種類の見積もりが出てきます。
単純に電気代の金額だけでいえば再エネ比率30%の方がもっと安くなりそうだったのですが、再エネ比率100%でも今より安いし、また何年かして再エネ比率あげよーと考えるのも面倒なのでこれを機に100%にしました。

契約変更の申し込みをした数日後に、このキャンペーン事務局の方からお電話がかかってきて、これからの流れの説明や、疑問点などはないか?というフォローをいただきました。
今の電力会社との契約変更の手続きなどは、全部新しく契約する先の電力会社がやってくれるそうなので、こちらは連絡を待ってるだけでいいらしい。ラクチン!

家庭におけるCO2排出量は、約半分が電力によるものらしい

さて、そもそもなぜこのキャンペーンに興味をもって参加してみようと思ったかといいますと、私も最近知ったのですが、家庭におけるCO2排出量は、電力によるものが46.7%にものぼるらしいのです。次点がガソリン。

つまり、個人レベルでは、家庭の電力を再生可能エネルギー100%に変えるだけで、後は今まで通り普通の生活をしていてもCO2排出量を半減させる生活にシフトすることができるそうです。

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(こちらの図は以下の記事からお借りしました)

昨年「国連気候アクション・サミット2019」でのグレタさんの怒りの演説をし、逆に同年11月にはトランプ大統領がアメリカのパリ協定離脱を決めるなど、気候変動とその対応について世界的に大きく注目を集めたのは記憶に新しいですが、
それを個人の生活レベルに落とすと、どんなことが対策としてできるのだろう?と考えた時、家庭におけるCO2排出に一番大きな割合を占める電力に着目してみるのは、とっかかりの第一歩として良いのではないでしょうか?

※と、再エネ推しの話を書いてますが、どっかの電力会社の回し者ではありません。笑

東京・神奈川の皆さんに朗報!年内にまた再エネ共同購入のキャンペーンあるらしいです

冒頭で紹介した「みんなでいっしょに自然の電気」キャンペーン、私が参加したのは第2回だったのですが、そのキャンペーンでは4772世帯が登録をしたようです。
ただし、登録しただけでは見積もりが出るだけなので、全世帯が自然エネルギーに契約変更をするわけではないと思いますが、仮に1/3が契約変更するだけでも1500〜1600世帯になるので結構な規模になるなと感じます。

そんなこと言ってもキャンペーンに乗り遅れちゃったよ~と仰る東京都民、神奈川県民の皆さんに朗報!
年内にまた第3回キャンペーンが予定されているらしいので、東京・神奈川にお住まいで気になる方は、次回のキャンペーンで、ぜひ見積もりだけでも取ってみては〜?と思います。

次回キャンペーンに参加されたい方は、こちらのページから仮登録のフォームに飛べますので、仮登録をしておいてもいいかもしれません。

参考までに第2回キャンペーンの流れも貼っておきます(上のキャンペーンページから引用)。おそらく第3回もこんな流れで行くのではないかと。

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手続きはほとんどネット上で完結しますし、変なごり押し営業のような連絡は来ませんでした。
私は見ていないのですが、登録した後にウェビナーでの説明会の案内もありましたので、いろいろご不安な方はウェビナーでの説明を聞いて、見積もりの内容を見てから切り替えの判断をされてもよいかと思います。

【番外編】みんな電力×グラミン日本の取り組みがソーシャルグッドで面白い

ちょっと話がズレるのですが、みんな電力×グラミン日本が面白い取り組みをやってるみたいなので最後にちょっと紹介します。

なんと、「グラミンでんき」に切り替えると、生活困窮者としてグラミン日本からサポートを受けている人は1年間電気が無料!
生活に困窮していない人も、「グラミンでんき」に切り替えるだけでグラミン日本をサポートできるという取り組みです。

《日本初※1!生活困窮者の自立を支援する「グラミンでんき」をみんな電力とグラミン日本が開始
~生活にお困りの方は電気1年無料、電気で応援もできます~》


今回の協働事業では、電気利用者が「グラミンでんき」に切り替えることで、グラミン日本に毎月100 円を寄付できるようになる。FIT 電気+再エネ比率75%の「スタンダードプラン」か再エネ比率100%の「プレミアム100 プラン」から契約プランを選べ、家庭からのCO2 排出量削減にも貢献できる。
さらに、「グラミンでんき」に切り替え、グラミン日本の支援プログラムを受けている生活困窮者は電気料金が1年間無料になる。

http://www.alterna.co.jp/32795 より)

コロナで本当に生活に困窮してしまっている人も増えている中、ギリギリの生活を強いられている人は、これから寒い冬に向かって、電気代が1年無料になるだけで経済的にも心にも余裕が出ると思います。
寒さもストレスも免疫力を下げますからね。

電力会社を切り替えるだけで再生可能エネルギー(CO2削減)+グラミン日本の支援につながるという点も、一石二鳥でいい取り組みだなと思いました。
興味のある方はぜひ調べてみてください。


なんだか完全にただの勘なのですが、個人的に〜2020年と2021年〜は時代が変わる気がしていて、自分自身がこういう次の時代のことを考えた生活基盤のシフトができたのが妙に嬉しくて書いてみました。

いろいろ大きく変化を迫られる状況が続いていますが、どうせなら良い方向にシフトしていけたらいいなーと思います。

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