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【オススメ本】上司の「無理しないでね」は戦力外通告?!〜『フルキャリマネジメント』

今日も暑いですが皆さんいかがお過ごしでしょうか?ほぼ裸に近い格好で過ごす4歳と1歳を傍に、暑さをやり過ごすわたくしです、笑。

さて、興味深い本を読んだのでご紹介したいと思います。こちら!

野村総合研究所のコンサルタント武田さんのご著書。フルキャリって?と思われる方も多いと思うのですが、定義は以下。

フルキャリ= 子育てにも仕事にも意欲的に取り組みたい層

そもそもこれまでは「バリキャリ」↔︎「ゆるキャリ」のいずれかしかないと考えられてきたけれど(orそのどちらかしか選択できないことが多かったけれど)、今は「フルキャリ」という層が多く出てきたとのこと。


私自身、子どもを産むまでは、まぁバリキャリというほどではないにしても仕事でしっかり成果を残したいと思ってやってきた人間(・・・残せてきたかは別です!笑)。そして今はまさに仕事にも子育てにもそれ以外にも、全部人生を楽しみたい!と考えている、ここでいうまさに「フルキャリ」であると感じたため、気になって読んでみました。


▪️フルキャリを手に取るようによく分かっている。


この本のスゴイところは、フルキャリを手に取るように本当に捉えているところ!本自体は、フルキャリそのものに向けてというよりも「フルキャリを部下に持つマネジャーに向けての心得」という位置付けなのですが、著者の武田さんもフルキャリでいらっしゃることもあり、細やかな心理まで含めて、本当にフルキャリをよく捉えている!と感じました。


たとえば3つほどあげると、、

▪️フルキャリにとって「無理しないで」は戦力外通告

結婚や出産による新しい生活が大変だろうから無理しないでね、、と言われることは「仕事は仕事で周囲の期待に応える成果を出したい」と考えている本人にとっては戦力外通告に聞こえてガッカリする。叱られなくなってショックに感じる、なども同様の現象。


▪️母親になったからといって低下しない、仕事への意欲

従来は、子供を産むと仕事への意欲が下がる女性が多いとされてきたが、フルキャリは「出世したい」「組織に貢献する仕事をしたい」「せっかく働くからには社会的意義のある仕事をしたい」などの意欲も強い。


▪️管理職が思うほど業務上の配慮を望んでいない

むしろ、期待してもらうことや、仕事の機会(チャンス)をもらうことのほうが意欲につながる


などなど、他にもいろいろ本当にこの通り!と思う記述があったのですが書き切れないのでやめます。笑。


最後に。

フルキャリ自身がこの本を役立てるという観点からいうと、最大のポイントは「成長への挑戦」こそがワークとライフを両立を可能にする、という点だと思います。

ワーク、ライフ、グロース(成長)の3つがフルキャリを輝かせる。

グロース(成長)を実感できることがワークとライフの2つの両立の原動力になるのがフルキャリ。むしろフルキャリはワークとライフの両立がうまくいくことだけではなく、グロースへの期待があり実感があることこそが重要だと書かれていて、まさに!と思います。


私自身も、これからどこでどんな仕事をするにしても「新しいことにチャレンジできるか?」「結果としてどんどん成長できるか?」と言う点が仕事を選ぶ軸になっていると実感しています。

私と同じようにフルキャリだと言う自覚がある皆さん、またはフルキャリの部下を持つマネージャーの皆さん、ぜひ興味深い本なので一度読んでみてください!根拠となるデータも満載の本。オススメいたします。


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