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波の音が鳴りやまない

映画『くじらびと』


この映画作品を作った、監督の石川梵さんが「鯨人」という本を2011に出版されているそうなのだが、全く知らず。
またもや監督情報やらなにやら、何の前情報も入れず出かけた。

インドネシアのマラレラという名の漁村。そこで行われる鯨漁とそこに関わる村人達の様子を記録した、ドキュメンタリー作品。

映画、導入部の海の映像が美しすぎて雄弁。
映像のシャワーを浴びているような気分になった。

観ながらずーっと考えてたこと

生きるということは常に死と対になってる。
自然とはそういうものなのだろう。
でも、今まで自然が作り上げた生と死の対のバランスが、人間の成長や知能の進化によって崩れていくとしたら。
その崩れたバランスを自分たちはどう修復または進化させていけばいいのだろうか。

映画を見ながら、でもなー、それでもなー、だけどなー、と頭の中でいろんな想いが堂々巡りをしていました。

見終わってからも海に浮いてるような浮遊感もあって、どこからか波の音が聞こえてきてるような感じ。

そういえば、映像から導き出されるいろんなことを、自分の頭で 映画を見ながら 考える余裕があった映画だったなぁ。


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