まるこさん

好きなもの、思いつき、覚え書き、日記

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アイ アム エブリシング

『LITTLE RICHARD : I Am Everything』 なぜ今、彼の映画?と ちょっと不思議だった。 見始めて、、そうか、 クィアか、と。 クィアと言う言葉すらも最近知るようになったが。 昨今、LGBTQを扱うドラマや映画がどんどん制作され、映画賞にもがんがん登場してくる。 女性問題、人種問題、そしてクィアがテーマ、と、どんどん生まれてるのだが、その中でもアメリカで生まれている映画は、そのテーマを見ろ考えろ!と、見る側に圧がかかってるような気すらする時

    • 落下の解剖学

      『落下の解剖学』 監督 ジュスティーヌ・トリエ 出演 ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー おーもーしーろーかったー 見終わった瞬間思った サスペンスかと思いきや これって 『バービー』やんかー と。 『バービー』 『哀れなるものたち』 とか含め ここしばらくの映画でも色々と。。。 世間では 男だ 女だ と何年も言われ続けて来てるけど、女性という存在も、やっとここまで来たのかも、と。 この映画の物語自体は実はとてもざっくりと緩い隙間だらけの話だと思うのだけど

      • 美しい緑と父と娘

        『コットはじまりの夏』 監督 コルム・バレード 出演 キャサリン・クリンチ、キャリー・クロウリー、アンドリュー・ベネット 沢山の人に見てほしい秀作でした。 去年 エンディングを見ながら思わずうわぁと涙したのは『アフターサン』 2024年 エンディングを見ながら思わずうあぁ泣きの作品が1月早々に登場してしまった アイルランドの緑多い田舎の風景を背景に、二つの家族のそれぞれの気持ちが動いて行く様を 少女の成長を軸に エンディングまで とても丁寧に淡々と描かれる(ちょっ

        • ガイ・リッチーみなおしたぞ(偉そうでごめん)

          『コヴェナント/約束の救出』 監督 ガイ・リッチー 出演 ジェイク・ギレンホール、ダール・サリム 前作の『オペレーション・フォーチュン』は楽しい映画だけれど、身内で遊びすぎな感じがしたし、監督持ち込みのバーベキューセット(ザ・ジェントルマンでも登場)も映画の中で使ってたり、コメディとはいえ「引き締めて映画作ること」を途中で諦めた?って私は思ったくらいだった。 で、、、新作はガイ監督が初めて手がけるタイプの戦争が背景のヒューマンドラマ。 『コヴェナント/約束の救出』 さ

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        • Gloomy Afternoon
          29本

        記事

          2023年の映画 我ながら偏ってるなあと

          2023年は映画館で100本くらい見てたので自分の忘備録のために気に入った映画を挙げてみた ただし、ホラーやゾンビものはほぼ見てない(だって怖いやん、、、) そのうえ欧州映画中心の生活なので日本映画は10作くらいしか見てない かなり偏ってるな、と。 2023年は、ポール・メスカルというアイルランドの俳優に出会ったのが私にとってはけっこう大きな事件だった。 アフターサン(この映画の中のポール・メスカルの後ろ姿で見せる様子に魅せられました) アステロイドシティ(何度見てもキ

          2023年の映画 我ながら偏ってるなあと

          マーク・ラファロ

          映画「哀れなるものたち」のことを色々と反芻している。 主役のベラを演じるのエマ・ストーンは、すさまじくびっくりするくらい素晴らしかった。 物語の中に登場する金持ち色男役ダンカンに大好きな俳優マーク・ラファロが生き生きと演じている、 映画の中ではとても大事な視点を観客に持たせる役なのだけど、とても軽やかに演じていて、その存在が映画全体に小技を利かせまくっていて、これまた一層映画を面白くさせている。 この役者、マーク・ラファロは演じる役の幅が本当に広い。 定番のハリウッド

          マーク・ラファロ

          映画館で見るのが好きだな

          今年に入ってから今日(2月1日)までの1か月ほどの間に 気づいたら配信の新作を含めて19作品の映画を見ていることに気づいた 配信3作品、映画館16作品 この19作品、どれもこれも傑作佳作秀作問題作だらけで濃厚な時間を過ごしている感じがする。 配信で見た3作品は(日本では配信だけでしか見れない作品なのだけど)できることなら映画館で見たかったな、体験したい映画だったなと、つくづく思った。 今日は18作品目はアカデミー賞ノミネートもされている 『哀れなるものたち』 なんとも言え

          映画館で見るのが好きだな

          駅弁

          今年に入ってからずっと駅弁が食べたいなあ、と思ってた。 今日は京都で見逃した映画を見に大阪まで見に行く。 出がけに思い立ち(遠回りになるけれど)一旦京都駅まで出て、駅弁を買って北陸から来た大阪着の特急サンダーバードに乗り込んで、電車の中で遅めのランチ。 ほんの30分ほど ちょっと贅沢なひととき。 たまにはこういうのもいいなあ、と。 2024/02/02

          PERFECT DAYS

          映画『PERFECT DAYS』 この映画の主人公 私が持ったイメージは 逃亡者と言われる 自称 桐島聡という人物に近いかも。 逃亡者や犯罪者という意味でなく、過去に過激派で実はギリギリのところでかなり派手にやってた人かなぁ、みたいな、そんなイメージ。 この映画の主人公は休日だけ腕時計をつける。 週に数回だけ彼の人生が少し進むひととき。 うーむ もう一度映画を見たくなった。

          アステロイドシティ

          2023年公開作品+2023年に映画館で見た映画は 多分、、100本??くらいは見てるかなー?? だけど「大映4k映画祭」で見た時代劇5本を除いて、日本映画は8本? 中国1本 韓国2本 インド映画3本 欧米、南米 北欧 あたりの映画ばかり お近くのアジア映画には疎いなあとつくづく ウェス・アンダーソン監督『アステロイドシティ』は映画館で3回見た。 見るたびキュンとする。 2024/01/28

          アステロイドシティ

          かっこいい

          ミーハーなことしか書けません ただただステージを見つめてました カッコいい カッコいい カッコいい ほんまカッコいい MCでも触れてたけど あなたは無理に日本語を使わなくていいです。 その訛りが好きすぎるからその声でそのまま喋ってくれてるだけで幸せです しかし カッコよかったなぁ.... Paul weller at Namba hatch 2024/01/2

          やっぱり好き!アキ・カウリスマキ監督

          2023年日本公開作品を追いかけて 2023−51 『枯れ葉』 監督 アキ・カウリスマキ やっと見れました。 アキ監督のファンで良かった。 いく層にもクレープのように折重なったいろんな世情や人生活や映画や音楽への様々な想い 愛 アキ監督流の All You Need Is Loveって感じかな、と あああ やっぱりアキ・カウリスマキ監督が大好きだ! 2024・01・25

          やっぱり好き!アキ・カウリスマキ監督

          2024年もゆるゆると始動

          今日は夕方に映画。 夜はライブハウス磔磔で開催された、ドラマーの池畑さんの餅つきの会で美味しいおもちを食べて、いろんな顔ぶれに新年の挨拶。 帰りにえべっさんに寄って帰宅。 とても寒いかなと思ったけれど、トコトコ早足で歩いていたらそうでもないかな、と。 2024年もゆるゆると始まっているようです。 2024/01/09

          2024年もゆるゆると始動

          初夢

          昨日、ゴールデングローブ賞関連をYouTubeで追っかける。 キリアン・マーフィーの最優秀主演男優賞受賞シーン、もちろん字幕はないので、何を言ってるのか知りたくて何度か見た。 そんなこんなでテレビつけながら寝落ち。 寝落ちのち、大家族の中の主として日本語をあの声で喋るキリアン・マーフィーが出てきて、ルースターズの曲を鼻歌で(日本語であの声で)歌っていた。 それを聞いて嬉しがるわたしにルースターズってかっこいいよね、と あの声で 言ってくれた。 そんな夢を見た。 なぜキ

          抱きしめたい映画

          2023/01/03 2023-51 『PERFECT DAYS』 監督 ヴィム・ベンダース 出演 役所広司 とてもとても美しく豊かな時間を過ごしました。 この映画についてなにも語りたくない感じです。 語った先から スクリーンの向こう側から受け取ったとても豊かなものが 片っ端からからポロポロこぼれ落ちてしまいそうな気がして。 大事にしたい、抱きしめたいような映画でした。

          抱きしめたい映画

          アメリカという国

          2023/01/03 引き続き2023年公開作品を追いかける 2023-50 『TILL』 人種差別に基づくリンチを連邦法の憎悪犯罪とする法律「エメット・ティル反リンチ法」 1955年にアメリカ南部でリンチされ殺された少年エメット・ティルの名前から命名されている。 この映画はその事件と少年の母親のことを描いている。 「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」を見た時も思ったけれど、作る側の「自分達が生きてるうちに後世の人たちのためにも何があったのか伝えたい」という圧倒

          アメリカという国