【漫画】いじわるキツネとピュアなクマ55「極寒ギャグ地獄」
オーッス!おはようクマ。
おはよう。今日は朝から随分元気だね。
ハハハ。何言ってんだ?いつものことじゃねーか。「元気ないのは厳禁」なんちゃって!ハハッ。
・・・うん。
それに比べて、クマ。お前、目の下にクマができてるぞ。「クマにクマができてる」。なんてな!アハハ!
そうだね。
お前もうトイレ行った?行ってないなら、先に「トイレ行っといれ!」
そう。じゃあ、お言葉に甘えて。
トイレットペーパーまだあったっけ?ちゃんと「紙あるかみ?」
あるある。ちゃんとホルダーについてるよ。
良かった。ちゃんと予備あって。「予備ある今日日ハッピー!」なんちゃって!
う〜ん。
洗面所先に使わせてもらうぞーさん。洗面所独占メン!
ごゆっくりどうぞ。
ごゆっくり〜。待ってる間に、眠気でコックリ〜!俺ビックリ〜。
今日は絶句超だね。キツネ君。
絶好調。コショウ。聞いてるお前は、頭が故障!
(ククク。どうだクマ、思い知ったか。この俺の極寒ギャグ地獄を!どんな空気が読めるやつでも、さすがに寒過ぎるギャグの100連発には、心が耐えられまい。)
(さぁ、このまま奴を俺の寒いギャグでどんどん追い詰めて、氷河の上から極寒の海に叩き落としてやるぞ。)
朝飯一人で食うの寂しい。クマ氏、一緒に食えば楽しい?
そうだ、迷うな、何食うか、君に相談!超簡単、浮かんだ、チョコパン!
口の中で、とろけて、やべー、めちゃめぇー!マジやべー、食ってみな、見たか?皆!
は?何言ってんだ。いきなり?
急に始まる、ジワる、意地悪がROOP!君に繋がる、ラップ、並ぶ、音符!
ストップ、ってできる?それだけは " ブー " 。怒ってる?ほっぺ " ぷー"、?やなタイプ!
俺は正気、本気、活気、上げろキー!勝機、待つ気、いや、今が攻め時!
What a man!ご自慢?お暇?って邪魔!?高慢がロマン、超満員、晩。
かけろBeat、沸かせHeat。暑いSeat!俺をLet's SEE、魂、ほとばし。
2人、ピッタリ、充し、来たし、ソラシ!今夜終わらん、俺らRun、豪華絢爛!
イエーイ!やっぱり俺らは、最高のゴールデンコンビだぜ!
最初、酷いギャグばっかり言ってるように聞こえて、正直心の中でめっちゃ引いてたけど、実はラップの韻を踏む練習をしてたんだね。ごめん、僕がキツネ君の熱いセンスを理解できなくて。
は?ラップの練習なんてしてねーよ。
え?じゃあ、何んで変なギャグとかずっと言ってたの?まさか、本当に最初から、僕を笑わすつもりだったとか。
・・・。
ちぇっ!バレちまったんなら仕方ねぇ。そうだよ、お前とラップバトルがしたくて、つい口から言葉がついて出ちまったんだよ。
やっぱり?挑戦ならいつでも受けて立つよ。ミスター・キッツネン!ヘイ、来なよ!What's up man!
良いぜ。望むところだ。俺のシナリオ、距離を、借りて、ご利用!
(クソ。ここまで完全にクマにディスられた後じゃ、最初から寒いギャグを言おうとしてたなんて、口が避けても言えない。チクショー!)
Make some noise!ヒャッハー!
おしまい。