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生産者に仕立て上げるマシーン

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昨日の夕飯の残りだけではちょっと足りなそうだった。あと一品を考えて、スーパーで冷凍食品の皮付きポテトを買う。360gで250円ほど。ちなみに今のマックのLサイズが170gぐらいらしい。
最近ファストフードのポテトが無性に食べたい⇒しかし我慢という己の攻防を繰り返していたけど、こらえ切れず、冷凍食品で折り合いをつける。
フライパンに油を敷いて、袋の中の3分の1くらいのポテトを5~6分焼いて、塩とうま味調味料、スパイスを振りかけて食べる。おいしい。
ファストフードというよりはファミレスの満足感があった。


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朝の番組「ラヴィット!」で出演者、そしてスタッフも仮装して、ハロウィンパーティ回だった。ふだんからおちゃらけているけど、さらにおバカ度が増して最高だった。仮装した大人数がカラオケ大会に興じている姿を、朝からテレビで眺めていると、なんともいえない空っぽな気持ちになった。よくいえば何も考えず楽しめていて、悪く言えば何を見せられているんだという冷めた虚無。

土曜朝にやってる「夜明けのラヴィット」はいいとも増刊号の気持ちをフラッシュバックさせてくれる。


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日記帳を使い終わり、新しいもの変える。
ほぼ日手帳dayfreeのA5サイズを使っていて、2023年は今回3冊目になる。
一日の文量が定まらない身として、区切りのないdayfreeは便利だ。かといって、無地のノートだと全く書かなくなるので不思議なものだ。数年前に別のノートで試したら、書かなくなってその年は俺にとって「空白の一年」になった。おそろしい事件だった。
さらに今回気づいたのが、dayfreeだと年もまたげる。巻頭のカレンダーは2024年3月まであるので、1冊5カ月ペースだと、この3冊目は2023年11月~2024年3月までギリギリ、カレンダーまで使える。
しかし魔が差して、2022年のdayfreeをメルカリで格安で仕入れてしまった。カレンダーは2023年1冊目から拝借すればよし。


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いちばんすきな花 第4話をリアタイ視聴する。
疲れてぎくしゃくしている精神状態で、ぎくしゃくした回をみてしまって、さらにおれもぎくしゃくしてう~んとなる。登場人物の察しのよさにおそろしさを感じる。


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夏日なのに部屋で片付けを進める。


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あったかい昼をひっさげて、公園でレジャーシートを広げて、テイクアウトしたハンバーガーを食べる。芝生の上に横臥して、頭上の木々から漏れ出す光をながめる。背中はごつごつした岩がごりごり指圧してきてるってのに、ありがとうと感謝してしまうほどに、幸福度が高い時間だった。


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午前中、パン焼き器でピザ生地を仕込み、オーブントースターでピザを作る。通常パン1斤分の強力粉で、ピザ25cmが2枚分生成できた。マルゲリータとバジルの2種類試してみる。海外の人が寿司を作るように、訝しげに材料を載せて焼いた。
うちのオーブンは200℃までしか温度を上げられないので、本当にピザなんでできるのか、と少し不安だったが、25分後仕上がる。
すごくふっくらした生地、カリカリになった薄切りオニオン、控えめなソーセージがやさしくおいしい。ピザというよりピザパンだった。
バジルは生地のなかに練りこまれたように溶け込んで、生地の食べ応えがすさまじかった。
食パンにフランスパン、ケーキにピザパンなど購入するのが常識だと思ってたフードを、「作る」行程に引き込み、誕生の瞬間に立ち会わせる。パン焼き器はわたしを生産者に仕立て上げるマシーンだ。

しあわせの丸み

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