見出し画像

ワイのお茶の入れ方

お茶屋さんで働いていることからここで一つ。お茶の淹れ方をお教えいたします。

正直な話、お店によって地域によって淹れ方がちょこちょこ異なりますので、気軽に「あ、こいつはこんな感じなのか」とそういう風に見ていただけたらなと。

そんで、接客してみて思ったんですけど、皆さん硬く考え過ぎ(笑)

もっとカジュアルに気軽にお茶を楽しんで欲しいなと思ってます。

そんじゃ始めます。これはワイが一人で「煎茶」を飲むときの場合です。

用意してもらう物

●湯のみ2つor3つ(2つで構いません。お持ちの方は1つの湯のみと湯冷ましを。)、●急須1つ(オススメは違う記事に書きます)、●煎茶(100g¥1000以上がオススメ。違う記事にまた詳しく書きます。)、●大匙or小匙(ティースプーンでも可)

お茶は1回目、2回目と数えずに1煎目、2煎目と数えます。

ワイは大体3煎目まで楽しんでます。

1.沸騰したお湯を使う1つの湯のみに飲む分入れます(柄杓一杯が大体80ccです)。お寿司屋さんで出てきそうなごっついのよりも人差し指と親指で持てる程度の内側が白い湯のみがおすすめです。ワイは家で100均の白い湯のみを使っています(笑)

お湯は容器から容器に移りますと丁度10度くらい温度が下がります。それを目安に最初は60度まで下げます。湯のみの底を持ってギリギリ持てるなぁくらいの感覚がワイの肌感覚です。

2.お茶っ葉は大体大匙に隙間が余るくらいで一杯分急須に入れます。

ワイのオススメは6gを目安に入れてます。

3.先ほどの60度のお湯を急須に入れます。

4.約30秒ほど待ちます。

この時瞑想がてら目を瞑ってゆっくり呼吸しながら30秒心の中で数えてます。

5.約1秒づつ湯のみに注ぎます。

途切れずそのまま入れ続けても構いませんがドバッと淹れないことをオススメします。ちょっとした我慢が美味しくなるコツです。

6.水色(注がれたお茶の色)を見て、香りを楽しみ、お茶を飲みます。

この時、初めての茶葉であるなら急須の中の香りを楽しんでみてください。

7.同じように2煎目を今度は70度で楽しみます。

お菓子と一緒に楽しむのであれは2煎目と一緒に楽しんでください。

8.同じように3煎目は熱湯で楽しんでみて下さい。

以上となります。

お茶の甘みや旨みの成分は水に溶けやすくなっています。また、苦味や渋みの成分である成分は主にカテキンとカフェインとなっております。この苦味や渋みの成分は高温の水に溶けやすくなっております。

だから、1煎目は温度を控えて甘みと旨み、香りだけを楽しんで貰い、二煎目に温度を上げて苦味と渋みを出してお菓子と一緒に楽しんで貰い、三煎目以降は大体成分が出切っていますのでさっぱりとしたあったかいお茶で締めくくるという感じで楽しんでいます。

どうでしょう。これをたまにでも繰り返しお茶を淹れていると微妙にお茶の味が違うことに気づいたりします。

自分とお茶だけの時間の中に気づきを得ることができるとマインドフルネスの効果とお茶のおかげで心のケアにも繋がってきます。栄養も高いですし嫌味なく目も覚めます。これほどの心地のいい飲み物があるでしょうか。

世界で一番の飲まれている飲み物「お茶」。

緑茶に限らず「お茶」は深いです。それと同時に私たちのそばにいてくれている存在。

これからもお茶を楽しく飲みましょう。

茶オ。