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Duolingoで学ぶ韓国語

とうとう後へは引きさがれなくなった。語学学習アプリ「Duolingo」に課金(しかも年間プラン)してしまったのだ。

この春、いくつかのアプリやテキストを試した末にDuolingoを使って韓国語の学習をはじめた。そのときは無料プランで3カ月ほど、つまり100日以上続いた。

Duolingoのよいところは、1日15分ほどゲーム感覚で勉強ができるという手軽さ、敷居の低さにある。「継続は力なり」という諺がホントなら、この敷居の低さは語学を習得するうえでは大きなメリットになりうる。

じっさい、3カ月継続した結果なんとなく耳に韓国語の文章がすっと入ってきたり、ごくかんたんな文章なら見て意味がわかるようにもなった。

まったく知識ゼロだったことを思えば、韓国語の歌を聴いてときどき意味がわかるだけでもじゅうぶん感激的な出来事といえる。その意味で、Duolingoにはそれなりの効果を実感してもいる。

そのいっぽうで、3カ月続けたからこそ不都合に感じられることも出てきた。

まず、これは仕方のないことだが、レベルが上がるにつれ誤回答が多くなり、それにともなって先に進めなくなってしまうことだ。

Duolingoの無料プランでは、間違えるたびに「XP」と呼ばれるスタミナが減ってしまうためしばしば勉強を続けたくても続けられないということが起こる。

XPは広告を視聴することでも回復可能だが、十分に回復するまでにはかなりの時間を費やさなければならない。要は、勉強したければ「XP」を購入しろという話だろう。

さらに、ゲーム感覚ゆえのデメリットもある。

ゲームの攻略とおなじで、先のステージに進むことばかりに熱中してしまい、苦手なところで立ち止まって復習したり、しっかり頭に入るよう単語や例文を書き写したりするという語学習得の基礎をないがしろにしてしまうことである。これではいくら先に進んだところで身についたとは言えない。

ちゃんと学ぶ気があるならば、そうだここはひとつ有料プランに課金するしかない。

XPが無限の有料プランならいくら間違えてもかまわないし、XP不足で学びたいという気勢をそがれることもない。

これだけで韓国語がペラペラになるとは到底思わないが、ちゃんと継続するなら一ヶ月800円強はけっして高いとはいえない。まあ、それ以前に継続できるかが最大の問題なのだが。

ちなみに、僕には日本語を流ちょうに操る韓国の友人がいる。つまり、僕がわざわざ眉間に皺寄せ韓国語を勉強する必要性はみじんもないのである。

では、なぜ有料プランに課金までして韓国語を学ぶかといえば、K-POPを聴くようになって2年あまり、最新の情報を手に入れようと思えばどうしたってハングル文字の読み書きが必要になってくるからである。そして、韓国語を知れば知るほど“推し”の存在の解像度は増してゆく。

とりあえずは、一年間でそれを体感できるくらいまで自分のものにしたい。密かな野望である。

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