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読書効率を劇的に上げる超実践的tips

そもそもなぜ読書効率を劇的に上げる必要があるか

読書はとてもよいものです。仕事に使える実用的な本が多く、仕事に活かせなくても人生を豊にする本が世の中にはたくさんあります。また、多くのひとは毎日をとても忙しく生きています。読書にかけられる時間は日々の生活の中でもごく一部の時間に限られている方がほとんどでしょう。

忙しい、しかし読むべき良書はたくさんある、そのような状況の中で本を1冊読むために1週間も2週間も時間をかけるのは理想的とは言えません。

忙しい中で1冊でも多くの本を読み人生を豊にするためには読書効率を上げるためにはどのように本を読めばいいのでしょう。筆者が実際に活用している、読了効率を劇的に上げる超実践的tipsについてご紹介していきます。

読書効率を劇的に上がると具体的にどの程度速く読めるか

新書なら丸一日で7冊くらいは読めるようになります。(目安)

まず大前提、そのとき一番読みたい、興味があると思える本を読むことが重要

「その本を読んで学んだことを今日すぐに仕事で使える」「仕事では使えない完全趣味の本だけど知的好奇心でとにかく読んでみたい」などそのとき一番読みたいと思える本を読むことが読書効率を上げるうえでもっとも重要です。

「人に勧められた本」「ベストセラー本」「業界でよく読まれている本」を読むことも重要ですがそのとき気分が乗らなければ決して読んではいけません。本当に心から読みたいと思える本とそうでない本では読書効率が何倍も変わります。何倍というのは比喩でなく真実です。読むのに必要な時間や時間あたりに得られる付加価値が大きく異なります。自分の心に従い、そのときもっとも読みたいと思える本を読むようにしましょう。

そうすることで読書効率を上げられるだけでなく積読も減り経済的にもメリットを出せます。

電子書籍で読む

「そのときもっとも読みたいと思える本」を読むためにも、電子書籍は欠かせません。紙の本を注文して配達されるの待っては知的好奇心の賞味期限が切れてしまいます。昨日は読みたかった本が今日読みたい本ではない、は日常茶飯事です。私の場合、そのとき読みたい本が読めるだけでなく「スマホやタブレットで読めること」「物理スペースをとらないこと」などの理由により、紙の本は一切買わなくなりました。読みたい本があってもそれが紙の本である場合は読むことを諦める程度に電子書籍で読むことを徹底しています(後日電子書籍化されたときのためにamazonの欲しいものリストには入れておきます。)

電子書籍はiPhoneならKindleアプリが使いやすくおすすめです。ハイライト機能やページ遷移のUX、タブレッドとの同期などが素晴らしく、amazonなので対象作品が多いことも大変魅力的です。この記事ではKindleアプリが利用されている前提でtipsを記載していきます。

欲しいものリスト、サンプルを活用する

「そのときもっとも読みたいと思える本」をいつでもどこでも読めるようにしておくためには、自分が興味を持てるような本がないか日々の生活の中で常にアンテナを貼り、ストックしておく必要があります。そして少しでも読んでみたいと思える本が見つかったならばすべてKindleアプリにサンプルとして追加しておきましょう。サンプルなら数ページ以上、実際の本の中身が読め費用は1円もかかりません。

サンプルを活用することによって「購入したが内容が想定と異なり読まずに終わる本」が劇的に減り、「購入してでも読みたい本」を見つける確率が劇的に飛躍します。

また、「概要だけだと購入までは至らないがちょっと気になる本」に触れる機会が多くなりいままでなら出会わなかった良書に出会う可能性も上がります。

一通りサンプルを追加し終えたら、購入してでも読みたいと思える本にあたるまで1つずつサンプルを開いて読んでいき、見つけたらその場でその本を購入しそのまま読了するまで読みます。

本を読み始めたらその本をそのままで読了する

サンプルを読んで購入したいと思えた本についてはその場で購入し、その場で読了しましょう。前述のとおり知的好奇心の賞味期限はとても短いです。いま読んでおもしろい本が明日も同程度におもしろいと思えている保証はありません。いま読み切らなければもう2度と読むことはない覚悟で一気に読み切りましょう。事実、後日読み直すつもりで読了しなかった本が2度と開かれずに積読された経験が筆者は何回もあります。

どうしてもその場で読了させることが困難な超厚めのハードカバーやシリーズものを読む場合や、生活サイクル的に細切れでしか本を読む時間を作れない場合など一部シチュエーションを除いて、基本的には読み始めたらその場で読了することをおすすめします。

Kindle unlimitedを活用する

1,000円/月程度で利用できるためほぼ確実にもとを取れます。また、サンプルと同様に「概要だけだと購入までは至らないがちょっと気になる本」に触れる機会が多くなりセレンディピティ的な発見が増えます。1,000円の範囲内で読める無料本といっても品揃えはよく、本だけでなく漫画も読めるため必ず利用することをお勧めします。

実用書は読みたい箇所だけ読む

小説は一言一句読んだほうがいいですが、実用書は別です。自分の内面から湧き出る知的好奇心に素直に従い、その本またはページで読みたい箇所だけ読むようにしましょう。一言一句読まなければもったいないという感覚は早期に捨てたほうがよいです。知的好奇心がくすぐられない文章に惰性で貴重な余暇の時間を割くほうがよっぽどもったいないと考えるべきです。

読み飛ばす方法としては2つあります。目次ベースで読み飛ばす箇所を見定める方法と、各ページごとに見定める方法の2つです。私は2つとも活用していますが主に後者を活用することが多いです。目次を見て明らかにいまの自分の興味関心から外れていると判断できるページはそもそも開かず、判断が迷うページについては一応開き、フォトリーディングのようにざざっと一通り目を通すようにしています。

これは蛇足ですが小説でもあまりにも退屈だと感じしてまうページは読み飛ばしたほうがいいです。筆者は山崎豊子ファンなのですが不毛地帯のシベリアのシーンは読み飛ばしてしまいました。

「自分の内面から湧き出る知的好奇心に素直に従う」ことが重要です。

本を速く大量に読むために必要なのは、本を大量に読むこと

本は読めば読むほど本を読む速度は向上します。文章を読む能力自体も向上しますし、いま自分が読むべき本、読むべき箇所を見極める能力も向上します。特に「読むべき箇所を見極める能力」は重要です。ページを開いた際に初見で「そのページに自分が興味関心を持つ内容が含まれているか」「どの文章が気になってどの文章は気にならないか」が判断できるようになっていきます。

逆説的ですが、本をたくさん読めば読むほど、本をより速く大量に読む能力が向上します。

超おもしろい本の見つけ方

自分が尊敬する人が面白い人が推奨する本を読む

自分が尊敬する人やおもしろいと思う人は自分と考え方が似ていることが多くそのような人が勧めている本は自分にとってもおもしろいことが多いです。

おもしろいと思った著者を深掘る

とても面白いと思った本があればその著者の他の本も読んでみましょう。その一冊だけがおもしろく他の本はつまらないと思うことは稀です。著者で検索しその著者の他の本を読んでみましょう。

触れ幅を大きくする

本を読んでいると必ずどこかで飽きがきます。これは人間の性質上仕方がないことなのですが本のジャンルの触れ幅を大きくすることである程度は対処できます。例えば小難しい仕事に関連する実用書を数冊読み本に飽きてしまった場合は、まったく仕事と関係ないサブカルの本を読んでみるなどです。振れ幅が大きければ大きいほど知的好奇心がくすぐられ飽きを抑えることができます。

また、大きくジャンルが異なるといっても意外な共通点があるものです。そのような共通点を見つけられるのも振れ幅を大きくして読むことの醍醐味です。

セールや無料本を漁る

Kindleだと頻繁にセールをやってますしunlimitedの書籍も入れ替わりがおきています。本を読みたい気分だけどなかなか見つからない時はセールや無料本から漁ってみることをお勧めします。セールやunlimitedの括りで探すため、普段の検索では見つからないような良書を見つけることも少なくありません。もちろん、無料もしくは安いため経済的でもあります。

ベストセラー本を読む

ベストセラー本ばかりを読むのは薄っぺらい人間になってしまうようで個人的には好みではないですが、そうはいっても売れてるだけあって当たりが多いのは事実です。とりあえず話題になった本はすべてサンプルを追加しておいたほうがよいでしょう。また、当たりが多いのはもちろん、多くの人が読んでいるためコミュニケーションツールとしても使え、そのような意味でも読んでおいて損はありません。

リアル本屋に行く

amazonもレコメンド機能が充実しておりおもしろい本を見つけやすくなっていますが、どうしてもフィルターバブルがかかってしまっておりそこから外れた本が見つけづらくなっています。リアル本屋にいくとフィルターが一切かかっていないため、amazonであれば見つからなかったようなおもしろそうな本がたくさん見つかります。

まとめ

いろいろ書きましたがまとめると「いま一番読みたいと思える本を読む」「いつでも本に没頭できるように環境を整え読みたい本のストックを作っておく」がtipsです。どうかよい読書ライフを。

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