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抗えず

あー、抗えんかった。

爆発してしまった。

決して昨日の「カチン!」を引きずっていた訳ではない。

作業を手伝っていたが、私がうまく手伝えなかったのだろう。

なんだかネチネチ言っているとは思っていた。

そして。

素人より素人かっ!

相手は自分の怒りを、そのまま暴言で私にぶつけてきた。

私がそう感じた。

いゃ、そんな冷静に考えてはいない。

一瞬だった。

じゃ、1人でやれよっ!!!

私の口から、暴言が出ていた。

でも物は投げなかった。

たぶん我慢した。

さらに、そこにいることすら腹立たしく、その場を去って冷静になろうとした。

昨日からコップにたまっていた怒り、というか自分の中の何か許せない気持ちが、勝手に溢れ出した。

会社の中で、その人にキレるなんてことをする人はいない。

偉い人とかそういう意味ではなく、たぶんみんな怖い存在なのだ。

仕事も分かっているし、できる人だから。

でも、機嫌が悪い時に、相手の気持ちを考えずに、いつも自分の苛立ちを、暴言としてぶつけるのだ。

特定の人に。

裏と表の顔がある。

正直なところ、私はいつも腹が立っていたのだ。

きっとそうなのだ。

アレルギー反応のように、突然の暴言は、私の口から飛び出したのだろう。

明日から会社にいられなくなるだろうか。

まぁ、元々私はキレやすいタイプだから、気をつけてはいた。

これは仕方のないこと。

いつかは出てしまったことだろう。

以前なら、あーやってしまったと落ち込んだけれど。

でも今は、若干スッキリしていたり。

ただ、冷静になれずに、勝手に飛び出した暴言は、反省しなければならない。

できれば言わずに済ませたかった。

昨日もいろいろ気にして、寝不足だったからかな。

まぁ、言い訳だ。

また明日の風に任せることにする。

自分の弱点や、点火スイッチを、しっかり把握しておかねばと、反省中であります。





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