村松 宏明 / 写真家

都内某スタジオのスタジオマンとして勤務後、写真を撮りながら5年間世界を放浪。現在長野で…

村松 宏明 / 写真家

都内某スタジオのスタジオマンとして勤務後、写真を撮りながら5年間世界を放浪。現在長野で二児の子育てをしながら売り込みと執筆中。 instagram https://www.instagram.com/hiroakimuramatsu_ph/

マガジン

  • オーストラリア ワーキングホリデー日記

    2012年1月。所持金10万円を握りしめて訪れたオーストラリアでのワーキングホリデー日記。出国時には100万円以上を貯めた苦労と笑いとのんびりした日々。

  • World Music & Rave Report

    世界の音楽と海外の野外フェス、Raveのリポート

  • 【海外写真放浪記】

    2011年から2016年に世界を放浪し写真を撮りためた記録。

  • 旅のあれこれ

    海外を旅する上での感想やお役立ち情報まとめ。

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自己紹介

初めまして。長野県で会社員兼フォトグラファーとして活動している村松と申します。 僕は2011年から2016年の5年に渡り海外をメインにポートレートと風景、カルチャーを写真に納めると共に、旅の資金をオーストラリア、ニュージーランド、カナダでワーキングホリデーにて稼いでいました。 Noteでは撮りためた写真を軸に旅の話と感じた事、その土地独特の風習や文化、ワーキングホリデーでの実践的な稼ぎ方、カメラ機材の選び方などを記載して行こうと思います。 写真歴 僕が写真を撮り始めた

    • 稼ぐためだけに行くオーストラリアワーキングホリデー2

      パースで放浪旅行とは全く違うシステムに面をくらいグロッキーになった僕は、早々にメルボルンへと移動して来ていた。 オーストラリアのワーキングホリデーでは、働く前にいくつかのやらなければならない事務処理がある。メルボルンに着くと早速その手続きにかかるのだが。。。 メルボルン今まで国際線に乗って来たので、ジェットスターの国内線での移動は簡単に感じた。手荷物チェックや入国出国審査が無いだけでこんなにもストレスレスなのか。 空港から市内へはバスでの移動となる。赤い二台のバスが連結

      • 稼ぐためだけに行くオーストラリアワーキングホリデー1

        日本を出て半年以上旅を続け10万円を握りしめてオーストラリアのパースへ到着したのが2012年の1月20日 長期旅行者の間でワーキングホリデーを使ってお金を稼ぐのが主流になりつつあった当時の記録と、稼ぎ方、仕事の見つけ方、車の買い方売り方まで色々とあった僕のオーストラリアを淡々と書いていこうと思う。 これまでの旅は下記のリンクよりお願いします。 ワーキングホリデーとは? 先ずはワーキングホリデーという制度について軽く説明させて頂くと、入国日より1年間就労できるビザの事。

        • The EXPERIENCE 2011 Kho Tao Thailand

          2011年の年末から2012年の年始にかけてタイのタオ島で行われた年越しRAVE『EXPERIENCE』のレポート。ASIAのRAVEシーンで欠かせないのがこのエリア。この回から定番化した様なので記事で気に入った方は是非。 この記事中の写真はフィルムカメラで撮影しています。 KHAOSAN Rd年末年始を海外の何処で過ごすのか?と言う議題は長期旅行者にとっては割と問題になる。 なにせ年末近くの移動代、宿泊費は跳ね上がり、尚且つ人気の観光スポットは満車満室のオンパレードだか

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        記事

          絡み合った文化 マレーシア

          タイのタオ島で年越しを楽しんだ後、KLからオーストラリアのパースに飛ぶ為に僕はマレーシアへと南下していた。 正直マレーシアについて何も調べもしなかったので、とりあえずバスで向かいやすくベタなペナン島へと向かう事に。 マレーシアは人口約3195万人で本土と飛び地の様に島の一部が領土となっている。 上はタイ、下はシンガポールに挟まれたマレーシアだが、行ってみて一番の見どころは何か?と言われたら、その人種の多さだろう。 マレーシアにはマレー人が住んでいる事は住んでいるのだが

          絡み合った文化 マレーシア

          何もない贅沢 ラオス

          世界写真放浪記 Laos シーパンドン ラオスはタイに比べると田舎の雰囲気が漂うのんびりとした国だ。高床式の家やカオニャオ畑(もち米)が道沿いに見え、日本の江戸時代の様な風景が広がっている。 僕は無類のカオニャオ好きで、ラオスの竹ずつに入ったカオニャオとラープ(ひき肉のサラダ)のセットが特にお気に入り。 ラオスも何度目かの訪問になるが、今回の目的地シーパンドンはバンコクからだと中々行きずらい場所にある。タイ、ラオス、カンボジア三国の国境付近にあり、近くには未だに領土問題

          何もない贅沢 ラオス

          ただいまと言える国タイ

          世界写真放浪記 Thailand バンコク エジプトからタイへはオマーン航空の格安チケット2万円の22時間程度で到着した。もちろんLCCではない為ご飯もしっかりと出て。 僕自身タイは何度も短期旅行(それでも3ヶ月程度)で訪れていて、ガイドブックも何も要らずに、ホテルの予約すら考えず行動できる程慣れた国。 もはや実家の隣町よりもバンコク市内には詳しいはずだ。 乾燥していたエジプトとは対照的に、冷房ガンガンの空港ロビーの自動ドアが開くと全身に纏わりつくような湿気がお出迎え

          ただいまと言える国タイ

          バハレイヤ 白砂漠と黒砂漠

          【海外写真放浪記】Egypt 5 バハレイヤ 西方砂漠 前回スエズ運河で拘束された僕は、そのままカイロに戻ってきていた。 久しぶりのカイロはゴミゴミとしていて、紅海やシナイ山を回ってきた僕にとっては苦痛に近い場所になってしまっていた。 エジプトに来る前から何となくだけど砂漠が漠然とあるイメージでやって来たけど、広大な砂丘と何処までも広がる砂の大地みたいなものはここまで見ることは出来ていなかった。デューンと呼ばれる砂丘は意外と見るのは難しいのかもしれない。 カイロから

          バハレイヤ 白砂漠と黒砂漠

          イードアルアドハーとスエズ運河

          【海外写真放浪記】Egypt 4 スエズ ※ヤギや牛を捌く写真が出ます※ エジプトのシナイ半島には1869年より開通したスエズ運河がある。長さが約193キロメートルで、地中海と紅海を結びアフリカをぐるっと回り込まなくてもヨーロッパからアジアへ抜けられる最短のルートとなっている。 ダハブバス停 ダハブに滞在し、シナイ山の巡礼を終えた僕が次に訪れたのがこのスエズ運河の名前の由来ともなったスエズの町だ。 到着して直ぐに思ったのが中々栄えた町だと言う事だった。 理由は海産

          イードアルアドハーとスエズ運河

          モーゼのシナイ山とダイビングの町 ダハブ

          【海外写真放浪記】Egypt 3 ダハブ 2011年当時、カイロからバスでシナイ半島へ入る際に軍事拠点を2つ超えなければならず、その度にバスは止まり手荷物検査や荷物チェックが行われていた。 シナイ半島はイスラエル、パレスチナに隣接するだけでなくスエズ運河がありエジプトでも重要な土地となっているのだが、下調べが不十分だった僕は後に拘束される事になる。それはまたスエズ編で書こう。 バスは何も無い砂漠地帯を走り、草木が一つも生えない岩山の間を通り抜けてダハブへと向かう。 こ

          モーゼのシナイ山とダイビングの町 ダハブ

          カイロ市内とギザのピラミッド

          【海外写真放浪記】Egypt 2 カイロ カイロ市内エジプトの首都カイロは思っているよりも人口が多く、世界の都市ランクでも20位以内に入る程人が多い。街の中心部にはナイル川も流れている。 有名なハンハリーリのバザー以外にもこうした路面のお土産屋街などがあり、シーシャーと呼ばれる中東の水タバコを吸いながらチャイを飲めるカフェが賑わっていた。 エジプトの料理で印象に残っている物と言えばやっぱりコシャリだろう。写真に納めていないので口で説明するしかないのだが、米とパスタと豆に

          カイロ市内とギザのピラミッド

          アラブの春直後のエジプト カイロ

          【海外写真放浪記】Turkey - Egypt 1 カイロ Turkey ブルガリアからイスタンブールへ戻った僕は、いつもの常宿ツリーオフライフへ戻りアザーンを聞きながら1週間近く旅のルートを考えていた。 以前もお話した通り、アラブの春以降シリアを通りぬけ出来なかったのでヨルダン、イスラエルをどうするか悩んでいたのだ。 ヨルダンと言えば小学生の頃何度も金曜ロードショーで見たインディージョーンズのロケ地で、ペトラ遺跡が有名。ただそれ以外にはあまり見所も無いのがネックだっ

          アラブの春直後のエジプト カイロ

          東欧ブルガリア バンスコ国立公園

          【海外写真放浪記】 Bulgaria イスタンブールへ戻ってきた僕は次の国エジプト行きを迷いながら、とりあえず何の予備知識も無いままブルガリアへと行く事になる。 ブルガリアと言えばヨーグルトだが、実際はブルガリア発祥ではない事位しかこの国について知らなかったのだが、地球の歩き方に小さくトレッキングが出来るスポットが掲載されていて、山に登りたいが為に急遽ブルガリア行きを決断する。 とは言え、イスタンブールからブルガリアまではバスで3−4時間程度なので地方都市を回る感覚で

          東欧ブルガリア バンスコ国立公園

          石灰の天然プール パムッカレ

          【海外写真放浪記】 Turkey 3  パムッカレ カッパドキアよりバスで3時間程度の場所に位置するパムッカレは、カッパドキア同様トルコでも有名な観光地となっている。 その一つがトップ画像にある温泉石灰華段丘で、詳しい事は良く分からないがwiki曰く、石灰岩の大地に水が浸透し、地熱で熱せられたのちに温泉となって湧き出た際に石灰が沈殿して形成されるそう。 日本やベトナムのサパなどで見られる棚田が風景としては一番近い物になると思うが、何と言っても湧き出ているのは温泉なので入

          石灰の天然プール パムッカレ

          奇岩と渓谷 カッパドキア

          【海外写真放浪記】 Turkey 2 カッパドキア トルコのバスは日本とそこまで違いが無い。定時出発だし、バスの席も指定席なので誰かに盗られる事も、乗車率が120パーセントになる様な事もなかった。 ボルポラス海峡を渡り、アジア側のトルコへ入ると一気に農村や荒野といった田舎の風景になって行く。 カッパドキアはアジア側の真ん中辺りに位置していてイスタンブールからバスで確か4時間程度だったと思う。 外国人はもちろん、トルコの方にとっても観光の名所である為、ホテルやキオスクな

          奇岩と渓谷 カッパドキア

          ヨーロッパ・アジア・アフリカの交差点イスタンブール

          【海外写真放浪記】 Turkey 1 イスタンブール 前回インドを出た僕は一度イスタンブールを訪れたのだが、ギリシャの島で行われた夏フェスaurorafestival2011へ参加するために、数日でトルコを離れ、イベント終了後にまたトルコへと戻って来ていた。 イスタンブールは位置的にヨーロッパ、アジア、アフリカの交錯点に位置している為、様々な物が入り混じっていて本当に面白い。 先ずは人種だ。オスマントルコ時代からトルコに根付いている人ももちろん居て丁度アジアとヨーロッパ

          ヨーロッパ・アジア・アフリカの交差点イスタンブール