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クマは何故マスコットとして愛されているのか

こんにちは、ここ最近クマのニュースを毎日のように聞きますよね。

OSO18とかなんかすごい話題になってた記憶です。

駆除は可哀想だという声もある一方、田舎民や酪農家・農業家にとってクマはくそ怖い存在です。

筆者も田舎育ちですが、小学校の目の前の横断歩道をクマが渡っていたりクマが老人を襲うことが日常茶飯事だったので可愛いの対象ではありませんでした。

ちなみに筆者の母校には校庭に出没したクマを、筆者の同級生のばあちゃんが仕留めた伝説の剥製が勲章のように飾られています。

カモシカとかイノシシとかハクビシンもよく見かけたり、道路で死んでたりします。


そんな環境で育った筆者にはずっと謎だったことがあります。

それはどうしてクマはマスコットとして愛されているのかということ。

テディベアやくまのプー、ダッフィーなどもそ
うですし、動物の耳が着いている部屋着とかにも大概クマ耳は絶対ラインナップに入っていますよね。

それらのキャラや雑貨をみな愛し、可愛いと言って購入しています。

余談ですがもしかしたらそういうクマを可愛いの対象として見てきた層が、クマの駆除に反対しているのかもしれません。

ではなぜクマはマスコット的対象として広く受け入れられているのか。

とりあえず一つ一つのキャラクターの誕生秘話を探っていてはキリがないので、上述したテディベアを代表として調べてみました。

こちらの記事を読んだのですが……

ルーズヴェルトのいちばんの趣味は狩猟でした。1902 年の秋、休暇でミシシッピー州の森に熊狩りに出かけたのですが、なかなか獲物を仕留めることができません。 同行したハンターがやっとのことで猟犬に追われ傷ついた子熊を追い詰めます。大統領に最後の1発を撃つように言ったのですが、「瀕死の動物を撃つのは狩猟の精神に反する」と言って撃つことを拒否しました。

翌日、その話を「ワシントン・ポスト」が漫画入りで記事にします。漫画には、撃つことを拒絶する大統領と可愛らしい子熊が描かれていました。

これにヒントを得たニューヨークのおもちゃ屋の主人が毛でふわふわした熊のぬいぐるみをつくり、新聞記事と一緒にショーウィンドーに飾ったところ、たちまち人気となりました。

なるほど小熊だったからまだ可愛かったのかと思うと同時に、ルーズヴェルト大統領の方が可愛いと筆者は感じてしまいました。いや、可愛いというより尊いの方が近いかもしれない。

結局は起源として小熊を可愛いイラストと化した人がいたからこそマスコットとして愛されるようになった訳です。

きっとテディベア以外の全てのクマキャラもこうやって可愛いデフォルメに落とし込む事で、マスコットとして愛されそのキャラが人気のなってそれに便乗してまた新たなクマキャラが生まれて……と、クマキャラ創造ブームが積み重なった結果クマ=可愛いという価値観が根付いたのでしょう。

まあなんにせよ現実のクマはやはりおっかないので駆除に反対するのはやめましょうね。

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