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ファンカデリック ~サイン入りレコードA to Z (Donuts版) 第32回 FUNKADELIC

※無料で全文読める「投げ銭」スタイルのノートです。

2017年12月5日から2020年3月31日まで『ドーナツマガジン』に掲載された『サイン入りレコードA to Z』という連載コラムを加筆修正したものです。

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
今回は、まさかまさかの超大物です。

第32回 FUNKADELIC

(2018年8月14日公開記事を再編)

FUNKADELICですよ! P-Funkですよ! George Clintonですよ!

残念ながら、P-Funk関連のライブは2回しか観たことがありません。
最初に観たのは1994年。六本木にあったジャングルベースというクラブにIce Cubeが出演。その際にBootsy Collinsがゲスト参加していました。

会場に向かう途中、六本木交差点でIce Cube御一行様に遭遇。Bootsy Collinsさんはイメージ通りのギラギラ衣装でした。街中をあの恰好で歩いていたってことです(笑)

今だったらその場でサインをお願いするんですけど、当時はそれほど熱心にサインを蒐集していたわけではなかったので、レコードを持ち歩くという発想がありませんでした。
あの時、BootsyとIce Cubeのレコードを持っていれば・・・。

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BOOTSY'S RUBBER BAND
『Hollywood Squares』 7"


2015年某日
何の気なしにネットでタワーレコードのイベントスケジュールを眺めていると、George Clintonの名前を発見! なんと渋谷店でサイン会が開催されるというのです。
驚いて日時を確認すると、月曜日の13時30分。そんな時間に誰が行けるんだよ! と思いながらスケジュールを確認すると、ラッキーなことにその日は半休を取っていることが判明。首の治療で整骨院に通う日でした。


2015年4月13日
午前中の仕事を終えて退社。
診療時間まで余裕があったので、大急ぎでタワレコへ。対象商品を購入して整理券を確保しました。

そしていよいよイベント開始。タワレコの1階に設置されたイベントスペースには平日の13時30分という時間帯にもかかわらず、立錐の余地もないくらいの観衆が集まっていてびっくり!
(月曜休みの方や、夜勤の方もいらっしゃったと思いますが、おそらく仕事をサボってきた方もたくさんいたのではないかと思われます)

『bmr』の丸屋九兵衛氏とのトーク終了後、一旦バックヤードに下がったGeorge Clintonがタワレコのエプロンを纏って再び登場。待望のサイン会です。

当初は歴史的名盤であり、ジャケットがカッコいい『MAGGOT BRAIN』を第1候補に考えていましたが、黒マジックが映えるジャケットの方が良いと思い断念。銀色のペイントマーカーはリスクが高いので、黒マジックの方が安全です。
George Clintonに直接会ってサインを入れてもらえる機会なんて、おそらくこの日が最初で最後でしょう。失敗するわけにはいきません。
(その辺のことを、Freddie McGregorの回に綴っております)


参考画像として『MAGGOT BRAIN』のLPを掲載しておきます。
このジャケットに黒マジックが適さないことは明白ですね。

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FUNKADELIC
『MAGGOT BRAIN』 LP


ということで、私が選んだレコードは『FREE YOUR MIND... AND YOUR ASS WILL FOLLOW』。こちらも大名盤なので問題ありません。
(『MAGGOT BRAIN』のジャケの方が断然好みであることを除けば)

ふと気がつくと、テーブルに着いたClinton先生の隣には、トークのときにはいなかったコーラス隊の若い女性も2人くらい座っていて、Clinton先生と一緒にサインを書き込んでいました。嫌な予感が・・・。

状況を把握しようと、サイン会の列の前方に並んでいるファンとのやり取りを観察していると、彼女達が関わっていない70年代や80年代の作品のジャケットにも、躊躇うことなくペンを走らせていたのです。なんと罪深い人達なんでしょう!
私が持参した『FREE YOUR MIND... AND YOUR ASS WILL FOLLOW』は1970年にリリースされたアルバムなので、当然ながら彼女達は参加していません。何とかしなければ!

そうこうしている内に私の順番が回ってきました。幸い、Clinton先生が最初にサインを書いてくれたので、急いでレコードを奪い取り、コーラス隊とは笑顔で握手。最悪の事態を免れることができました。

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FUNKADELIC
『FREE YOUR MIND... AND YOUR ASS WILL FOLLOW』 LP

George Clinton
- 2015年4月13日 @Tower Records渋谷店


イベント終了後、整骨院で治療を終えてから六本木へ。
ビルボードライブ東京でGeorge Clinton & PARLIAMENT / FUNKADELICのライブを堪能。P-Funkにどっぷり浸かった一日でした。


もし万が一、またClinton先生に会える機会があれば、次はこの国内盤7インチを持参しようと思います。

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PARLIAMENT
『Give Up The Funk (Tear The Roof Off The Suckers)』 7"




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