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KDJ / ムーディーマン ~サイン入りレコードA to Z (Donuts版) 第37回 KENNY DIXON JR.

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2017年12月5日から2020年3月31日まで『ドーナツマガジン』に掲載された『サイン入りレコードA to Z』という連載コラムを加筆修正したものです。

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
今回は申し訳ない気持ちでいっぱいです。

第37回 KENNY DIXON JR.

(2018年9月18日公開記事を再編)

「Kenny Dixon Jr.? Moodymannでしょ」と、ほとんどの方がそう思ったのではないでしょうか。当然ですよね。本当にすみません。

他にも「K」からはじまるアーティストのサイン入りレコードがあるにはあるんですが、これといったエピソードがないんですよね。
今回はこちらでご容赦ください。ご本人もKDJって書き込んでますので。
(見出し画像をご覧ください)


MoodymannことKenny Dixon Jr.の公演には2回足を運んだことがあります。


2005年7月24日 @Liquidroom

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この日はKenny Dixon Jr.が主催するmahogani musicのショーケイス的なライブでした。同行した各メンバーのソロもあり、Paul RandolphやRoberta Sweedが素晴らしい歌を聴かせてくれたものの、肝心のKenny Dixon Jr.の出番は少なめ。

ライブ終了後もステージに残ってファンと接してくれたPaul Randolph、Pirahnahead、Nikki-O a.k.a. Sky Covingtonにサインをお願いすることができました。

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RANDOLPH
『THIS IS... WHAT IT IS.』 LP


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PIRAHNAHEAD
『Dreams』 12"


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A.M featuring SKY
『Choose To Believe』 12"



2006年4月29日

この日の夜は、西麻布のイエローに出演するKenny Dixon Jr.のDJプレイを聴きに行く予定だったので、『BLACK MAHOGANI』のアナログ盤を携えて出勤。

仕事を終え、渋谷のディスクユニオンへ。
ジャズやレアグルーヴの新入荷コーナーをチェックしてからクラブミュージックのフロアに移動すると、なんとKenny Dixon Jr.がご来店!!! 大ラッキーです。
しかも『BLACK MAHOGANI』のLPが手元にあるのですから。大・大・大ラッキーです。

熱心にレコードを掘っていたので邪魔するわけにはいきません。タイミングを見計らい、会計を済ませて店を出た直後にサインをお願いしました。

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MOODYMANN
『BLACK MAHOGANI』 3LP

Kenny Dixon Jr. a.k.a. Moodymann
2006年4月29日 @ディスクユニオン渋谷クラブミュージックショップ

数多くの素晴らしい作品を発表しているKenny Dixon Jr.のアルバムの中で、最も愛聴しているのがこの『BLACK MAHOGANI』。いわゆる「無人島に持っていきたい10枚のレコード」に入れたいくらい大好きなアルバムです。


憧れのKenny Dixon Jr.に会え、上機嫌でビールをガブ飲みしてからイエローへ。

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ピークタイムにKenny Dixon Jr.がDJブースに登場するやいなや、割れんばかりの大歓声をあびていましたが、実は出番の直前までずーっと物販の奥に座っていたのです。
この日は髪型がトレードマークのアフロではなかったので、ほとんどのファンが彼の存在に気づいていないようでした。
(私が挨拶すると、ユニオンで会ったことを覚えていてくれました)

Kenny Dixon Jr.の登場を今か今かと待ちながら「DJプレイ中も照明を暗くして顔が見えないんだぜ」とか「謎だよなぁ」とか言ってる人達に「今、そこに座ってるよ!」と言いたいところをグッと我慢。
だって、そんなことをしたら1985年5月17日、熊本県立総合体育館のリング上で覆面レスラーのストロング・マシーン1号に対し「お前、平田だろ!」と叫んで正体を明かしてしまった藤波辰巳(当時)みたいじゃないですか。野暮ってもんです。

昭和プロレス史に残る大事件なので、もちろんみなさんご存じのことでしょう。
万が一、知らない方は「藤波 お前平田だろ」で検索してみてください。

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藤波辰巳
『マッチョ・ ドラゴン / ドラゴン体操』 7"

和モノディガー垂涎のドラゴンクラシック(ダブルサイダー)。


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HURRICANES BOMB
『HURRICANES BOMB / CALGARY HURRICANES』 LP

ストロング・マシーン1号からスーパー・ストロング・マシーンに改名後、ヒロ斎藤、高野俊二(現・高野拳磁)と結成したカルガリー・ハリケーンズのLP。
各選手のテーマ曲や、俊二の美声を堪能できるマストアイテムです。
解説は日本のメタルゴッドこと伊藤政則 a.k.a. MASA ITOH。



※しつこくKenny Dixon Jr.と記載してきましたが、やはりMoodymannと書いた方がわかりやすかったかも知れませんね。ごめんなさーい。


*     *     *


MIONアップサイクルのサイトに掲載されたこちらの記事で、Moodymannのレコードを紹介しているので、ぜひ!
(2022年2月17日公開)



2020年9月28日に公開されたヂラフマガジンの「誰がなんと言おうと! マイ名盤10選」という企画で『BLACK MAHOGANI』を選出しているので、そちらもよろしくです。
(いわゆる「無人島に持っていきたい10枚のレコード」に選んだってことです!)



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